9月といえば、お月見が多くの人が思い浮かべる定番の行事で、秋の夜空に浮かぶ満月に季節の草花やお団子をお供えし、豊作を感謝する昔ながらの習慣が今も残っています。
ちなみに、旧暦の8月15日に行われる中秋の名月の夜には、各家庭でのお祝いだけでなく、全国各地で観月の宴なども開催され、初秋の風情がしみじみと堪能できる人気の伝統行事となっています。 月といえば萩原朔太郎の
『月に吠える』が有名です。萩原朔太郎は大正時代の詩人で、心の変化を口語によるすぐれた表現力で歌い、現代詩人の祖といわれています。歌の中で、黒猫のしっぽの先を三日月に見立てるところがすばらしい表現力だと感じました。
また、秋の彼岸も忘れてはならない季節の行事で、暑さ寒さも彼岸までといわれるように、残暑もようやく落ち着き日一日と秋の雰囲気が色濃くなり始める時期でもあります。秋の彼岸は祝日になる秋分の日が彼岸の中日に当たり先祖のお墓参りをし、仏壇におはぎをお供えするのが一般的です。
秋といえば俳句の言葉も思い浮かびます。「柿食へば 鐘が鳴るなり 法隆寺」で有名な俳人の正岡子規ら3人を主人公に、彼らの人生を辿りながら物語が進行する
>『坂の上の雲』はおすすめです。タイトルの『坂の上の雲』は坂の上の天に輝く雲を目指して一心に歩むが如き当時の時代的昂揚感を表したものです。維新を経て、新国家に生まれ変わった日本が、欧米列強に学びながら近代国家としての体制を整えてゆく姿を見ることができる希望に満ちた作品です。
結びに、9月は台風シーズンでもあり進路によっては、甚大な被害をもたらす危険もあるため、
>『警視庁災害対策課ツイッター防災ヒント110』などを読んで、日頃から台風への備えや対策は十分にしておきたいものです。
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