大阪府立図書館

English 中文 한국어 やさしいにほんご
メニューボタン
背景色:
文字サイズ:

第173回大阪資料・古典籍室小展示「古典籍資料のいろはの『は』」

大阪府立図書館 > 大阪資料・古典籍 投稿 > 中之島 > 第173回大阪資料・古典籍室小展示「古典籍資料のいろはの『は』」

更新日:2024年1月29日

展示内容

第173回大阪資料・古典籍室小展示「古典籍資料のいろはの『は』」イメージ画像

「古典籍」とは一般的に江戸時代以前に作られた書物のことをさしますが、中之島図書館では洋装本だけではなく、古典籍も多く所蔵しています。当館ではこれに加え、明治時代以降の和装本や古文書などの資料も古典籍と同じ取り扱いをしてきました。今回の展示では当館が所蔵するこうした資料を総称して「古典籍資料」として、その入口をご紹介します。
第168回大阪資料・古典籍室小展示「古典籍資料のいろはの『い』」第169回大阪資料・古典籍室小展示「古典籍資料のいろはの『ろ』」では和装本の資料を中心にご紹介してきましたが、今回の展示では当館の所蔵する古文書を取り上げます。

開催期間

令和6年1月29日(月曜日)から令和6年3月23日(土曜日)まで

※平日9時から20時 土曜日9時から17時 入場無料
※期間中の休館日は、日曜日と祝日(2月12日(月曜日)・23日(金曜日)・3月20日(水曜日))および3月14日(木曜日)です。

場所

大阪府立中之島図書館 3階 大阪資料・古典籍室1

展示資料一覧

古文書のかたち

一紙(いっし)文書(一枚文書)

一枚紙のまま使う文書です。

折紙

一枚紙を折り込んで使用した文書です。

竪帳(たてちょう)

紙を半分に折り込んだものを重ねて袋綴じにしたものです。検地帳や村方明細帳など広く使われました。

横帳

紙を横長に半分に折り込んで綴じたものです。帳簿関係の文書に多く見られます。横帳をさらに半分に折り込んだ資料は「横半帳」と言われています。

古文書の種類

町方文書

都市に住む町人が町の運営を行うために作成した文書・記録です。当館には「道修町三丁目文書」「菊屋町文書」「木挽町(こびきちょう)文書」などまとまった古文書があります。

村方文書

村役人が幕府・領主などとのやりとりのため作成した文書・記録です。村の概要を記した「村明細帳」、村内の田・畑・屋敷地を一区画ごとに記録した「検地帳」などがあります。今回は展示していませんが、当館所蔵のまとまった村方文書として「柏原家文書」があります。

商売文書

取引先のやりとりや日々の収支を記録した帳簿類など商売に関する古文書は多種多様です。当館には商業関係に関する古文書の所蔵も多くあります。

参考文献

●本の話 [Web] 大阪府立中之島図書館 https://www.library.pref.osaka.jp/site/osaka/about-book.html

■『図録・古文書入門事典』(若尾俊平/編著 柏書房 1997.6)【210.02/6N/】

■『古文書用語辞典』(荒居英次/[ほか]編 柏書房 1983.6)【312.6/77/#】

「古文書 はじめの一歩!」について

「古文書はじめの一歩」イメージ画像(タイトル)
「古文書はじめの一歩」イメージ画像(テキスト)

当館でははじめて古文書に親しむ方を対象にした動画「古文書はじめの一歩!」を公開しています。ぜひご覧ください。

PAGE TOP