大阪府立図書館

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基本方針と重点目標(平成25-27年度) 重点目標評価シート<基本方針1>

更新日:2018年8月1日

<基本方針 1 >
大阪府立図書館は、市町村立図書館を支え、大阪府全域の図書館サービスを発展させます。

重点目標1-1 府域市町村立図書館へのより効果的な資料および情報の提供を行い、図書館間相互の連携・協力を強化します。
重点目標1-2 府域図書館職員のスキルの向上を図るため、研修事業を充実させます。
重点目標1-3 府域図書館活動を推進するため、近隣府県の公共図書館のほか、学校図書館、大学図書館、国立国会図書館、専門図書館、類縁機関その他の社会教育機関・施設や行政機関等との連携・協力を広げます。
重点目標1-4 図書館サービスを充実させるための調査・研究活動を進めるとともに、府立図書館職員の専門性を高める取組みを推進します。

重点目標
1-1
府域市町村立図書館へのより効果的な資料および情報の提供を行い、図書館間相互の連携・協力を強化します。
評価
(25~27年度)

【評価の理由】

協力貸出担当者連絡会及び巡回相談を毎年実施し、府域各館の課題等の把握に努め、相談や情報共有を行っている。アンケート調査は、年毎にテーマを設定して実施、結果は府域図書館へも情報提供した。アンケートや情報交換から把握した課題は、蔵書構築の検討、搬送コースの見直しに繋がっている。
協力貸出冊数は目標値に届かなかったが、協力車による市町村間物流冊数は目標値を上回る増加傾向となっている。26 年度に搬送業務を最適化し、搬送量増加への対応や大阪市立図書館との物流強化を実現した。協力貸出の広報ポスター等を作成、府域図書館へ配布することにより各館の利用者に向けた PR を強化することができた。

重点指標 24年度
実績
目標 実績 / 達成度
25年度 26年度 27年度
協力貸出冊数(市町村) 66,756 毎年67,000 62,879 B 62,101 B 62,867 B
協力車による市町村間物流冊数 30,140 最終年度に30,000 30,949 B 32,944 B 35,717 A

【アクション・プラン】

取組み 達成状況
平成25年度
  1. 協力貸出の、貸出対象範囲に関する検討結果を踏まえ、帯出区分の緩和を試行
  2. 協力貸出、市町村間物流の資料分析
  3. 次期搬送業務委託(H26/10~)に向けた仕様の検討
  1. 一部の参考図書や合本雑誌等協力貸出対象範囲拡大を実施
  2. 市町村間貸借資料の分析を試みると共に、府域図書館対象に協力貸出等に関するアンケートを実施
  3. 搬送コース再編や大阪市との搬送緊密化に向け府域図書館と調整、仕様を具体化
平成26年度
  1. メーリングリスト・協力貸出担当者連絡会等を通じ、利用増に向け周知を図ると共に、府域図書館のニーズを引き続き調査
  2. 検討結果を踏まえた最終調整と搬送コース再編実施
  3. 大阪市立図書館との物流の強化
    • 協力貸出担当者連絡会を2回開催し、情報交換
    • OLAとも連携しアンケート実施、府域図書館ニーズを調査(学校支援、資料の相互利用)
    • 協力貸出広報ポスターを作成、府域図書館へ配布
  1. 搬送コース再編、新コースにて運行開始
  2. 大阪市立図書館との資料搬送を週3回へ拡充
平成27年度
  1. メーリングリスト・協力貸出担当者連絡会等を通じ、利用増に向け周知を図ると共に、アンケート結果を基に府域図書館のニーズを分析
  2. 搬送コースの再編および大阪市立図書館への搬送回数の増加に伴う搬送状況の変化を調査・分析
    • 協力貸出担当者連絡会を2回開催
    • 昨年度アンケート結果の情報共有、併せて、当館の蔵書構築検討に反映。広報活動等についてアンケートを実施
  1. 府域図書館へ巡回相談を実施し、コース再編の影響を確認、調査。統計数値による分析

