ほんだな 2007 音声対応版

赤ちゃん絵本

書名 著者名 出版社 出版年 請求記号 書評
ひまわり 和歌山静子 作 福音館書店 2006.6 E0/11369N/ワ  「ちいさなたねが どんどこどん どんどこ どんどこ」種から出た小さな芽がページをめくるたびにだんだん大きくなってゆき、最後はりっぱなひまわりになります。「どんどこ どんどこ」のくり返しから力強く成長していく様子が伝わり、わくわくします。赤ちゃんも大人も楽しめる絵本。何度でも読んであげたくなくなります。
このおとだれだ? こもりまこと さく 童心社 2006.7 E1/4239N/コ  青い車のブルツくんが山道で停まっていると、むこうからだれかやってきます。ブンブン ブルルン だれのおとかな?一台ずついろんな車がやってきます。それぞれの音に車の個性が出ていておもしろい。絵もかわいい感じですが、きちんと車が車らしく描かれています。車が好きな子だったら あっ あの車だ!とわかるかも。

絵本

書名 著者名 出版社 出版年 請求記号 書評
おへそのあな 長谷川義史 作 BL出版 2006.9 E0/11486N/ハ  赤ちゃんがお母さんのおへその穴から外をのぞいています。お兄ちゃんはなにしてるのかな?お姉ちゃんはなにしてるのかな?家族みんながいろんなことを考えていろんなものを用意してくれています。赤ちゃんが生まれてくることをみんなが心待ちにしている様子が伝わり、あたたかな気持ちになれる絵本です。
トマトさん 田中清代 さく 福音館書店 2006.7 E1/4275N/タ  ある夏のひるさがり、真っ赤に熟れたトマトさんは暑くて暑くてたまりません。ミニトマトたちのように泳ぎに行きたいのですが、体が重くて自分では動けないのです。トマトさんの豊かな表情が楽しい絵本。虫やトカゲに手伝ってもらって、ごろごろ  じゃっぷーんと川に入れたときはとっても気持ちよさそう。なんともいえないいい顔をしています。
もりのてがみ 片山令子 さく 片山健 え 福音館書店 2006.11 E1/4279N/カ  「はるになって、もりに すみれが さいたら この もみのきのしたで まっています」寒い冬、ひろこさんはともだちに手紙を書きます。りす、とかげ、ことり、のうさぎ、そしてもみのきに。手紙は読んでもらえるかしら?外で遊べない日も、みんなに会える日を思いながら手紙を書けば素敵な日になる。待っているのもいいものだなと思わせてくれます。
えんふねにのって ひがしちから 作 ビリケン出版 2006.3 E0/11134N/ヒ  まきちゃんが通っている幼稚園は川の側にあります。だから自転車でも園バスでもなくて、園ふねに乗って幼稚園まで行くのです。途中で川岸に生えている野いちごを見つけたり、川の中のお魚に触ったり、とっても楽しそう。やさしい絵からはそよ風が感じられるようです。
ヨンイのビニールがさ ユン・ドンジェ 作  キム・ジェホン 絵  ピョン・キジャ 訳 岩崎書店 2006.5 E0/11921N/キ  雨の降る朝、道端に座っているものごいのおじいさんがいました。ヨンイはその前を一度は通り過ぎましたが、おじいさんのことが気になって戻ります。傘をさしかけてあげようとするのですが…。雨が降り続ける地面の絵から、ヨンイの心の緊張が伝わります。やさしさと勇気について考えさせられる韓国の絵本です。
とんくるりんのおやしきだいぼうけん 三池悠 著 新風舎 2006.3 E0/11236N/ミ  三人兄弟のとん、くる、りんは森の中のジージのお屋敷にやってきました。りっぱな門の前でとまどっていると白いねこがあらわれます。三人がついていくと・・・お屋敷の中は抜け道やからくりだらけ!リズムのある文章は声に出しても楽しいですよ。
