ほんだな 2016 音声対応版

赤ちゃん絵本

書名 著者名 出版社 出版年 請求記号 書評
ここがすき きたやまようこ 作 こぐま社 2015.7 E1/6204N/キ いぬさん、かえるさん、かめさんにねこさん、みんなそれぞれ好きなところがあります。さわさわした草原や、すっぴょーんととんだ木の上、ぬくぬくとできる石の上、わくわくきょろきょろできるベランダなど。わたしの好きなところは?ひみつひみつ。
あなたのお気に入りの場所はどこですか。
ゴリラのおとうちゃん 三浦太郎 作 こぐま社 2015.9 E0/18132N/ミ 木の下で休んでいるゴリラのおとうちゃんのところに子どものゴリラがやってきて、遊んでほしいとねだります。おとうちゃんは、子どものからだを持ち上げて、「おとうちゃんすべりだい」や「おとうちゃんひこうき」など、からだを使った色々な遊びをしてくれます。
親子で楽しめるからだ遊びを描いた、大阪弁の絵本です。

絵本

書名 著者名 出版社 出版年 請求記号 書評
たびにでたファルガさん チトラ・サウンダー 文  カニカ・ナイル 絵  長谷川義史 訳 光村教育図書 2015.6 E0/17961N/カ うるさい農場で暮らすファルガさんは静けさを求め、荷車に牛をつなぎ旅に出ます。途中で色々な人を荷車に乗せてあげますが、その度に静けさを探しているのをうっかり忘れ、一緒に歌ってしまいます。やがて皆が降りて静かになりますが、そこで風の音や虫の声などを聞き、農場の音も幸せの音だと気づいて家に戻ります。インドの作者による、テンポのいいお話です。
つちたち ミロコマチコ 作 学研教育出版 2015.9 E2/1934N/ミ 黒色や茶色や金色など、いろんな色をした地面の「つちたち」が、太陽やミミズ、恐竜などと触れあい、時間の流れとともに次々と表情を変えていきます。「つちたち」が踏まれたり空に舞い上がったりする姿を、リズミカルな言葉と躍動感のある力強い絵で表現しています。
カボチャのなかにたねいくつ? マーガレット・マクナマラ 作                G.ブライアン・カラス 絵 真木文絵 訳 フレーベル館 2015.9 E0/18159N/カ チャーリーのクラスでは、大きさの違う3個のカボチャの種の数を調べてみることになりました。すると、クラスで一番背が低いチャーリーが数えていた一番小さいカボチャに最も多くの種が入っていました。みんなは、見かけは小さくても中身は熟していることを知ります。結果の予想をたてたり、種の数え方を工夫したり、調べることの楽しさが伝わります。
タケノコごはん (ポプラ社の絵本 31) 大島渚 文 伊藤秀男 絵 ポプラ社 2015.8 E0/18095N/イ 映画監督の大島渚さんが、息子のために子ども時代のことを書いた作文を絵本にしたもの。同級生のさかい君は、父親が戦死してから乱暴になります。出征がきまった大好きな先生の家に皆で行きタケノコごはんを食べていると、父親の葬式でも泣かなかったさかい君が、先生に戦争なんか行くなと言い涙を流します。それを見た大島さんはさかい君の悲しみを知ります。
うめぼしさん かんざわとしこ 文 ましませつこ 絵 こぐま社 2015.2 E0/17749N/マ うめぼしのできるまでを歌うような文章と楽しい絵でえがいています。こえだでさいていた花がちり、実になり、もがれて塩づけにされます。しそのはにそまり、お日さんにあてられてしわがより、お酒をふりかけられてちょうどいいうめぼしさんになります。
病気やおでかけの時、ごはんを食べる時、いつもうめぼしさんはそばにいます。
こえだのとうさん ジュリア・ドナルドソン 作               アクセル・シェフラー 絵 いとうさゆり 訳 バベルプレス 2015.12 E0/18261N/シ 大きな大きな木の家にこえだのかぞくがなかよくくらしていました。ある朝、父さんがでかけると、犬のおもちゃにされたり、鳥のすにされたりと、何度もあぶない目にあいます。家に帰れないまま、春から冬に。父さんはくたびれて横になると眠ってしまい、今度はだんろのまきにされそうになります。最大のピンチ。父さんは、どうなるのでしょうか。
かめ-甕- -「カオス・シチリア物語」より- 飯野和好 作 ビリケン出版 2015.8 E2/1936N/イ 昔、大儲けをしようと油屋が大きなかめを作らせますが、夜のうちに二つに割れてしまいます。かめを直す名人に直させますが、名人はかめの中に入ったまま直したので出られません。怒った油屋がかめから出そうとするうち、かめは台から落ちて粉々に壊れてしまいます。元はイタリアの映画を日本の昔話風にしたもので、油屋や名人の表情が楽しいお話です。
ちいさなメリーゴーランド マーシャ・ブラウン 作 こみやゆう 訳 瑞雲舎 2015.6 E0/17990N/ブ ニューヨークの町に、馬にひかれたメリーゴーランドがやってきました。楽しい音楽につられて、人々が集まり、子どもたちは喜んで乗り込んでいきますが、アンソニーには乗るためのお金がありません。うらやましそうにながめるアンソニーに、メリーゴーランドのおじさんは、手伝いを頼んで、そのお礼にアンソニーをメリーゴーランドに乗せてくれました。
つまさきさん、おやすみ! バーバラ・ボットナー 文 マギー・スミス 絵 ふしみみさを 訳 光村教育図書 2015.7 E0/18031N/ス 昼間、海でおもいっきり遊んだフィオナですが、夜になっても眠くありません。そこでフィオナは、自分の体のひとつひとつに、昼間にあった楽しい出来事を語りかけ、おやすみなさいと言います。つま先、足の裏、ひざと順々にねかせていき、最後は目を閉じて、楽しい思い出とともに自分自身を眠らせます。
トヤのひっこし (世界傑作絵本シリーズ) イチンノロブ・ガンバートル 文 バーサンスレン・ボロルマー 絵 津田紀子 訳 福音館書店 2015.1 E0/17757N/ボ モンゴルの草原に住むトヤの一家は、夏が近づくと、水と草を求めて引っ越しをします。ゲル(家)をばらし、羊やヤギを連れて、馬とらくだにのって移動します。羊たちがはぐれないように見張るのがトヤの仕事です。途中、オオカミの危険や、砂漠や険しい山など大変なこともありますが、家族で乗り越えていきます。モンゴル遊牧民の暮らしがよくわかります。