【アクション・プランのねらい】(25年度当初に記入)

  • 協力貸出の一層の増加に向け、平成24年度に行った検討を踏まえ、帯出区分の緩和(試行)を行う。
  • 上記施行結果を含め、どのような資料が協力貸出や相互貸借で利用されているか、府内他館の協力を得て分析を行う。
  • 協力車の搬送量は一貫して増加傾向にあるため、平成26年10月からの搬送業務委託契約に向けて、仕様の検討(搬送コースの再編、大阪市との連携強化も含む)を行ない、予算確保に向けて努力する。

重点目標
1-2
府域図書館職員のスキルの向上を図るため、研修事業を充実させます。
評価
(25~27年度)

【評価の理由】

司書セミナーは、図書館運営、レファレンススキルの向上や児童、障がい者支援といった個別の課題等様々なテーマを設定、講師も各地から招聘して例年6コマ程度の研修を継続実施している。それに加え、実務経験の少ない職員を対象とした「基本編」を25・27年度と隔年開催した。
大阪公共図書館協会(OLA)からの依頼による研修は、参考業務・児童サービス関連に加え、障がい者サービスに関する研修についても、新たに初任者、経験者別に設定する等、受講者のニーズやレベルに合わせた実施に務めた。
各館個別の要望に合わせて実施する府域図書館への出前講習に対する評価が高く(27年度:10点満点中9.3点)、府域図書館員のレベルアップに資したと考えている。

重点指標 24年度
実績
目標 実績 / 達成度
25年度 26年度 27年度
研修実施日数 21 毎年20日 31 A 31 A 32 A
参加者満足度(10点中) 9.7 毎年平均9.0以上 8.9 B 9.8 B 9.1 B
研修のべ参加者数 518 毎年600 1,117 A 1,406 A 1,205 A

【アクション・プラン】

取組み 達成状況
平成25年度
  1. 「出前講習」の拡充
  2. 司書セミナー等の、これまで府立図書館で行ってきた研修を着実に実施
  3. 府域職員を対象とした研修の、体系的な計画の策定
  1. 府立両館で分担し、出前講習年間実施回数を増加、府域図書館のニーズに合わせた研修を実施
  2. 司書セミナーや児童サービス研修等、図書館員の経験年数・専門分野に合わせた研修を実施
  3. 初任者向け等の研修を新規実施。各研修の受講対象、内容および今年度のアンケート結果等を分析し、より多くの図書館員が受講の機会を持つことができるよう次年度研修計画を策定
平成26年度
  1. 引き続き、両館専門分野を生かし細かなニーズに対応する研修を実施
  2. アンケート結果を分析し、次年度研修計画を策定
    • 府立両館で分担し出前講習を実施するとともに、司書セミナー・児童サービス研修等、レベルやニーズに合わせた研修を実施
    • 研修にワークショップを取り入れる等、府域図書館員同士の交流を促進
    • 中之島図書館担当により文科省図書館地区別研修(近畿地区)を実施
  1. アンケートで浮彫りとなった「研修後の自館での成果還元」をより重視した研修を計画
平成27年度
  1. 研修実施目的や受講対象者を明確化し、より細かな参加者レベルやニーズに合わせた研修を検討、実施
  2. 「大阪子ども読書活動推進ネットワークフォーラム」事業(文科省読書コミュニティ拠点形成支援事業)への参画、実施
  1. 府立両館で分担し出前講習を実施するとともに、司書セミナー・児童サービス研修等、レベルやニーズに合わせた研修を実施
    • 司書としての実務年数の少ない職員を対象とした司書セミナー基本編(著作権、接遇、レファレンス)を実施
    • 年度当初に各研修に関するレベル、内容、開催予定を府域図書館に提示
  2. 府内3ヶ所(大阪市・吹田市・貝塚市)にて講師、内容を3ヶ所とも別内容として「子ども読書活動推進リーダー研修」を実施。計185名参加