びくびくビリー アンソニー・ブラウン さく 灰島かり やく 評論社 2006.9 E0/11488N/ブ  ビリーはとってもしんぱいや。いろんなことが気になってベッドに入っても眠れません。おばあちゃんに話したら小さな人形をくれました。「しんぱいひきうけにんぎょう」なんだって!南米グアテマラに伝わる人形をモチーフにした絵本で、しんぱいごとを乗り越える秘訣をユーモラスに描いています。
おこりんぼうのアングリー ライマ 作  宝迫典子 訳 朔北社 2006.12 E0/11762N/ラ  怪獣アングリーは蚊のポータンにさされたせいで、口や鼻から火が出て止まらなくなってしまいました。ご飯も食べられないし、友達ともあそべません。どうしたら火は消えるでしょう?アングリーの怒ったような困ったような顔に思わず笑ってしまいます。アングリー、ポータン、怪獣国の仲間たちみんなの表情がそれぞれ楽しい。
きょうりゅうたちがかぜひいた ジェイン・ヨーレン 文  マーク・ティーグ 絵  なかがわちひろ 訳 小峰書店 2006.6 E2/1243N/テ  恐竜だって風邪をひきます。はなみずたらりん。でもお薬はいや。ベッドでおとなしくしてるのもいや。お医者さんに行くのもいやなんです。わがまま放題の彼らですが、恐竜だもの、ちゃんとする時はするのです。大きな恐竜たちが駄々っ子みたい。小さい子が風邪ひいて退屈している時にぜひ読んであげたい絵本です。
さあ、犬になるんだ! C.V.オールズバーグ 絵と文 村上春樹 訳 河出書房新社 2006.12 E2/1273N/バ  カルヴィンは、誕生日プレゼントに催眠術師のショーのチケットをもらって見に行きました。いたずら好きの彼は、うちに帰るとさっそく妹に催眠術をかけてみます。うまくいってよろこんでいましたが、妹は犬になったまま戻らなくなってしまって…。写実的な絵で、妹は女の子なんだけど本当に犬に見えます。最後にひねりが効いていますよ。
ホームランを打ったことのない君に 長谷川集平 作 理論社 2006.1 E0/10995N/ハ  試合に負けて落ち込んでいたある日、ルイは偶然、野球部出身の仙ちゃんと出会います。久しぶりに一緒に話す二人。その時は野球の話をしただけだったけれど、ルイは家に帰った後で、仙ちゃんが交通事故で重傷を負いリハビリしていたこと、それでもホームランをあきらめていないことを知ります。夢をあきらめず、一歩ずつ進む力がもらえる絵本です。
のぞく 天野祐吉 文  後藤田三朗 写真  大社玲子 絵 福音館書店 2006.5 E0/11215N/ゴ  土管、マンホール、防波堤の向こう、双眼鏡…何が見えるかなとついついのぞいてしまう。そんなユーモラスな写真を集めています。写真と写真の間には絶妙なさし絵とユニークな解釈が付けられています。絵にも穴があいていて裏はどうなっているかなと気になります。

昔話絵本

書名 著者名 出版社 出版年 請求記号 書評
とらとほしがき パク・ジェヒョン 再話・絵 おおたけきよみ 訳 光村教育図書 2006.11 E0/11647N/パ  昔々、山奥に大きなトラが住んでいました。ある夜、食べ物を探しに入った家で大失敗をしてしまいます。さて、どんな失敗だったでしょう?韓国で語りつがれてきた昔話。自信たっぷりだったトラが「アイゴー」と叫んで逃げ出す様子はとても愉快です。伝統の民画風の絵で、トラが表情たっぷりに描かれています。

