現在、大阪では火曜日の深夜に関西テレビで「図書館戦争」というアニメが放映されています。見ていますか?(東京では終わったようですが・・・)その中に登場する『図書館の自由に関する宣言』ですが、実在しているのは知っていますか?厳密には使われている語句が若干違いますが、1954年(昭和29年)に行われた全国図書館大会と、日本図書館協会という図書館の団体の総会で採択され、1979年(昭和54年)に改訂されたのが次のものです。
「図書館の自由に関する宣言」
日本図書館協会 1954 採択 1979改訂
図書館は、基本的人権のひとつとして知る自由をもつ国民に、資料と施設を提供することをもっとも重要な任務とする。
この任務を果たすため、図書館は次のことを確認し実践する。
第1 図書館は資料収集の自由を有する
第2 図書館は資料提供の自由を有する
第3 図書館は利用者の秘密を守る
第4 図書館はすべての検閲に反対する
図書館の自由が侵されるとき、われわれは団結して、あくまで自由を守る。
詳しい内容は
日本図書館協会のホームページに載っています。
また、
『「図書館の自由に関する宣言1979年改訂」解説』という本もありますので、興味があれば図書館で借りて読んでください。
アニメのように法律になっているわけではありませんが、日本全国の図書館で働いている人たちはこの宣言を参考にして毎日の仕事をしています。とは言っても、図書特殊部隊が日夜図書館を防衛しているわけではありませんけどね。(^_^)
関連でもう一つお知らせ
各ジャンルの第一線で活躍するトップランナーの魅力や人気の裏側に迫る、NHKの番組「トップランナー」に原作者の有川浩さんが出演されるそうです。
そしてその収録が大阪府立中之島図書館(中央図書館ではありません、念のため)で8月10日に行われます。
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日本図書館協会