大阪府立図書館

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基本方針と重点目標(平成25-27年度) 重点目標評価シート<基本方針1>

更新日:2015年6月24日


<基本方針 1 >
大阪府立図書館は、市町村立図書館を支え、大阪府全域の図書館サービスを発展させます。

重点目標1-1 府域市町村立図書館へのより効果的な資料および情報の提供を行い、図書館間相互の連携・協力を強化します。
重点目標1-2 府域図書館職員のスキルの向上を図るため、研修事業を充実させます。
重点目標1-3 府域図書館活動を推進するため、近隣府県の公共図書館のほか、学校図書館、大学図書館、国立国会図書館、専門図書館、類縁機関その他の社会教育機関・施設や行政機関等との連携・協力を広げます。
重点目標1-4 図書館サービスを充実させるための調査・研究活動を進めるとともに、府立図書館職員の専門性を高める取組みを推進します。

重点目標
1-1
府域市町村立図書館へのより効果的な資料および情報の提供を行い、図書館間相互の連携・協力を強化します。
評価
(25年度)

【評価の理由】

協力貸出冊数は目標値に届かなかったものの、協力車による市町村間物流冊数は目標を大きく上回った。26年度は、大阪市立図書館との物流強化を予定しており、このことにより府内全体の相互貸借の活発化が見込まれる。あわせて実施予定の搬送コースの再編に向けた検討を進め、今後の搬送量増加への対応を準備することができた。
市町村間貸借資料の分析と市町村のニーズ把握を一定程度進めることで、資料の収集や帯出区分の緩和に際し、より現実的・効果的な選択をするための基礎的情報を得た。

重点指標 24年度末実績 目標 25年度末実績 進捗([]は中間結果)
協力貸出冊数(市町村) 66,756 毎年67,000 62,879
協力車による市町村間物流冊数 30,140 最終年度に30,000 [32,044]※ [16,022] (25年4‐9月)

※平成25年9月までの実績をもとに算出した推定値

【アクション・プラン】

取組み 達成状況
平成25年度
  1. 協力貸出の、貸出対象範囲に関する検討結果を踏まえ、帯出区分の緩和を試行
  2. 協力貸出/市町村間物流の資料分析
  3. 次期搬送業務委託(H26/10~)に向けて仕様の検討
  1. 一部の参考図書や合本雑誌等協力貸出対象範囲拡大を実施
  2. 市町村間貸借資料の分析を試みると共に、府域図書館対象に協力貸出等に関するアンケートを実施
  3. 搬送コース再編や大阪市との搬送緊密化に向け府域図書館と調整、仕様を具体化
平成26年度
  1. メーリングリスト・協力貸出担当者連絡会等を通じ、利用増に向け周知を図ると共に、府域図書館のニーズを引き続き調査
  2. 検討結果を踏まえた最終調整と搬送コース再編実施
  3. 大阪市立図書館との物流の強化
平成27年度

【アクション・プランのねらい】(25年度当初に記入)

  • 協力貸出の一層の増加に向け、平成24年度に行った検討を踏まえ、帯出区分の緩和(試行)を行う。
  • 上記施行結果を含め、どのような資料が協力貸出や相互貸借で利用されているか、府内他館の協力を得て分析を行う。
  • 協力車の搬送量は一貫して増加傾向にあるため、平成26年10月からの搬送業務委託契約に向けて、仕様の検討(搬送コースの再編、大阪市との連携強化も含む)を行ない、予算確保に向けて努力する。

重点目標
1-2
府域図書館職員のスキルの向上を図るため、研修事業を充実させます。
評価
(25年度)

【評価の理由】

研修実施日数、参加者数共に目標値を大きく上回り、満足度も目標値を概ね達成することができた。
経験年数や専門分野により研修内容を分け、参加者のニーズにより合ったものにしたことが多くの参加者を獲得した一因と考えられる。また、アンケート結果からさらに細かなニーズを把握し、26年度以降の布石とした。

重点指標 24年度末実績 目標 25年度末実績 進捗([]は中間結果)
研修実施日数 21 毎年20日 31
参加者満足度(10点中) 9.7 毎年平均9.0以上 8.9
研修のべ参加者数 518 毎年600 1,117

【アクション・プラン】

取組み 達成状況
平成25年度
  1. 「出前講習」の拡充
  2. 司書セミナー等の、これまで府立図書館で行ってきた研修を着実に実施
  3. 府域職員を対象とした研修の、体系的な計画の策定
  1. 府立両館で分担し、出前講習年間実施回数を増加、府域図書館のニーズに合わせた研修を実施
  2. 司書セミナーや児童サービス研修等、図書館員の経験年数・専門分野に合わせた研修を実施
  3. 初任者向け等の研修を新規実施。各研修の受講対象、内容および今年度のアンケート結果等を分析し、より多くの図書館員が受講の機会を持つことができるよう次年度研修計画を策定
平成26年度
  1. 引き続き、両館専門分野を生かし細かなニーズに対応する研修を実施
  2. アンケート結果を分析し、次年度研修計画を策定
平成27年度

【アクション・プランのねらい】(25年度当初に記入)