知識絵本

書名 著者名 出版社 出版年 請求記号 書評
のんびりオウムガイとせっかちアンモナイト 三輪一雄 作絵 偕成社 2006.11 E0/11657N/ミ  大昔の海に生きていたアンモナイト。絶滅してしまったので、今は化石でしか見ることができません。でも、今も深海で生き続けているアンモナイトのなかまがいるのです。とても不思議な関係にあるアンモナイトとオウムガイの絵本。どうなるのかな?と読んでいるうちに、なぜオウムガイが生き続けられたのかがわかってきます。
干し柿 西村豊 写真・文 あかね書房 2006.10 E0/11568N/ニ  甘い干し柿はとても渋い柿から作られます。どうやって甘くするのでしょう?昔ながらの干し柿作りの様子を伝える写真絵本。昔の人の知恵、自然のめぐみが感じられ、日本に昔から伝わる大切なものについて考えさせられます。

低学年向きよみもの

書名 著者名 出版社 出版年 請求記号 書評
ハキちゃんの「はっぴょうします」 薫くみこ さく  つちだのぶこ え 佼成出版社 2006.3 J913/10313N/ク  1年1組では「朝の発表」をしています。毎朝何人かが、黒板の前に立ってみんなにおしえてあげたいことを一人ずつ話すのです。ハキちゃんは発表するために、みんながびっくりするようなことを探しに行きます。身の回りにあるものでも、見方を変えるといろんな発見があります。真似して虫めがねでのぞいてみたくなりますよ。
きかんぼのちいちゃいいもうと ―その2 おとまり― ドロシー・エドワーズ さく 渡辺茂男 やく 酒井駒子 え 福音館書店 2006.4 J933/3465N/エ  いもうとはおとまりの話を聞くのが大好き。ある日、隣に住む親切なご夫婦の招待で、本物のおとまりができることになりました。わがままでいたずら好き、やんちゃないもうとの巻き起こす騒動が、ユーモアと愛情をこめて描かれる短編集。まだ一人では本を読めない子でも、読んであげれば共感できるエピソードがいっぱいです。
百まいのドレス エレナー・エスティス 作 石井桃子 訳 ルイス・スロボドキン 絵 岩波書店 2006.11 J933/3755N/エ  いつも同じ服を着ているワンダ。けれど「百枚のドレスを持っている」と言い張ります。マデラインは、服のことでワンダをからかうのが嫌なのですが、クラスの子に「やめましょうよ」という勇気はありません。そのうちにワンダは引っ越してしまって…。だれにでも起こりうる差別や心の葛藤が、むずかしい言葉を使わずに描かれています。
サンタの最後のおくりもの マリー=オード・ミュライユ エルヴィール・ミュライユ 作 クェンティン・ブレイク絵 横山和江 訳 徳間書店 2006.10 J953/374N/ミ  ジュリアンはもうサンタなんて信じていません。ところが今年は、お願いしたプレゼント以外に、もうひとつお母さん達も知らない箱があったのです。「落し物だから、おまえのものになるのは1年と1日たっても落とした人が現れなかった時だけだ」とお父さんに言われますが・・・。サンタは来るのか、来ないのか?目に見えないけれど、確かに存在する大切なものを感じられる物語です。