昔話絵本

書名 著者名 出版社 出版年 請求記号 書評
おにつばとうさん (日本傑作絵本シリーズ) 沼野 正子 文・絵 福音館書店 2015.9 E0/18149N/ヌ 観音様に毎日線香をお供えしていた父さんが鬼に捕まります。体から線香の匂いがしたため食べられずにすみますが、つばをかけられます。すると体が透明になってしまい、家に帰れなくなります。そこで観音様に何日もお祈りをするとお告げがあり、そのとおりにすると透明ではなくなって、家に帰ることができます。今昔物語のお話を元にした絵本です。
しんぞうとひげ -アフリカの民話- 
(ポプラせかいの絵本 47)
しまおかゆみこ 再話 
モハメッド・チャリンダ 絵
ポプラ社 2015.4 E0/17867N/チ いつもお腹をすかせたしんぞうとひげが、ばったり出会います。ひげに食べられそうになったしんぞうは、男に頼んで飲み込んでもらい、左胸にかくしてもらいます。後を追ってきたひげは、しんぞうを待ち伏せするため、口の周りに付けてもらいます。男の人の口にひげがはえ、しんぞうが左胸でドキドキするのはこの時からだそうです。ダイナミックな絵が印象的です。

知識絵本

書名 著者名 出版社 出版年 請求記号 書評
ぼくの先生は東京湾
(ふしぎびっくり写真えほん)
中村征夫 写真・文 フレーベル館 2015.8 E3/3638N/ナ 35年以上も東京湾の写真をとり続けてきた著者が、東京湾の昔と今を、タコやイソギンチャクなど、様々な生きものの写真とともに紹介しています。最近はキレイになってきた東京湾ですが、今でも家庭から出される排水を原因とした赤潮などの問題を抱えています。海とともに生きていくことの大切さが伝わってくる写真絵本です。
ハートのはっぱかたばみ (かがくのとも絵本) 多田多恵子 ぶん 広野多珂子 え 福音館書店 2015.3 E3/3570N/ヒ 春から秋にかけて黄色い花を咲かせるかたばみ。めじるしは3つの小さなハートのはっぱです。一日の中で、はっぱを開いたり閉じたり。雨が降る日は、花は開きません。かたばみには「さん」がはいっていて、すっぱいあじがします。たねは、皮がはれつして飛び出します。 
かたばみは身近な場所で見ることができます。探してみたくなる絵本です。
あーといってよあー (幼児絵本ふしぎなたねシリーズ) 小野寺悦子 ぶん 堀川理万子 え 福音館書店 2015.5 15/599/E3 「あー」と声にだして言ってみよう。上を向いて、下を向いて。両手を広げて出すと、いい感じ。口やむねをたたいたり、のどにそっと手を当ててみると、声は体の中から出てくる音だと感じられます。長くのばすと、いきがすっからかんになります。気持ちもあらわせます。
声の感じをイメージして、絵でわかるようになっています。
ぼくは、チューズデー -介助犬チューズデーのいちにち- ルイス・カルロス・モンタルバン、ブレット・ウィッター共著 ダン・ディオン写真 おびかゆうこ訳 ほるぷ出版 2015.5 E3/3603N/デ 介助犬とは、病気や事故などで、身体が不自由になった人を助けるために、訓練を受けた犬のことです。チューズデーは、戦争で大きなけがをしたルイスが、これまでと同じような暮らしができるようにお手伝いをします。どこに行くのも一緒です。怖い夢を見ないように、眠る時もそばにいます。写真と文で、ルイスとチューズデーが信頼しあう様子を紹介しています。

