いま、アメリカの若者に「人間失格」が人気らしいのです。
「人間失格」は文豪、太宰治の代表作の一つ。
暗い小説の代表選手みたいな扱いを受けている作品で、タイトルだけは知ってる、「恥の多い生涯を送って来ました。」という一節だけは聞いたことがある、という方も少なくないハズ。
その「人間失格」が、どういうワケかアメリカでウケているらしいのです。
その人気たるや、アメリカ版アマゾンで6000件を超えるレビューと平均4.8の高評価を得て、日本文学のカテゴリーで1位となっているほど。アメリカで日本の純文学がこんなに評価されているというのは驚きですよね。
人気のきっかけはコミカライズ版「人間失格」。そしてアニメ化もされたマンガ、「文豪ストレイドッグス」。この「文豪ストレイドッグス」にはデフォルメされた太宰治が登場するんですが、このキャラクターからリアル太宰治に興味を持つ若者が増えているんだそうです。
図書館では「文豪ストレイドッグス」に登場する太宰治が表紙の「人間失格」や、アメリカで売れているものと同じ、ドナルド・キーン訳の「人間失格(洋題”NO LONGER HUMAN”)」を所蔵しています。
暗そう、難しそうと太宰を敬遠してきた皆さん、今こそアメリカで大注目の小説「人間失格」を読んでみませんか。
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