中学年向きよみもの

書名 著者名 出版社 出版年 請求記号 書評
オバケだって、カゼをひく! (内科・オバケ科ホオズキ医院) 富安陽子 作 小松良佳 絵 ポプラ社 2006.1 J913/10238N/ト  神社のお堀で魚とりをした帰り道、見なれない路地を通ると、その先には世界に一つしかないオバケ科の病院がありました。ちょっと強引な先生に助手にさせられたぼくは、ここでいろんなオバケたちに出会います。
菜緒のふしぎ物語 竹内もと代 文 こみねゆら 絵 アリス館 2006.3 J913/10312N/タ  お父さんの田舎にやってくると、菜緒はさよばあちゃんが語るふしぎな話にいつも耳を傾けます。「ずず ずっすん」と家をゆらしながらやってくるやしきぼうず。桜が咲く満月の夜に「しゅしゅっ ことん」と外へ出て舞うひな人形。ばあちゃんに導かれ、菜緒はこの村に住みつく不思議ないきものたちと出会います。
コンビニたそがれ堂 ―街かどの魔法の時間― 村山早紀 作 名倉靖博 絵 ポプラ社 2006.9 J913/10622N/ム  商店街のそばの赤い鳥居があるあたり、夕暮れどきになるといつの間にか開いているふしぎなコンビニ「たそがれ堂」。お店の中には、やってきた人にとって大切なさがしものが並んでいます。読んでいて優しい気持ちになれる、5話のファンタジー。
あ・い・つ 中川なをみ 作 舟橋全二 絵 新日本出版社 2006.1 J913/10239N/ナ  転校生の明日香は劇団員。何をしても大人っぽくてかっこいい。それに比べてぼくは…。くやしくて、あいつがうっとうしくて素直になれない。3年生になり、少しずつ大人に近づいているぼくの揺れ動く心が伝わってきます。
マルコとミルコの悪魔なんかこわくない!  ジャンニ・ロダーリ 作 関口英子 訳 片岡樹里 絵 くもん出版 2006.7 J973/95N/ロ  マルコとミルコはいたずら好きなふたごの兄弟。ふたりはいつも持ち歩いているカナヅチをブーメランのように飛ばすことができるのです。この芸のおかげで泥棒や悪魔をやっつけたり、赤ちゃんの子守りまでしてしまいます。元気でハチャメチャなふたりにとってたったひとつ苦手なものとは?イタリアを舞台にした短編集。
ラモーナ、明日へ ベバリイ・クリアリー 作 松岡享子 訳 アラン・ティーグリーン 絵 学研 2006.1 J933/3469N/ク  4年生になったラモーナはとっても明るくて元気な女の子。ずっと憧れていた“親友”ができたり、クラスメイトの男の子がちょっぴり気になったり。年頃の女の子らしい苦労や悩みもラモーナは前向きにきりぬけていきます。1983年から始まったシリーズの最終章。
ピトゥスの動物園 サバスティア・スリバス 著 宇野和美 訳 スギヤマカナヨ 絵 あすなろ書房 2006.12 J959/1N/ス  重い病気になったピトゥスの治療費をぼくたちも集めたい。そうだ、1日だけの移動動物園を作ろう!五人の仲間が知恵を出し合い、神父や動物学者、町の子どもたち、ついには町のみんなを巻き込んでの動物園作りがはじまります。苦労してひとつずつ達成していく喜びが伝わってくる、スペインのお話。
見習い職人フラピッチの旅 イワナ・ブルリッチ=マジュラニッチ 作 山本郁子 訳 二俣英五郎 絵 小峰書店 2006.4 J989/44N/ブ  フラピッチは靴屋の見習い職人。ある夜、怖い親方のもとから逃げだします。犬のブンダシュと、途中で知りあった少女ギタといっしょに旅を続けるうち、次々と事件が起こりますが、勇気と知恵で切り抜けていきます。陽気で優しい少年が贈る、クロアチアで長年愛されている物語。