低学年向きよみもの

書名 著者名 出版社 出版年 請求記号 書評
キャベツくんのおしゃべり (長新太のおはなし絵本 2) 長新太 さく 子どもの未来社 2015.12 J913/15007N/チ キャベツのキャベツくんは猫のモモヨちゃんに誘われて遊びます。ボールみたいにころがされたり放り投げられたりするのですが、そんな様子を独特な口調で語る「キャベツくんのおしゃべり」。アフリカから泳いできたゴリラが砂の中からザザーと現れる「こうえんのすなばであそびましょ」など。動物たちの不思議でクスっとおかしい3つのお話が入っています。
アレハンドロの大旅行 (福音館創作童話シリーズ) きたむらえり さく・え 福音館書店 2015.3 J913/14754N/キ イノシシのアレハンドロはにぎやかな大家族の中で何も話さないおとなしい子です。心配したパパとママが占い師に相談すると、遠くに見える丘まで一人で旅をさせるよう言われます。旅の途中で出会う動物たちにあいさつも言えないアレハンドロでしたが、目的地の丘の頂上に立つと、「わーっ」と声が出ます。言葉にできる嬉しさが、絵と文で伝わってくる本です。
ぜったいくだものっこ (おはなしのまど 2) たかどのほうこ 作 つちだのぶこ 絵 フレーベル館 2015.10 J913/14986N/タ 青田くだもの店の奥には、くだものの子どもたちの学童保育「くだものっこ」があります。やさしいパイナップルのパイナくん3年生、元気なリンゴのリンちゃん2年生、1年生のイチゴのイッちゃんなど性格もさまざまなくだものたちが集まります。青田家の飼い猫、タマせんせいの指揮で合唱団をつくるお話など、色とりどりの絵も楽しい3つの物語が入っています。
ルイージといじわるなへいたいさん ルイス・スロボドキン 作・絵 こみやゆう 訳 徳間書店 2015.9 J933/5152N/ス イタリアの小学生ルイージは、スイスに住むバイオリンの先生の所へ毎週バスで通います。国境では密輸人がいないかと兵隊が乗ってきます。いじわるな兵隊はお弁当などを調べてケーキをぐちゃぐちゃにして、少し食べてしまいます。怒った先生が兵隊に仕返しをしますが、その様子を見て笑った乗客に異変がおこります。表情豊かな挿絵も楽しいお話です。

