大阪府立図書館

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基本方針と重点目標(平成25-27年度) 重点目標評価シート<基本方針1>

更新日:2015年10月29日


<基本方針 1 >
大阪府立図書館は、市町村立図書館を支え、大阪府全域の図書館サービスを発展させます。

重点目標1-1 府域市町村立図書館へのより効果的な資料および情報の提供を行い、図書館間相互の連携・協力を強化します。
重点目標1-2 府域図書館職員のスキルの向上を図るため、研修事業を充実させます。
重点目標1-3 府域図書館活動を推進するため、近隣府県の公共図書館のほか、学校図書館、大学図書館、国立国会図書館、専門図書館、類縁機関その他の社会教育機関・施設や行政機関等との連携・協力を広げます。
重点目標1-4 図書館サービスを充実させるための調査・研究活動を進めるとともに、府立図書館職員の専門性を高める取組みを推進します。

重点目標
1-1
府域市町村立図書館へのより効果的な資料および情報の提供を行い、図書館間相互の連携・協力を強化します。
評価
(26年度)

【評価の理由】

協力貸出冊数は目標値に届かなかったが、協力車による市町村間物流冊数は目標を達成できた。26年度は、予定通り搬送業務の委託契約を更新し、大阪市立図書館との物流強化も実現した。あわせて搬送コースの再編を実施し、搬送量増加への対応ができた。
協力貸出の広報ポスター等を作成、府域図書館へ配布することにより各館の利用者に向けたPRを強化することができた。

重点指標 24年度
実績
目標 実績 26年度
達成度
25年度 26年度 27年度
協力貸出冊数(市町村) 66,756 毎年67,000 62,879 62,101 B
協力車による市町村間物流冊数 30,140 最終年度に30,000 30,949 32,944 A

【アクション・プラン】

取組み 達成状況
平成25年度
  1. 協力貸出の、貸出対象範囲に関する検討結果を踏まえ、帯出区分の緩和を試行
  2. 協力貸出、市町村間物流の資料分析
  3. 次期搬送業務委託(H26/10~)に向けた仕様の検討
  1. 一部の参考図書や合本雑誌等協力貸出対象範囲拡大を実施
  2. 市町村間貸借資料の分析を試みると共に、府域図書館対象に協力貸出等に関するアンケートを実施
  3. 搬送コース再編や大阪市との搬送緊密化に向け府域図書館と調整、仕様を具体化
平成26年度
  1. メーリングリスト・協力貸出担当者連絡会等を通じ、利用増に向け周知を図ると共に、府域図書館のニーズを引き続き調査
  2. 検討結果を踏まえた最終調整と搬送コース再編実施
  3. 大阪市立図書館との物流の強化
    • 協力貸出担当者連絡会を2回開催し、情報交換
    • OLAとも連携しアンケート実施、府域図書館ニーズを調査(学校支援、資料の相互利用)
    • 協力貸出広報ポスターを作成、府域図書館へ配布
  1. 搬送コース再編、新コースにて運行開始
  2. 大阪市立図書館との資料搬送を週3回へ拡充
平成27年度
  1. メーリングリスト・協力貸出担当者連絡会等を通じ、利用増に向け周知を図ると共に、アンケート結果を基に府域図書館のニーズを分析
  2. 搬送コースの再編および大阪市立図書館への搬送回数の増加に伴う搬送状況の変化を調査・分析

【アクション・プランのねらい】(25年度当初に記入)

  • 協力貸出の一層の増加に向け、平成24年度に行った検討を踏まえ、帯出区分の緩和(試行)を行う。
  • 上記施行結果を含め、どのような資料が協力貸出や相互貸借で利用されているか、府内他館の協力を得て分析を行う。
  • 協力車の搬送量は一貫して増加傾向にあるため、平成26年10月からの搬送業務委託契約に向けて、仕様の検討(搬送コースの再編、大阪市との連携強化も含む)を行ない、予算確保に向けて努力する。

重点目標
1-2
府域図書館職員のスキルの向上を図るため、研修事業を充実させます。
評価
(26年度)

【評価の理由】

重点指標については、目標値を達成することができた。出前講習では、事前に講習先との打合せを綿密に行い、よりニーズに合わせた内容で実施した。司書セミナー、合同研修、OLAからの依頼による研修等については、受講後、所属館での伝達研修等により成果を還元しているとの報告も受けている。