高学年向きよみもの

書名 著者名 出版社 出版年 請求記号 書評
ツー・ステップス! 梨屋アリエ 作 菅野由貴子 絵 岩崎書店 2006.8 J913/10529N/ナ  藍は小学5年の女の子。仲良しグループの中で、大好きなブランドのマフラーをおそろいで持とうと約束しますが、一人だけ仲間はずれに…。いつも人の目を気にして心にウソをつくのはもうイヤ!思春期の入り口で悩み、揺れ動く少女の気持ちが、手に取るように伝わってきます。
うしろの正面 小森香折 作 佐竹美保 絵 岩崎書店 2006.9 J913/10543N/コ  「死んだお父さんの幽霊が出た」それを聞いた暁彦は父の故郷へ向かった。ちょうど12歳の誕生日を迎えるので、節目の儀式をしてもらうことになるのだが…。古い屋敷に登場する化け物たち。摩訶不思議な世界への冒険が、今はじまる。
木の上の家 (イタリアからのおくりもの 5つのちいさなファンタジア) ビアンカ・ピッツォルノ 作 長野徹 訳 クェンティン・ブレイク 絵 汐文社 2006.5 J973/94N/ピ  木の上に住んでみたらどんなにすてきでしょう?野原のまん中にある大きな木の中に友達二人が家をつくりました。枝には世界中のくだものや木の実がいっぱい。するとこの家に、イヌ、コウノトリ、そして赤ちゃんまでがやってきます。ユーモアあふれるイタリアの作品。
天山の巫女ソニン 1 ―黄金の燕― 菅野雪虫 作 講談社 2006.6 J913/10432N/ス  巫女の才能があると見込まれ、生まれてすぐ聖地天山に連れてこられたソニン。しかし素質がないからと、12歳で家族のもとに帰されます。里の生活になじんだのもつかの間、今度は思いがけない役目を担ってお城で仕えることに…。王族内の陰謀や周辺国との争いに翻弄されながらも、他人を思いやり誠実に明るく生きる少女を描いたファンタジー。シリーズ第1作。
夏のとびら 泉啓子 作 丹地陽子 絵 あかね書房 2006.10 J913/10662N/イ  ミニバスケットの大事な試合を前に、麻也のお兄ちゃんが警察に捕まった…。その日から家族はバラバラになり、友達との仲もこじれて、部活も続けられなくなります。悩み続けた麻也が進んだ新たな一歩とは?思春期の心の葛藤を少女の目線で綴った物語。
ヘブンショップ デボラ・エリス 作 さくまゆみこ 訳 鈴木出版 2006.4 J933/3535N/エ  エイズ感染が広がり続けるアフリカの実話をもとにした物語。父の死により親戚に引き取られた少女ビンティ。「エイズの子」と差別され、きつい労働をさせられたビンティは、家を飛び出しおばあちゃんの家を目指します。別れた姉と兄と一緒に暮らせる日を願い、貧しい中でも強く生き抜いていく姿に心打たれます。
トモ、ぼくは元気です 香坂直 著 講談社 2006.8 J913/10507N/コ  中学受験を控えた小学生最後の夏休み、和樹は父の生まれた大阪の街にやってきます。それは障害のある兄トモから逃れる旅でもありました。生き生きとした関西弁がとびかう商店街で、幼いころ一緒に遊んだ女の子や街の人たちとのふれあいを通して、和樹の心に新しい何かが芽生えます。いつもと違う夏休みの始まりです。
デビルズドリーム 長谷川集平 作 前田秀信 絵 理論社 2006.7 J913/10495N/ハ  アキとトモネは二人だけのネット掲示板の中で、学校や親にはいえない本音や悪口をぶちまけていました。けれどそのことで相手を傷つけ、自分もいやな思いをしはじめます。舞台は長崎。両親の離婚や佐世保の事件など、現代の問題を絡めながら少女の気持ちを描いています。
ギフト(西のはての年代記 1) ル=グウィン 著 谷垣暁美 訳 河出書房新社 2006.6 J933/3551N/ル  一族の長に遺伝する不思議な力〈ギフト〉を持つ高地族たち。少年オレックの父は、怒りの目で見たものを破壊する力を持つ。父は息子の力に期待をかけ、息子はギフトのむごさに苦悩する。父はオレックに目隠しをさせ、周囲を恐れさせた・・・。「ゲド戦記」の作者が創り出した新しい世界をじっくり楽しんでほしい。
盗神伝 4・5 ―新しき王(前編・後編)― メーガン・ウェイレン・ターナー 作 金原瑞人・宮坂宏美 訳 あかね書房 2006.6 J933/3019N/タ  1巻(2003年刊)で囚われの身として登場した、エディス国の女王に仕える盗人の少年ジェン。1〜3巻で、持ち前の機転と明るい性格で、数々の困難を乗り越えてきた。そして4巻では、ついに敵国アトリアの女王と結婚して王になる。しかし周りは敵ばかり。孤立無援のジェンが、いかに信頼を得て本当の王になることができるか?神話風、不思議な雰囲気のファンタジー。
ちいさな天使とデンジャラス・パイ ジョーダン・ソーネンブリック 著 池内恵 訳 主婦の友社 2006.6 J933/3524N/ソ  5歳の弟ジェフリーは、ぼくがヒーローか何かみたいにどこへでもついて来る奴だった。そんな弟が突然白血病に…。その日から、家族も生活もがらっと変わった。ぼくには何ができるだろう?悩みながらも明るく未来を見つめようとし、ついには弟のためにチャリティコンサートを開く少年の心の軌跡に、読んでる側が勇気付けられます。
戦国の雲 (白狐魔記) 斉藤洋 作 高畠純 画 偕成社 2006.7 J913/10456N/サ  白駒山に住み化身の術を得たキツネ・白狐魔丸。人間の生きざまに興味を持ち、これまでに源平の戦い、蒙古襲来、室町幕府の誕生と、日本の歴史の変わり目に立ち合ってきた。今回は織田信長が登場。信長に恨みを持つ不動丸との出会いや、吉野の狐・雅姫との再会など、戦乱の世をめぐるファンタジー。シリーズ4作目。
ぼくたちの砦 エリザベス・レアード 作 石谷尚子 訳 評論社 2006.10 J933/3742N/レ  イスラエル占領下のパレスチナ。外出禁止令が解除されると、サッカーボールを持って少年たちが瓦礫と砂利だらけの広場へやってきます。ここを片付けてぼくたちだけのサッカー場をつくろう!緊迫した日常の中でも、夢を抱いて友達と一緒に生き生きと暮らす子どもたちの姿が伝わってきます。