中学年向きよみもの

書名 著者名 出版社 出版年 請求記号 書評
ちゃいろいつつみ紙のはなし
 (世界傑作童話シリーズ)
アリソン・アトリー 作 松野正子 訳 殿内真帆 絵 福音館書店 2015.9 J933/5153N/ア 新聞屋さんの棚で退屈していた茶色いつつみ紙は、ある家族に買われ、おばあちゃんへのクリスマスの贈り物を包みます。無事におばあちゃんの家にたどり着いた茶色い紙は、きれいに保存され、再び役目を果たす時がやってきます。茶色の紙を擬人化した表紙やユニークな挿絵が添えられ、ものを大切に使うことの喜びが伝わってきます。
くろねこのロク空をとぶ インガ・ムーア 作・絵 なかがわちひろ 訳 徳間書店 2015.5 J933/5118N/ム 6軒の家から6皿ごはんをもらう食いしん坊の黒猫ロク。6つの家族は夏休みの旅行にロクを連れていきます。ロクは森の中で野生の猫スコットに出会い、魚やうさぎとりを教えてもらいますが失敗ばかり。逆に町できたえた屋根のぼりを生かしてスコットに岩山ののぼり方を教えていた時、スコットがワシに捕まり、助けようとしたロクはワシの上に落ちてしまいます。
トルネード! -たつまきとともに来た犬- (ジュニア文学館) ベッツィ・バイアーズ 作 もりうちすみこ 訳 降矢なな 絵 学研教育出版 2015.5 J933/5113N/バ 「ぼくたち」はたつまきが来ると避難用地下室に入るのですが、今日は父さんが逃げ遅れてしまいました。不安な中、農場で働いているピートは、昔たつまきに犬小屋ごとふきとばされてきた犬のトルネードの話をいつもしてくれます。トルネードが手品をしたこと、元の飼い主が見つかった時のことなど、何度聞いてもひきこまれる6つのエピソードが語られます。
あたし、アンバー・ブラウン! (文研ブックランド) ポーラ・ダンジガー 作 若林千鶴 訳 むかいながまさ 絵 文研出版 2015.2 J933/5092N/ダ 3年生のアンバーは幼なじみの男の子ジャスティンと大の仲良しです。ところが、ジャスティンが引っ越すことになり、別れの日が近づきます。アンバーにとってパパとママが離婚した時より最悪な気持ちなのに、ジャスティンに話をはぐらかされ、さみしいと素直に言えません。二人はけんかになり、口をきかないまま、ついにクラスのお別れ会の日になります。
バイバイ、わたしの9さい! (文研ブックランド) ヴァレリー・ゼナッティ 作 伏見操 訳 ささめやゆき 絵 文研出版 2015.11 J953/493N/ゼ もうすぐ10歳になることを特別に思うフランスの女の子タマラは、世界で4秒に一人が飢え死にしていると知り、社会の平和について考えこむようになります。世の中を変えることに協力してもらおうと、有名で力のある3人に手紙を送りました。誕生日の朝に1通の返事が届きます。今の自分にできることをせいいっぱいやってみることの大切さが伝わってきます。
2分の1成人式 (講談社文学の扉) 井上林子 著 新井陽次郎 絵 講談社 2015.9 J913/14964N/イ 小学4年生のユメは、「2分の1成人式文集ノート」を書くことになりますが、自分には何も特技がなく書けないと悩んでいます。アニメ「魔法少女マリン」が好きなことを幼なじみののぞみに知られ、一緒に宿題に取り組むうち、ユメは自分の夢を見つけ、のぞみは自分の十年史を書くことができました。巻末にはユメとのぞみの文集ノートもついています。
おばけ道、ただいま工事中!? (おはなしガーデン49) 草野あきこ 作 平澤朋子 絵 岩崎書店 2015.8 J913/14927N/ク 死者がおばけ界に行く道を修復工事するため、4年生の翔太の部屋に仮の道を1週間通させてほしいと現れた、おばけ協会の少女サト。契約させられたその夜、翔太はおばけ道にひきずりこまれそうになったり、手紙を届けてと頼まれたりします。道を通すお礼にもらった特典クーポンをフル活用して、翔太はおばけ達の願いをかなえていきます。
お昼の放送の時間です (ポプラ物語館 67) 乗松葉子 作 宮尾和孝 絵 ポプラ社 2015.10 J913/14971N/ノ 憧れの放送委員になった4年生のかえでは、こうへいとペアでお昼の放送をすることになります。打合せもせず、自分の考えたクイズや戦隊ものの曲を流すこうへいに怒ってしまいますが、二人のかけあいの放送は夫婦まんざいみたいと大好評。先生のアドバイスもあって二人は歩み寄り、金曜日の放送にこだわったこうへいの事情もわかってきます。
3+6の夏 -ひろしま、あの子はだあれ- 中澤晶子 作  ささめやゆき 絵 汐文社 2015.7 J913/14858N/ナ 広島で絵の教室に通うかなた達6人の4年生が二人ずつ、それぞれ不思議な子どもに出会う3つのお話です。スケッチブックから現れた少女は、かなた達と遊ぶと消えてしまうのですが、少女はかなたのひいおばあさんの原爆で亡くなった大切な友達でした。なぜわたしたちの所に来たのかな、ずっと覚えていてってことなのかな、とかなたは思います。
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ベルンカとやしの実じいさん 上 -366日のおはなし-  (世界傑作童話シリーズ) パベル・シュルット 文                 ガリーナ・ミクリーノワ 絵  大沼有子 訳 福音館書店 2015.2 J989/69N/シ チェコのプラハに住む6才の女の子ベルンカの元へ、ハイチから小包が届きます。中にはやしの実の帽子をかぶった小さな「やしの実じいさん」が入っていました。誰にも見つからないよう気をつけて二人で楽しく過ごします。じいさんが同じアパートの2年生の男の子ルカーシュのモルモットに食べられそうになる話など、1日1エピソードで366日を描きます。上下巻。

