蔵書点検、無事終了!
6月19日、無事に蔵書点検作業が終わりました。みなさんには、休館でご不便をおかけしたと思いますが、おかげさまで不明本の発見など十分な成果がありました。
まず結果報告から。番号揃え作業では現在の全蔵書約177万冊のうち、約156万冊の本をきちんと並べなおすことができました。 POT作業というバーコード読み取り作業では、表に出している本を中心に、約63万冊を読み取りました。次にその読み取ったデータとコンピュータの所蔵データとを照合しました。照合した結果、不明になっている本や、違う場所に置いてあった本を探す調査をおこないました。調査では、違う場所に紛れている本を探し出したり、再度並べなおしたり、間違った場所の情報を入力していた場合は、正しい場所を入力しなおしたりといった作業をおこないました。行方不明だった本が見つかったりしています。 ほかにも、壊れている本の修理等もおこないました。完全ではありませんが、だいぶきれいになりました。蔵書点検は、「たな卸し」、もしくは、「図書館の大掃除」みたいなものです。点検をしなければ、ずっと「迷子になっている本」が増えていったり、「怪我をした本が怪我をしたまま」だったりという状況になってしまいます。こういう機会がないと壊れていることに気がつかない本もあります。そういえば、今回修理した本の中には、1800年代出版の本がありました。おっかなびっくり、こわごわと修理しました。番号揃えの時には、革でできた表紙の古い本をつかんだら手が茶色になりました!!古くなると粉状になってパラパラ飛び散ります!そんなちょっとツライ出来事のほか、探し求めていた本が見つかる喜びもありました。見つかったときは、狂喜乱舞 \(^^)/ みんなで1冊の本を囲んで「よかった」の連呼。傍でみてたら、おかしな集団だったかも。
そんな感じでなんとか無事終了しましたので、ぜひみなさま、図書館へ!!お待ちしています!
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2008年6月20日 ペンギン