詩・昔話

書名 著者名 出版社 出版年 請求記号 書評
すずめの空 モハンマディ 詩  タバータバーイー 絵 蜂飼耳 愛甲恵子 訳 ブルース・インターアクションズ 2006.8 E0/11731N/タ  アフガニスタンの人が詩を書き、イランの人が絵を描いた絵本。ペルシャ語の詩が日本語に訳されており、詩を通じて、イランの生活、文化に触れることができます。「詩の国イランの絵本」シリーズの中の一冊。
きんじょのきんぎょ ―内田麟太郎詩集― 内田麟太郎 作 長野ヒデ子 絵 理論社 2006.9 J911/590N/ウ  「ありは/みたとおり/ありのままだけど/ぞうは/みたとおり/ぞうのままかしら」(「ありのまま」より)かんたんなことばがいくつもリズム感よく組み合わさって、たくさんの楽しい詩になりました。明るい気持ちになれるので、ぜひ声に出して読んでみてください。
めんどりがやいたパン ―中央アジア・シベリアのむかしばなし集― 小檜山奮男 訳 宮澤ナツ 画 新読書社 2006.3 J908/277N  ヘビの命を助けた若者のところへめんどりがよめに来る話(表題作)など、中央アジアやシベリアを舞台にした14の昔話集。カエルや小鳥、キツネなど、森や野原の生きものたちが登場し、人間と生きものが身近に接しながら暮らしてきたことが感じられます。