高学年向きよみもの

書名 著者名 出版社 出版年 請求記号 書評
二日月 (ホップステップキッズ!) いとうみく 作 丸山ゆき 絵 そうえん社 2015.11 J913/14999N/イ 4年生の杏が誕生を待ち望んでいた妹の芽生は、出生時の事故で障がいがありました。芽生中心の生活になり杏は自分の気持ちを抑え、いい子でいようとしますが、ある時爆発してしまいます。親友の真由に悩みを聞いてもらったり、他人の目を気にせず芽生を育てるママの姿を見たりするうちに、杏は、芽生を友達に紹介できるようになります。
ぼくと象のものがたり(鈴木出版の海外児童文学 -この地球を生きる子どもたち-) リン・ケリー 作 若林千鶴 訳 鈴木出版 2015.3 J933/5101N/ケ 妹のマラリアの治療費を稼ぐため、ゾウの世話係としてサーカスに雇われた10才のハスティン。団長は、ハスティンをこきつかい一生拘束しようと企んでいますが、つらい生活の中でハスティンは、捕まえた子ゾウのナンディタと心を通わせていきます。ナンディタを群れに返し、もう一度家族と暮らすため、ハスティンは行動を起こします。
それぞれの名前 (講談社文学の扉) 春間美幸 著 講談社 2015.5 J913/14838N/ハ 双子の岡田ユカとチカは見ためがそっくり。チカは気になる男子・千代田ノゾミに、自分を見分けて名前を呼んでほしくて、わざと服装や髪型をユカとおそろいにしています。自分のことを名前で呼ぶのをやめられない野中モエ、自分の名前が好きになれないノゾミなど、同じクラスの5年生6人が、名前についての思いを語ります。
青い目の人形物語 1 平和への願い アメリカ編 シャーリー・パレントー 作 河野万里子 訳 岩崎書店 2015.6 J933/5124N/パ 1920年代、父が亡くなり祖父母と暮らす11歳のレキシー。日米友好の証として日本へ送る人形に添える手紙を一番上手に書けた子が、ママのいるサンフランシスコに行けることを知ります。いい作文を書くために人形を見ようと先生の部屋に忍びこんだことがばれて償いをすることになったり、手紙を盗まれたり。レキシーは苦難を乗り越えて成長していきます。
コービーの海 (鈴木出版の海外児童文学 - この地球を生きる子どもたち-) ベン・マイケルセン 作 代田亜香子 訳 鈴木出版 2015.6 J933/5131N/マ 事故で片足をなくした12才のコービーは、両親と船で暮らし、自分も小さな船を持っています。友達といるより一人で海へ出る事が多い毎日でしたが、ある日ロープが巻きついたゴンドウクジラを助け、その出産を見ます。衰弱し浅瀬に乗り上げてしまった親子の傾く身体を一晩中支え続けて救った事から、周囲も、コービー自身も変わり始めます。
だれにも話さなかった祖父のこと マイケル・モーパーゴ 文               ジェマ・オチャラハン 絵 片岡しのぶ 訳 あすなろ書房 2015.2 J933/5096N/モ 「わたし」は、戦争で顔や体にひどい傷を負った無口な祖父を怖いと感じながらも、祖父から目をそらすことができず、事実を知りたいと思っていました。成長し、祖父の住む島へ一人で行くようになった「わたし」に、祖父は、戦中戦後に起こったこと、出て行った妻と娘への思いを話します。淡々とした表現の文章と絵から、戦争の悲惨さが伝わってきます。
1週間の物語 (タイムストーリー) 日本児童文学者協会 編 磯良一 絵 偕成社 2015.2 J913/14714N 1週間の出来事をテーマにした、心に残る短編集です。主人公ちほが、舌がよく回らない幼い妹まほと母親の会話を聞いているうちにあることを思い出す、怖くて悲しい、後藤みわこ作「おちちや」。父が死に貧しさの中に残された母が、鉈を手に小1の息子を毎日墓参りに誘う、最上一平作「東京オリンピックの七日間」など、5話が収録されています。
酒天童子 竹下文子 著 平沢下戸 絵 偕成社 2015.4 J913/14757N/タ 鬼が切り落とされた腕を取り返しに来る有名な話や、空を飛ぶドクロの正体を突き止める話、鬼たちが集まる酒天童子の館に乗り込み、さらわれた姫君たちを救う話など、5話が収録されています。前太平記をベースに古典文学から話を集め、源氏の武将頼光と固い絆で結ばれた四天王や、陰陽師安倍晴明らが魅力的に描かれています。
岸辺のヤービ -Tales of Madguide Water- 梨木香歩 著 小沢さかえ 画 福音館書店 2015.9 J913/14959N/ナ 小さな三日月湖、マッドガイド・ウォーターを舞台とした長編ファンタジー第1作。寄宿学校の教師ウタドリは、小さな湖の岸辺で二足歩行のハリネズミのような不思議な生き物ヤービと出会います。ウタドリがあげたミルクキャンディーが、ヤービのいとこを救い、それがきっかけで、二人の交流が始まり、ヤービ一族の暮らしや歴史を知ります。
消えた王 (カーシア国3部作 2) ジェニファー・A.ニールセン 作 橋本恵 訳 ほるぷ出版 2015.9 J933/5162N/ニ 前作「偽りの王子」でカーシア国の王子であると認められたジャロンですが、本当の味方は4人だけ。周囲の国や海賊からの侵略の危険が迫る中、国内の権力争いをすり抜けて、たった一人で海賊の元へ向かいます。へそまがりだけれど人や物事をみきわめる力があり、体力と精神力をふるって敵を味方に変えていく、ジャロンの活躍が痛快です。

