「科学の本…いりませんか…?科学の本…
ダメだわ、夏休みは自由研究のためによく借りられていたのに、冬になると見向きもされない…」
のっけから名作童話のまねごとをしましたが、寒いし、お外に出たくない冬こそ、好奇心を刺激するものが欲しくないですか?
コタツにミカンもいいけど、たまには刺激がね…(家でできることに限る)
そこで、冬こそ!科学の本ですよ!!
と、いう訳で理化学研究所さんと編集工学研究所さんが出されているYA向けの科学のリスト『科学道100冊 2019』より、当館所蔵資料を集めて展示します。
ちなみに私のお勧めは
『黄金比:自然と芸術にひそむもっとも不思議な数の話 (アルケミスト双書)』と
『ほぼ命がけサメ図鑑』、
『星を継ぐもの』です。
『黄金比』の「アルケミスト双書」は他にも
『イスラム芸術の幾何学』等、美しくも規則あるものを取り上げたりするシリーズで、装丁が白黒でカッコいいのも最高です。挿絵も美しく、1つの主題を気軽に学べるのが素敵です。
『ほぼ命がけサメ図鑑』は図書館で受けいれたとき衝撃でしたね。サメ、恐怖映画でしょっちゅう見るし、そもそも見るからに怖いじゃないですか。なのに、身の危険を冒して研究するこんな女性がいるのか!?サメに関することは何でもやると言い切る、愛と生きざまが凄まじくて尊敬します。
『星を継ぐもの』はまだ私が10代だった頃、友達が「お父さんが好きな本なの!」と勧めてきて読んだので懐かしいです。月で発見された人類に近い形の化石と手記。今の人類が発展していく前に、超高度な文明を持っていた人々がいた?別の星から来た宇宙人?先端科学を駆使し、数学や生物、言語学など様々な分野の学者達が懸命に考えて、その正体を暴いていきます。「SFの古典」にされているのに、今読んでもワクワク感は失われていないのがすごい。
私のオススメのみならず、第一線で働く科学者さんたちの「若い世代に読んでもらいたい!」が詰まったリストです。
数に限りはありますが、リストに入った本を紹介する小冊子も配布してます。
是非、資料ともども展示でお手に取ってください!
展示期間は12月13日(金曜日)から2月16日(日曜日)までです。
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