今から60年くらい前の紙芝居は、公園などの街なかで演じられていました。この頃の紙芝居は、街なか(街頭)で演じられていたので、「街頭紙芝居」と呼ばれています。
当時は紙芝居屋さんがたくさんいて、アメなどのお菓子を売って「黄金バット」や「少年ローン・レンジャー」などの作品を演じていました。テレビはまだ超高級品だった時代です。もちろんスマホもありませんので、当時の子どもたちはこぞって紙芝居を見に行ったそうです。
演じられた紙芝居はすべて手書きで、世界に一つしかないものでした。国際児童文学館では、当時使用されていた本物の街頭紙芝居をたくさん所蔵しています。2014年5月にはこれらの紙芝居をデジタル化して、絵の面をサムネイル画像で公開していますので、一度のぞいてみてください。
街頭紙芝居のページまた、2015年1月25日(日曜日)には、中央図書館で街頭紙芝居についてのイベントがあります。
「懐かしの街頭紙芝居『少年ローン・レンジャー』とその時代」今では貴重な存在となっている現役の紙芝居屋さんが、本物の街頭紙芝居で実演してくださるほか、街頭紙芝居についての講演もあります。
時間は午後2時30分から4時45分までです。
講演には事前申込みが必要ですが、街頭紙芝居は申込みなしで見られます。(講演の申込みは1月23日まで受付中です)
是非、本物の街頭紙芝居を体験してみてください。