詩・昔話

書名 著者名 出版社 出版年 請求記号 書評
おどる詩あそぶ詩きこえる詩 はせみつこ 編 飯野和好 絵 冨山房インターナショナル 2015.4 J911/741N お母さんに「きれい?」と聞かれ、怒ると怖いから、ほんとはふつうだけど「きれい」という「おかあさん」(小2・男の子作)。あわおこしからたこ焼きまで、大阪名物の食べものがずらりと出てくる「あいうえおおさかくいだおれ」(詩人・島田陽子作)。思わず口にして楽しみたくなる61編の詩に、ユーモラスな絵がつけられています。
お静かに、父が昼寝しております -ユダヤの民話-(岩波少年文庫 229) 母袋夏生 編訳 岩波書店 2015.12 J929/193N 有利な商談を持ちかけられた男ダマは、父が隣の部屋で昼寝をしているので、応じられないと言います。理由を尋ねた使者に、ダマは理由を語ります。親思いの息子が報われるお話のほか、二千年前に国を追われ、世界各地で暮らしてきたユダヤの人たちの知恵とユーモアが効いた民話や聖書「創世記」からの物語が38編入っています。

知識の本/社会

書名 著者名 出版社 出版年 請求記号 書評
にっぽんのおにぎり -写真絵本おにぎり風土記- 白央篤司 著 理論社 2015.6 J383/113N 「あなたの好きなおにぎりは?」ではじまるこの本では、日本全国47都道府県を代表する具材でにぎられたおにぎり47個を紹介しています。大きなおにぎりの写真とともに、なぜその具材が選ばれたかも教えてくれます。さて、大阪を代表するおにぎりの具材は何でしょうか? (中学年〜)
絵本で学ぶイスラームの暮らし 松原直美 文 佐竹美保 絵 あすなろ書房 2015.4 J167/3N イスラームの人はお祈りをどうやってするの?どうしてイスラームの女の人は髪をかくしているの?など、イスラームについて不思議に思うことが、分かりやすく説明されています。アラブ人の少年アフマドの生活を中心に、イスラーム文化を楽しく学べる物語絵本です。(中学年〜)
もっと知りたい!話したい! セクシュアルマイノリティ 1 セクシュアルマイノリティについて 日高庸晴 著 サカイノビー イラスト 汐文社 2015.12 J367/179N/1 セクシュアルマイノリティとは、性的少数者のことです。体は男性だけれど、気持ちは女性など、体と性に違いを感じる人たちを紹介します。セクシュアルマイノリティにはどういうタイプの人がいるか、どんな悩みがあるのかがわかりやすく説明されています。いじめを乗り越え、自分を受け入れることができた先輩からのエールも紹介されています。(高学年〜)
さくら猫と生きる -殺処分をなくすためにできること- (ポプラ社ノンフィクション 23) 今西乃子 著 浜田一男 写真 ポプラ社 2015.6 J645/214N 捨てられた猫に新しい飼い主がみつからなかったら、殺されることを知っていますか? 鳴き声やおしっこの被害から、野良猫を増やさないために、捕まえて子猫が産めないように手術する地域のとりくみを紹介します。術後の猫は耳をさくらの花びらの形にカットされ、「さくら猫」とよばれてくらします。(高学年〜)
セルマの行進 -リンダ十四歳投票権を求めた戦い- リンダ・ブラックモン・ロワリーほか 原作  PJローラン 絵 渋谷弘子 訳 汐文社 2015.7 J316/41N 1960年代、黒人に投票権が認められていなかったアメリカ南部アラバマ州で、投票権を求め子どもを中心にデモ行進が行われます。14歳のリンダも刑務所に入れられ、行進を阻止する警官に殴られたりします。しかし、投票権を求めるセルマから州都モントゴメリまでの4日間の行進に参加し、投票権法が可決されます。(高学年〜)
ガザ -戦争しか知らないこどもたち- 清田明宏 著 ポプラ社 2015.5 J302/47N パレスチナ難民とその子どもたちが暮らすガザ。15歳の少女は、生まれてから4度も戦争を経験し、12歳の少年は逃げる途中に死体を見たと語ります。爆撃で建物が破壊され、多くの人を失いながらも、ガザを再建するために働く人々と子どもたちの未来への思いを、多くの写真とともに伝える1冊です。(中学年〜)
おじいちゃんが孫に語る戦争 田原総一朗 作 下平けーすけ 絵 講談社 2015.4 J210/422N 日本がなぜ戦争をはじめて、どうして負けたのかについて、著者の考えを分かりやすく説明しています。戦前、マスコミは戦争をするよう報道したが、戦後は全く反対のことを言う。そのことから著者は、自分で調べないといけないと思いジャーナリストの仕事を選びました。戦争を知らない世代が平和について考える手助けとなるよう過去の歴史を伝えます。(高学年〜)
きみ江さん -ハンセン病を生きて- 片野田斉 著 偕成社 2015.2 J289/831N ハンセン病は昔、不治の病として恐れられ、差別された病気です。元患者のきみ江さんが経験したいじめや、神経痛の痛み、隔離された施設で結婚したけれど、子どもをつくることも許されなかった事などが語られます。原発事故の影響で差別される人々にもふれており、差別と偏見について考えさせられます。(高学年〜)
ひとりではじめたアフリカボランティア -渋谷ギャル店員- 栗山さやか 著 金の星社 2015.4 J916/390N/ク 渋谷でギャル店員として働いていた著者は親友の死がきっかけとなり、生きる意味を考え、バックパックを背負い旅に出ます。ボランティアとしてエチオピアの医療現場で働き、若い女の子たちが病気で次々亡くなる姿を目にし、自分の時間を苦しんでいる人に使いたいと思います。ついには女性や子どもを支援する協会「アシャンテママ」を設立します。(高学年〜)