【アクション・プランのねらい】(25年度当初に記入)

  • 府域内図書館の規模や地域性によって違ってくる利用者のニーズに各図書館職員が対応できるように、オーダーに合わせた「出前講習」をすることにより、府域内図書館職員のスキルアップの支援を行う。
  • 経験年数や担当業務によってスキルアップへの要求内容も変わってくることから、図書館員のレベルに合わせた研修も行えるように計画する。組織的なニーズと職員個々のニーズを満たす研修を実施することにより体系的な研修計画の策定に向けて検討する。

重点目標
1-3
府域図書館活動を推進するため、近隣府県の公共図書館のほか、学校図書館、大学図書館、国立国会図書館、専門図書館、類縁機関その他の社会教育機関・施設や行政機関等との連携・協力を広げます。
評価
(25~27年度)

【評価の理由】

MOBIOとの連携事業は、ビブリオバトル、図書館活用講座、機関紙への記事提供等、3年間で様々な取組みが実現し、当館の持つ資料や職員のスキルを活かすことができた。
児童福祉施設、病院、矯正施設など、図書館とは別の機能を持つ機関との情報交換から矯正施設への資料貸出が実現し、施設内での教育活動に資することができた。
ホームページでの「類縁機関案内」は、毎年更新し、更新時には、新たな機関を追加し、拡充に努めた。また、 企画展示「OSAKAいろいろ図書館めぐり」(27年3月~6月中央図書館)では、類縁機関も含めて幅広くとりあげ一層の連携促進を図った。

重点指標 24年度
実績
目標 実績 / 達成度
25年度 26年度 27年度
府域図書館活動の推進に資する連携事業実施回数 17 最終年度までに20 18 B 36 A 42 A
連携先数 10 最終年度までに14 12 B 24 A 26 A

【アクション・プラン】

取組み 達成状況
平成25年度
  1. 府立図書館の近隣にある大学等と情報交換を行い、連携事業の可能性をさぐる
  2. MOBIO(ものづくり支援センター)と共催している読書会等、すでに実施している連携事業を継続するとともに、さらなる拡充をめざす
  1. 府域大学関係者や、児童文学関連の教員、大学図書館近畿イニシアティブ等と情報交換。「図書館を学ぶ相互講座」(中之島図書館)を継続実施
  2. MOBIOと共催の読書会を3回実施(司書によるビブリオバトル等)
平成26年度
  1. 複数の関連機関と情報交換し、引き続き連携事業の可能性をさぐると共に具体化
  2. 中央図書館で実施のMOBIOとの連携事業に中之島図書館も参加等、一層拡充
  3. 児童文学関連の連携事業を検討・実施
    • 大学職員や学校図書館連絡会、児童福祉施設、矯正施設と情報交換
    • 矯正施設へセット貸出実施
  1. 「EG大阪推進ネットワーク」に中央・中之島両館参加。三者協働で社史に関するイベントや、図書館活用研修を実施
  2. 府域自治体や関係機関と連携し児童文学関連事業を実施
平成27年度
  1. 引き続き関連機関と情報交換し、連携事業を具体化
  2. MOBIOとの連携事業の継続実施
  3. 児童文学関連の連携事業実施
    • 矯正施設(1カ所増加、計2カ所)へ「特別貸出用図書セット」の提供を引き続き実施。セット内容や利用状況をヒアリング
    • 入院中の子どもの読書等に係るボランティア活動を視察
  1. MOBIO機関紙へ継続的に資料案内記事を提供。協働イベントを実施
  2. 関係機関と連携し児童文学関連事業を実施

【アクション・プランのねらい】(25年度当初に記入)

  • 平成25年度は、これまでに連携できている機関を中心に、連絡調整や会議等を着実に行い、連携事業のさらなる充実を図る。
  • 平成26年度以降は、連携の可能性がある機関とも積極的に連絡を取りあい、新たな連携事業を展開できるよう調整する。
  • HPの「大阪近辺類縁機関案内」の更新を行う。作業に際しては、相手機関への直接連絡により、最新の情報を反映する。