知識の本/社会

書名 著者名 出版社 出版年 請求記号 書評
TSUNAMIをこえて  ―スマトラ沖地震とアチェの人びと― アチェ・フォトジャーナリストクラブ 写真 藤谷健 文 ポプラ社 2006.2 J369/150N  2004年12月26日インドネシア西北端のアチェで、地震後に津波がおそい、大災害となった。その原因は、津波のことを知らない人が多かったからだ。この悲劇を忘れないために、現地の報道写真家たちが生々しい写真で、津波のすさまじい被害と復興の様子、アチェの紛争についても紹介している。TSUNAMIは日本語の「津波」から。(中学年〜)
こども地震サバイバルマニュアル 国崎信江 著 恩地晴美 イラスト ポプラ社 2006.2 J369/147N  近い将来起こるかもしれない地震について、不安に思うだけでなく、いのちを守り、被害を最小限にくいとめるために、準備しておくことが大切だ。地震がおきたとき、学校にいたら、地下街にいたら・・・どうしたらいい?応急手当、被災生活、被災者への支援マニュアルなど盛りだくさんの内容を、イラストでわかりやすく解説している。(高学年〜)
グローバル化とわたしたち  ―国境を越えるモノ・カネ・ヒト― 村井吉敬 著 岩崎書店 2006.10 J319/52N  100円ショップ、ス−パーマーケットなど、私たちの身の回りでグローバル化は進んでいる。それはいいことばかりでなく、数々の問題を含んでいるのだ。著者は身近な例をあげて、物・人・情報が国境を越えて移動することだけでなく、今まであったいろいろな境目を越えて、新しい地球社会を作り出していくことが大切だと訴える。(高学年〜)
三つの願い ―パレスチナとイスラエルの子どもたち― デボラ・エリス 著 もりうちすみこ 訳 さ・え・ら書房 2006.1 J228/6N  あなたはイスラエルのことをどれだけ知っていますか?長年戦争が続いていて、多くのこどもたちが生きることさえ困難な地。そこに住むイスラエル人とパレスチナ人のこどもたちの生の声を集めたインタビュー集。ひとりひとりの言葉から、争いを憎み、ただ普通に生きたいと願う叫びが聞こえてくるようだ。
(高学年〜)
人生って、なに? (こども哲学) オスカー・ブルニフィエ 文 西宮かおり 訳 ジェローム・リュイエ 絵 重松清 日本版監修 朝日出版社 2006.9 J113/1N  “ぼくたち、なんで生きてるの?”“どうして、ひとは死ぬの?”など、6つの問いにたいして、自分で考え、だれかの意見でなく、自分だけの答えをさがすことが大切と、教えてくれる。著者の国フランスでは、ものごとを深く考える力をつけるため、哲学が重要と考えられている。絵本のような、手に取りやすい造本のこのシリーズは、他にも3冊出版されている。(高学年〜)