知識の本/生物・科学

書名 著者名 出版社 出版年 請求記号 書評
さかなだってねむるんです (ふしぎいっぱい写真絵本 28) 伊藤勝敏 写真 嶋田泰子 文 瀬能宏 監修 ポプラ社 2015.9 J487/208N 魚がねむるときって、目をとじているのかな? この本では、魚がねむっているときに、敵におそわれないための7つの作戦が紹介されています。色を変える魚、自分で寝袋を作る魚、泳ぎながらねむる魚など、なかなか見ることの出来ない姿を写真で見ることができます。(低学年〜)
大津波のあとの生きものたち 永幡嘉之 写真・文 少年写真新聞社 2015.2 J462/30N 東日本大震災による大津波後の東北の海岸を追った写真絵本。何もなくなった海岸に戻ってきた生き物や、2年目の春に芽吹いた木の芽に、自然の生命力を感じます。3年目、工事が始まり津波前の海岸の姿を取り戻し始めると、復活してきた自然は姿を消していきます。未来に残すべき自然について考えさせられます。(中学年〜)
アリのくらしに大接近 丸山宗利 文 島田拓・小松貴 写真 あかね書房 2015.7 J486/603N アリは身近な存在ですが、世界には1万種以上は存在するといわれています。自分でエサをとれず、幼虫を育てることもできないサムライアリは別の種類のアリをどれいにして働かせます。ほかにも巣の中で菌やキノコをつくるアリなど、大きな写真で珍しいアリのくらしが学べます。(中学年〜)
かしこい単細胞粘菌 (たくさんのふしぎ傑作集) 中垣俊之 文 斉藤俊行 絵 福音館書店 2015.9 15/645/473 単細胞生物、粘菌はやぶの中の枯れ葉が土に積もってじめじめしたところにいます。実は粘菌はとてもかしこいのです。迷路のスタートとゴールにエサを置き、粘菌を入れるとなんと最短ルートを導き出します。なじみがない粘菌について、いろいろな実験を通して楽しく学べます。(高学年〜)
イーダ -美しい化石になった小さなサルのものがたり- ヨルン・フールム、トルシュタイン・ヘレヴェ 文  エステル・ヴァン・フルセン 絵 遠藤ゆかり 訳 創元社 2015.7 J457/381N 1980年代に発見された大昔の化石をめぐる1冊です。前半は、4700万年前の森で生まれたサルが、きれいな化石となるまでの「イーダのものがたり」。後半は「イーダを調べる」と題して、なぜこんなにいい状態の化石ができたのか、発見された他の化石、化石の保存方法なども紹介しています。美しい絵も印象的です。(高学年〜)
カブトムシvs.クワガタムシ強いのはどっちだ! -森のファイターたちは、どうやって生まれたのか- 本郷儀人 著 講談社 2015.7 J486/605N カブトムシとクワガタの戦いの様子を解説します。彼らが戦うのはメスを獲得し、子孫を残すためです。大きな体の方が戦いに勝ちやすいのですが、小さなオスだって黙って見ているわけではありません。あの手この手を使ってメスに出会おうとします。戦いの決まり手を集めた実験データも興味深いです。好奇心を持って観察する研究の楽しさがよく伝わります。(高学年〜)
すぐそこに、カヤネズミ -身近にくらす野生動物を守る方法- (くもんジュニアサイエンス) 畠佐代子 著 くもん出版 2015.9 J489/409N カヤネズミは、大人の親指ほどの大きさしかありません。京都市を流れる桂川のそばの草むらにも巣を作って生きています。こんな身近なところにいるのに、草が刈られることによって、カヤネズミは住む場所がなくなり、絶滅の恐れがあります。著者は、工夫をすればカヤネズミの住む場所を確保できると提案します。野生動物を守る考え方が学べます。(高学年〜)
発見!? 宇宙生物 北村雄一 著 汐文社 2015.11 J440/167N 宇宙生物は本当にいるの?火星人はなぜタコみたいな姿をしていると考えられたの?などの疑問にこたえてくれます。宇宙生物を想像するのは難しいので、まずは地球にいるシロクマが宇宙に住んだらと考えてみましょう。星明りでも獲物が探せるように、目がとても大きくなっているかもしれません。想像がどんどんふくらむ楽しい本です。(高学年〜)