重点指標 24年度
実績
目標 実績 26年度
達成度
25年度 26年度 27年度
研修実施日数 21 毎年20日 31 31 A
参加者満足度(10点中) 9.7 毎年平均9.0以上 8.9 9.8 B
研修のべ参加者数 518 毎年600 1,117 1,406 A

【アクション・プラン】

取組み 達成状況
平成25年度
  1. 「出前講習」の拡充
  2. 司書セミナー等の、これまで府立図書館で行ってきた研修を着実に実施
  3. 府域職員を対象とした研修の、体系的な計画の策定
  1. 府立両館で分担し、出前講習年間実施回数を増加、府域図書館のニーズに合わせた研修を実施
  2. 司書セミナーや児童サービス研修等、図書館員の経験年数・専門分野に合わせた研修を実施
  3. 初任者向け等の研修を新規実施。各研修の受講対象、内容および今年度のアンケート結果等を分析し、より多くの図書館員が受講の機会を持つことができるよう次年度研修計画を策定
平成26年度
  1. 引き続き、両館専門分野を生かし細かなニーズに対応する研修を実施
  2. アンケート結果を分析し、次年度研修計画を策定
    • 府立両館で分担し出前講習を実施するとともに、司書セミナー・児童サービス研修等、レベルやニーズに合わせた研修を実施
    • 研修にワークショップを取り入れる等、府域図書館員同士の交流を促進
    • 中之島図書館担当により文科省図書館地区別研修(近畿地区)を実施
  1. アンケートで浮彫りとなった「研修後の自館での成果還元」をより重視した研修を計画
平成27年度
  1. 研修実施目的や受講対象者を明確化し、より細かな参加者レベルやニーズに合わせた研修を検討、実施
  2. 「大阪子ども読書活動推進ネットワークフォーラム」事業(文科省読書コミュニティ拠点形成支援事業)への参画、実施

【アクション・プランのねらい】(25年度当初に記入)

  • 府域内図書館の規模や地域性によって違ってくる利用者のニーズに各図書館職員が対応できるように、オーダーに合わせた「出前講習」をすることにより、府域内図書館職員のスキルアップの支援を行う。
  • 経験年数や担当業務によってスキルアップへの要求内容も変わってくることから、図書館員のレベルに合わせた研修も行えるように計画する。組織的なニーズと職員個々のニーズを満たす研修を実施することにより体系的な研修計画の策定に向けて検討する。

重点目標
1-3
府域図書館活動を推進するため、近隣府県の公共図書館のほか、学校図書館、大学図書館、国立国会図書館、専門図書館、類縁機関その他の社会教育機関・施設や行政機関等との連携・協力を広げます。
評価
(26年度)

【評価の理由】

これまでも様々な形で連携してきた図書館関係機関に加え、大学や博物館、その他の公的機関、団体等と積極的に連携・協力を行うことができた。ビジネス支援や障がい者サービスのほか、児童サービスにおいてはNDL国際子ども図書館および(一財)大阪国際児童文学振興財団と共催による国際的な講演会を実施し、多彩な事業を展開することができた。

重点指標 24年度
実績
目標 実績 26年度
達成度
25年度 26年度 27年度
府域図書館活動の推進に資する連携事業実施回数 17 最終年度までに20 18 36 A
連携先数 10 最終年度までに14 12 24 A

【アクション・プラン】

取組み 達成状況
平成25年度
  1. 府立図書館の近隣にある大学等と情報交換を行い、連携事業の可能性をさぐる
  2. MOBIO(ものづくり支援センター)と共催している読書会等、すでに実施している連携事業を継続するとともに、さらなる拡充をめざす
  1. 府域大学関係者や、児童文学関連の教員、大学図書館近畿イニシアティブ等と情報交換。「図書館を学ぶ相互講座」(中之島図書館)を継続実施
  2. MOBIOと共催の読書会を3回実施(司書によるビブリオバトル等)
平成26年度
  1. 複数の関連機関と情報交換し、引き続き連携事業の可能性をさぐると共に具体化
  2. 中央図書館で実施のMOBIOとの連携事業に中之島図書館も参加等、一層拡充
  3. 児童文学関連の連携事業を検討・実施
    • 大学職員や学校図書館連絡会、児童福祉施設、矯正施設と情報交換
    • 矯正施設へセット貸出実施
  1. 「EG大阪推進ネットワーク」に中央・中之島両館参加。三者協働で社史に関するイベントや、図書館活用研修を実施
  2. 府域自治体や関係機関と連携し児童文学関連事業を実施
平成27年度
  1. 引き続き関連機関と情報交換し、連携事業を具体化
  2. MOBIOとの連携事業の継続実施
  3. 児童文学関連の連携事業実施

