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第63回大阪資料・古典籍室1小展示
平成16年12月1日(水)〜平成17年1月29日(土)


幕末の大坂を襲った大地震と大津波




−嘉永7年(1854)11月4日、5日の大地震と大津波−


「幕末の大坂を襲った大地震と大津波」展示外観
 今から150年前の嘉永7年(1854)11月4日と5日、未曾有の大地震と大津波が大坂市中を襲いました。東海地震と南海地震が30数時間の時差で起こったと言われています。その被害の悲惨な様子は、直後に刊行された瓦版(刷り物)や、文書・記録などに詳細に書き留められています。

 平成17年1月17日は阪神淡路大震災から10年、最近では平成16年10月に起こり今なお余震が続く新潟県中越地震、近い将来南海、東海地震が予測されている現在ですが、当時の瓦版(刷り物)や文書・記録は、何を後世に語り伝えようとしたのでしょうか。


■ 展示資料   ※【 】内は当館請求記号

1 大地震大津波 摂州大坂・泉州・河内・大和・紀州都合五ヶ国  1枚
   刊 48×36cm *瓦版 【枚216】
「幕末の大坂を襲った大地震と大津波」展示イメージ1

「幕末の大坂を襲った大地震と大津波」展示イメージ2

「幕末の大坂を襲った大地震と大津波」展示イメージ3

「幕末の大坂を襲った大地震と大津波」展示イメージ4
2 泉州堺津波の図  1枚
   刊 25×36cm *瓦版 【枚180】
3 大地震末代噺種  1帖
   刊 16cm *刷り物貼り交ぜ 【328/48】
4 地震津波末代噺の種  1帖
   刊 16cm *刷り物貼り交ぜ 【644/6】
5 大地震大津波末代噺廼種  1帖
   刊 16cm *刷り物貼り交ぜ 【644/8】
6 大地震大津波 摂州大坂・泉州・河内・大和・紀州都合五ヶ国  1綴
   写 *1の瓦版の文言だけを書き写したもの 【644/12】
7 大地震大津波末代噺の種  1冊
   写 *5の絵を除いて、文言だけを書き写したもの 【644/10】
8 奇談雑説嘉永聞観史 下  1冊
   写 21cm *嘉永年間の見聞記 【325.5/50】
9 大地震突浪ニ付極難渋人江米銭施行帳  1冊
   写 *道修町三丁目文書 【328/138】
10 安政元年十一月五日地震津波の際の河内屋新助書上  1冊
   写 *菊屋町文書 【菊269】
11 地震・津波の報状  1通
   田結荘千里より松本氏 11月4日
    *玄武洞文庫「津藩宛田結荘千里書状」のうち 【玄162/5】
12 大地震両川口津浪記  1枚
   刊 安政2(1855)39×51cm 【328/350】

 
■ 主に参考にした資料

・かわら版物語 小野秀雄著 1960 【070/297#】
・大阪の気象100年 1982 【643/949#】
・毎日放送文化双書「大阪の世相」 1973 【032/143#】
・新修大阪市史 第4巻 1990 【216.3/25N】
・安政地震と大津波(大阪春秋82) 小田康徳著 1996 【P21/2N】

・東京大学大学院情報学環・学際情報学府「小野秀雄コレクション」
  http://www.iii.u-tokyo.ac.jp/pblc-achv/digital_archive/ono_collection/