知識の本/技術・産業

書名 著者名 出版社 出版年 請求記号 書評
さとうとしお (しぜんにタッチ!)
ひさかたチャイルド 2015.1 J588/47N 白くてとてもよく似ている「さとう」と「しお」。見た感じ、さわった感じではわからなくても、食べたらちがいがわかります。火にかけるとどうなるかな? お湯に入れるとどうなるかな? ちがいを写真で確かめてみましょう。作り方ものっているので、大人の人といっしょにチャレンジしてみてください。(低学年〜)
かき氷 -天然氷をつくる- (ちしきのぽけっと 20) 細島雅代 写真 伊地知英信 文 岩崎書店 2015.5 J588/48N 冷凍庫ではなく、寒い日が続く山の谷間の池で天然氷ができるまでを写真で紹介した本です。氷作りの池を整備し、きれいな水を確保し、落ち葉を取り除いて、15cmの厚さまで凍らせます。切り出しには、近所の人もお手伝いします。天然氷が人の手で丁寧に作られ、次の世代に引き継がれていきます。(中学年〜)
お米ができるまで 岩貞るみこ 作 武田美穂 絵 講談社 2015.7 J616/69N 新潟県魚沼市で米作りをしている農家の1年のお話です。主人公ダイヒョーは新入りスタッフ、シンイリとともに苗をハウスで育て、田んぼを整え、田植えもして、大忙しです。次から次へとやってくる試練にもめげずに明るくのりきります。ダイヒョーとシンイリのかけあいにほのぼのした挿絵があっています。(高学年〜)

知識の本/芸術・スポーツ

書名 著者名 出版社 出版年 請求記号 書評
バレエの世界へようこそ! -あこがれのバレエ・ガイド- リサ・マイルズ 著 英国ロイヤル・バレエ 監修 斎藤静代 訳 河出書房新社 2015.3 J769/19N たくさんの写真で、華麗なバレエの世界を紹介しています。バレエの歴史や豪華な衣装、ダンサーだけではなく、裏方として働いている人たちの仕事も学べます。大がかりな舞台『眠れる森の美女』では、衣装の種類はなんと450着を超えるそうです。バレエをしてみたくなる、見てみたくなる1冊です。(高学年〜)
「走る」のなぞをさぐる -高野進の走りの研究室- (ちしきのもり) 高野進 著 少年写真新聞社 2015.7 J782/39N 大昔は、敵から逃げたり獲物をつかまえたりするための「生きるための走り」、江戸時代は飛脚などの「仕事としての走り」と、現在の走る意味とは異なります。人間の走りと動物の走りの違いもわかります。また、どうしてボルトが速いのか、科学的な説明と、速く走るためのトレーニング方法も紹介しています。 (高学年〜)

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