知識の本/生物・科学

書名 著者名 出版社 出版年 請求記号 書評
ムシとあそぼう海野和男のムシシシシ @〜B 海野和男 写真文 新日本出版社 2006.4 J486/438N/1〜3  @「さがしてみよう―虫は忍者」葉っぱのうえの虫がわかる?A「おおきくなると―虫の親子」幼虫から大きくなったら、何になる?よく似た親子もいれば、全然違う親子もいる。B「さわってみよう―虫の変化」さわると逆立ちする虫など、世界にはおもしろい虫がいるものだ。どれもクイズ形式で、楽しい写真絵本。虫がたくさん出てくるよ。(幼児〜)
フン虫 (やあ!出会えたね 5) 今森光彦 文・写真 アリス館 2006.4 J486/436N  動物のうんちだけを食べる虫、「フン虫」を飼育、観察した写真絵本。フンのボールを作って、その中に卵をうみ、幼虫の育つ過程を迫力ある写真で紹介している。フンボールの中から成虫が出てくると、母虫はその役割を終える。小さな命を力強く伝えている。(低学年〜)
モグラはかせの地震たんけん 松岡達英 作・絵 溝上恵 監修 ポプラ社 2006.3 J453/27N  地震はどうしておきるのかな?地球のひみつを研究しているモグラはかせが、男の子の質問にこたえてわかりやすく説明してくれます。地球の成り立ち、地球の内部の構造、プレートが動いて引きおこされる地震のことなど。親しみやすい絵と文で、地震のしくみが紹介されていて、災害のおそろしさだけでなく、火山国日本のよさも知ることができる知識絵本。(中学年〜)
ザリガニがきえる!? 谷本雄治 著 下田智美 絵 ポプラ社 2006.12 J485/59N  今、ザリガニつりに出かけても、なかなか見つけられないのはなぜか?こどものころ、ザリガニつりの名人だった著者が、楽しかったつりのことやザリガニの種類などについて、紹介している。ザリガニにいったい何がおきたのか?このままではいなくなるのでは?身近な生きものを例に、自然環境を守る大切さを訴えている。(中学年〜)
ぼくの南極生活500日 ―ある新聞カメラマンの南極体験記― 武田剛 著 フレーベル館 2006.8 J402/26N  著者の1年4ヶ月間もの長い出張先は南極だった。第45次(2003年) 南極観測隊の報道カメラマンとして、基地での生活を豊富な写真で紹介している。なかでも地平線に沈まない太陽を写した連続写真は感動的。また南極観測の歴史や、極寒地での仕事の様子、南極から見える環境問題など、興味深い。(高学年〜)
わたしのカラス研究 柴田佳秀 著 さ・え・ら書房 2006.3 J488/184N  カラスがゴミを散らかすのはなぜ?どうして人を襲うの?テレビディレクターの著者は、番組制作のために、自らカラスの研究をすることになる。カメラを据え付け、実験・観察を行い、これらのなぞを解明していく。さし絵のカラスもユーモラス。身近だけれど、嫌われものの鳥を見る目が変わるだろう。(高学年〜)
動物と向きあって生きる ―旭山動物園獣医・坂東元― 坂東元 著 あべ弘士 絵 角川学芸出版 2006.7 J480/252N  幼いころから生き物が好きだった著者は、獣医になり、旭山動物園に就職した。見物客が少なかった園が、話題の人気動物園になったわけは、動物をただ見世物にするのでなく、野生のままの行動を、そのまま見せる「行動展示」をしたこと。その発想がすばらしい。あくまで動物の側にたった言動から、動物への深い愛情が伝わってくる。(高学年〜)
京都議定書がわかる絵事典 ―地球の環境をまもる世界基準― PHP研究所 編 PHP研究所 2006.1 J451/83N  人類の未来のために、みんなで地球環境のことを考えよう!京都議定書とは、1997年京都で開かれた国際会議で取り決められた、環境を守る世界基準。その詳しい内容と、温暖化で地球はどうなるか?今一人一人にできることなどを、図・絵・写真を用い、ていねいに説明していてわかりやすい。(高学年〜)

知識の本/産業

書名 著者名 出版社 出版年 請求記号 書評
りんご ―津軽りんご園の1年間― 叶内拓哉 写真・文 福音館書店 2006.5 J625/21N  野鳥写真家の著者が、津軽のりんご農家の1年間を撮った写真絵本。人工受粉、一個一個の袋かけなど農家の大変な苦労があるから、きれいでおいしいりんごを食べることができると教えてくれる。周りの風景や畑の動物の写真も美しい。(低学年〜)
おじいちゃんは水のにおいがした 今森光彦 著 偕成社 2006.4 J664/15N  琵琶湖にそそぐ河口に住み、自分の家で食べる分だけ漁をするおじいさん。漁のようす、川から家の中に水を入れる“かばた”のこと、洗いものだけでなく、いろいろなことに使うわき水の井戸など。おじいさんに魅せられた写真家が、水と深く結びついた琵琶湖の水辺に暮らす人とヨシ原の四季を、美しい写真で紹介している。(中学年〜)
ツキノワグマ 宮崎学 著 偕成社 2006.10 J654/6N  クマが人をおそうのはなぜ? 長野県在住の動物写真家は事実を追及するために、カメラをすえつけ、クマの観察をした。その結果、高速道路の真横の道でえさを食べていたり、キャンプ場の残飯をあさっていることがわかった。社会の変化とともにクマの生態も変わってきていることを、豊富な写真で紹介している。(高学年〜)


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