出張!大阪市立自然史博物館氷河時代展
印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月31日更新
展示「出張!大阪市立自然史博物館 氷河時代展」のお知らせ
長い地球の歴史の中で、気候は大きく変化してきました。1億年前は恐竜全盛の時代でした。なぜなら、地球は現在より暖かく、私たちが住む大阪も全く違う光景が広がっていたようです。また、逆に地球のほとんどの地域が氷で覆われた寒冷な時代もありました。一般に「氷河時代」と呼ばれますが、南極や高緯度地方では、現在も氷河が存在し、地域によっては今も「氷河時代」であることは意外と知られていません。約260万年前から現在も続くこの「氷河時代」は、寒冷な氷期と温暖な間氷期を繰り返していることがわかっています。それでは、どうしてわかるのでしょうか?それは、大阪平野の地下や周辺丘陵地の地層にある化石によって私たちに教えてくれているからです。化石の中には、ゾウや巨大な鹿も含まれ、もともと日本に生息していないこれらの生き物が大陸から渡ってきたこともわかっています。
今回の展示では、「出張!大阪市立自然史博物館 氷河時代展」と題して、気候変動によって自然環境がどのように変化してきたのか、「氷河時代」とはどのようなものだったのか、大阪市立自然史博物館の収蔵品を通してご紹介します。また、当館の関連図書資料リストを作成し、ブックトラックで配架する予定です。
期間:平成28年4月19日(火曜日)~5月8日(日曜日)
場所:大阪府立中央図書館 1階展示コーナー
※「出張!大阪市立自然史博物館 氷河時代展」は、大阪市立自然史博物館が夏休みに実施する「気候変動展」(仮題)の出張版として共催事業として実施するものです。