【アクション・プランのねらい】(25年度当初に記入)

  • 平成25年度は、これまでに連携できている機関を中心に、連絡調整や会議等を着実に行い、連携事業のさらなる充実を図る。
  • 平成26年度以降は、連携の可能性がある機関とも積極的に連絡を取りあい、新たな連携事業を展開できるよう調整する。
  • HPの「大阪近辺類縁機関案内」の更新を行う。作業に際しては、相手機関への直接連絡により、最新の情報を反映する。

重点目標
1-4
図書館サービスを充実させるための調査・研究活動を進めるとともに、府立図書館職員の専門性を高める取組みを推進します。
評価
(26年度)

【評価の理由】

のべ発表回数は目標に届かなかったが、昨年度実績を上回ることができた。文書による報告、主要外部研修については、目標を達成することができた。
館内研修などの内部的な発表だけではなく、学校や府内外の図書館、類縁機関からの依頼に応えて府立図書館職員が研修講師を務める機会が増加し、府立図書館で培われた知識や経験を活かす貴重な機会となった。

重点指標 24年度
実績
目標 実績 26年度
達成度
25年度 26年度 27年度
成果報告・発表件数(のべ発表回数) 38回 毎年40回 33回 36回 B
成果報告・発表件数(文書による報告) 6件 毎年6件 9件 8件 A
主要外部(公募)研修※への参加 100% 毎年100% 100% 100% A

※(1)文部科学省図書館地区別研修 (2)図書館司書専門講座 (3)新任図書館長研修 (4)全国図書館大会 (5)全国公共図書館研究集会 (6)近畿公共図書館協会研究集会 (7)大阪公共図書館大会 (8)漢籍担当職員講習会 ただし、該当なし((3))または抽選もれ((8))により参加できない場合等、各年事情を考慮の上評価する

【アクション・プラン】

取組み 達成状況
平成25年度
  1. 図書館職員の研修に関するアンケート調査を実施、結果を分析して、研修計画に反映
  2. 研修参加報告、研究成果報告等を行い、府立図書館内および府域図書館等での情報共有を推進
  3. 府内外の図書館の実態調査とアンケートの検討
  1. 府内外の図書館へアンケート調査を実施(テーマ:研修および連携事業について)、集計
  2. 外部研修参加者による報告会、レファレンス研修等を実施
  3. 他館からの来客、見学・視察の対応時に併せて情報交換実施
平成26年度
  1. 研修計画に沿った研修の実施、検証結果を次年度研修計画に反映
  2. 出前講習等で作成した資料をスキルアップ資料としてHP等で公開
  1. 職員向けレファレンス研修(報告も含む)、手話研修(初級・中級)、外部講師による商用データベース研修、リーガルリサーチ(法情報)研修を実施
  2. 「府内図書館員のページ」に出前講習資料を掲載
平成27年度
  1. 研修計画に沿った研修の実施、内容の一層の充実
  2. HPに掲載したスキルアップ資料の拡充

【アクション・プランのねらい】(25年度当初に記入)

  • 司書としての専門性を高める研修に積極的に参加し、知見を広めることで、重点目標1-1、1-2へ反映することができると考える。また、OLA(大阪公共図書館協会)研究委員会における府域図書館職員との共同研究活動等、府域図書館職員とともに専門性を高めあう取組みへの参加を推進する。
  • 研修に関するアンケートを実施、検証することにより府域図書館のニーズを把握し、重点目標1-1、1-2へ反映することも目指す。
  • 府内外の図書館の実態の把握や図書館で取り組むべきサービスを検討するため、アンケート調査を行い、実施にむけての検討材料とする。
  • 府立図書館職員の個々の専門性を高め、図書館サービスのあり方を考える機会を持つことにより、図書館サービスの充実を目指す。

「基本方針と重点目標(平成25-27年度)」およびそれに基づく活動評価について

平成26年度

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