  • 府域内図書館の規模や地域性によって違ってくる利用者のニーズに各図書館職員が対応できるように、オーダーに合わせた「出前講習」をすることにより、府域内図書館職員のスキルアップの支援を行う。
  • 経験年数や担当業務によってスキルアップへの要求内容も変わってくることから、図書館員のレベルに合わせた研修も行えるように計画する。組織的なニーズと職員個々のニーズを満たす研修を実施することにより体系的な研修計画の策定に向けて検討する。

重点目標
1-3
府域図書館活動を推進するため、近隣府県の公共図書館のほか、学校図書館、大学図書館、国立国会図書館、専門図書館、類縁機関その他の社会教育機関・施設や行政機関等との連携・協力を広げます。
評価
(25年度)

【評価の理由】

連携事業実施回数、連携先数共に24年度実績を上回り、最終年度目標に向け着実に前進することができた。
24年度以前からの事業の継続実施と並行し、事業内容の一層の充実や、新たな連携事業の実施可能性を模索した。

重点指標 24年度末実績 目標 25年度末実績 進捗([]は中間結果)
府域図書館活動の推進に資する連携事業実施回数 17 最終年度までに20 18
連携先数 10 最終年度までに14 12

【アクション・プラン】

取組み 達成状況
平成25年度
  1. 府立図書館の近隣にある大学等と情報交換を行い、連携事業の可能性をさぐる
  2. MOBIO(ものづくり支援センター)と共催している読書会等、すでに実施している連携事業を継続するとともに、さらなる拡充をめざす
  1. 府域大学関係者や、児童文学関連の教員、大学図書館近畿イニシアティブ等と情報交換。「図書館を学ぶ相互講座」(中之島図書館)を継続実施
  2. MOBIOと共催の読書会を3回実施(司書によるビブリオバトル等)
平成26年度
  1. 複数の関連機関と情報交換し、引き続き連携事業の可能性をさぐると共に具体化
  2. 中央図書館で実施のMOBIOとの連携事業に中之島図書館も参加等、一層拡充
  3. 児童文学関連の連携事業を検討・実施
平成27年度

【アクション・プランのねらい】(25年度当初に記入)

  • 平成25年度は、これまでに連携できている機関を中心に、連絡調整や会議等を着実に行い、連携事業のさらなる充実を図る。
  • 平成26年度以降は、連携の可能性がある機関とも積極的に連絡を取りあい、新たな連携事業を展開できるよう調整する。
  • HPの「大阪近辺類縁機関案内」の更新を行う。作業に際しては、相手機関への直接連絡により、最新の情報を反映する。

重点目標
1-4
図書館サービスを充実させるための調査・研究活動を進めるとともに、府立図書館職員の専門性を高める取組みを推進します。
評価
(25年度)

【評価の理由】

外部機関からの原稿依頼が多数あり、文書による報告数は目標値を上回ることができた。その一方で、成果発表の機会確保が難しかったこと等が影響し、成果発表回数は目標値を下回った。
主要な外部研修には網羅的に参加することができた。

重点指標 24年度末実績 目標 25年度末実績 進捗([]は中間結果)
成果報告・発表件数(のべ発表回数) 38回 毎年40回 33
成果報告・発表件数(文書による報告) 6件 毎年6件 9件
主要外部(公募)研修※への参加 100% 毎年100% 100%

※(1)文部科学省図書館地区別研修 (2)図書館司書専門講座 (3)新任図書館長研修 (4)全国図書館大会 (5)全国公共図書館研究集会 (6)近畿公共図書館協会研究集会 (7)大阪公共図書館大会 (8)漢籍担当職員講習会 ただし、該当なし((3))または抽選もれ((8))により参加できない場合等、各年事情を考慮の上評価する

【アクション・プラン】

取組み 達成状況
平成25年度
  1. 図書館職員の研修に関するアンケート調査を実施、結果を分析して、研修計画に反映
  2. 研修参加報告、研究成果報告等を行い、府立図書館内および府域図書館等での情報共有を推進
  3. 府内外の図書館の実態調査とアンケートの検討
  1. 府内外の図書館へアンケート調査を実施(テーマ:研修および連携事業について)、集計
  2. 外部研修参加者による報告会、レファレンス研修等を実施
  3. 他館からの来客、見学・視察の対応時に併せて情報交換実施
平成26年度
  1. 研修計画に沿った研修の実施、検証結果を次年度研修計画に反映
  2. 出前講習等で作成した資料をスキルアップ資料としてHP等で公開
平成27年度

【アクション・プランのねらい】(25年度当初に記入)

  • 司書としての専門性を高める研修に積極的に参加し、知見を広めることで、重点目標1-1、1-2へ反映することができると考える。また、OLA(大阪公共図書館協会)研究委員会における府域図書館職員との共同研究活動等、府域図書館職員とともに専門性を高めあう取組みへの参加を推進する。
  • 研修に関するアンケートを実施、検証することにより府域図書館のニーズを把握し、重点目標1-1、1-2へ反映することも目指す。
  • 府内外の図書館の実態の把握や図書館で取り組むべきサービスを検討するため、アンケート調査を行い、実施にむけての検討材料とする。
  • 府立図書館職員の個々の専門性を高め、図書館サービスのあり方を考える機会を持つことにより、図書館サービスの充実を目指す。

「基本方針と重点目標(平成25-27年度)」およびそれに基づく活動評価について

平成25年度

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