重点目標
1-4
図書館サービスを充実させるための調査・研究活動を進めるとともに、府立図書館職員の専門性を高める取組みを推進します。
評価
(25~27年度)

【評価の理由】

府教育センターの教職員研修、OLAからの依頼による参考業務、障がい者サービスに関する研修、大学生の図書館実習の講師等を務め、業務の点検と共に、わかりやすく説明する能力の向上に努めた。
館内職員研修は、外部研修の参加報告や、レファレンス事例の共有による職員相互の研鑽の場として機会を捉えて実施してきた。館内整理日等職員が一斉に研修受講できる機会を活用するほか、開館中にも外部講師による商用データベース研修を交代で受講できるよう工夫し職員全体のレベル向上に努めた。成果は、職員が講師を務める出前講習等の内容にも反映している。

重点指標 24年度
実績
目標 実績 / 達成度
25年度 26年度 27年度
成果報告・発表件数(のべ発表回数) 38回 毎年40回 33回 B 36回 B 32回 B
成果報告・発表件数(文書による報告) 6件 毎年6件 9件 A 8件 A 7件 A
主要外部(公募)研修※への参加 100% 毎年100% 100% A 100% A 100% A

※(1)文部科学省図書館地区別研修 (2)図書館司書専門講座 (3)新任図書館長研修 (4)全国図書館大会 (5)全国公共図書館研究集会 (6)近畿公共図書館協会研究集会 (7)大阪公共図書館大会 (8)漢籍担当職員講習会 ただし、該当なし((3))または抽選もれ((8))により参加できない場合等、各年事情を考慮の上評価する

【アクション・プラン】

取組み 達成状況
平成25年度
  1. 図書館職員の研修に関するアンケート調査を実施、結果を分析して、研修計画に反映
  2. 研修参加報告、研究成果報告等を行い、府立図書館内および府域図書館等での情報共有を推進
  3. 府内外の図書館の実態調査とアンケートの検討
  1. 府内外の図書館へアンケート調査を実施(テーマ:研修および連携事業について)、集計
  2. 外部研修参加者による報告会、レファレンス研修等を実施
  3. 他館からの来客、見学・視察の対応時に併せて情報交換実施
平成26年度
  1. 研修計画に沿った研修の実施、検証結果を次年度研修計画に反映
  2. 出前講習等で作成した資料をスキルアップ資料としてHP等で公開
  1. 職員向けレファレンス研修(報告も含む)、手話研修(初級・中級)、外部講師による商用データベース研修、リーガルリサーチ(法情報)研修を実施
  2. 「府内図書館員のページ」に出前講習資料を掲載
平成27年度
  1. 研修計画に沿った研修の実施、内容の一層の充実
  2. HPに掲載したスキルアップ資料の拡充
  1. 職員向けレファレンス研修(報告も含む)、手話研修(初級・中級)、外部講師による商用データベース研修、統計の基礎知識に関する研修を実施
  2. 「府内図書館員のページ」の出前講習資料の追加

【アクション・プランのねらい】(25年度当初に記入)

  • 司書としての専門性を高める研修に積極的に参加し、知見を広めることで、重点目標1-1、1-2へ反映することができると考える。また、OLA(大阪公共図書館協会)研究委員会における府域図書館職員との共同研究活動等、府域図書館職員とともに専門性を高めあう取組みへの参加を推進する。
  • 研修に関するアンケートを実施、検証することにより府域図書館のニーズを把握し、重点目標1-1、1-2へ反映することも目指す。
  • 府内外の図書館の実態の把握や図書館で取り組むべきサービスを検討するため、アンケート調査を行い、実施にむけての検討材料とする。
  • 府立図書館職員の個々の専門性を高め、図書館サービスのあり方を考える機会を持つことにより、図書館サービスの充実を目指す。

「基本方針と重点目標(平成25-27年度)」およびそれに基づく活動評価について

平成25-27年度

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