大阪府立中央図書館 国際児童文学館 「東京童話劇協会資料」
更新日:2013年11月1日
『東京童話劇協会資料』
非印刷資料(写真アルバム及びスクラップ・ブック)、
縦30cm×横22cm、全20冊
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東京童話劇協会は、昭和初年に発足し、この期の日本で最も顕著な足跡を残した児童劇団。新しい児童劇運動を起こすことを目的に宮津博(本名:西島錦三)らによって結成され、のち「劇団東童」と改称。戦前は「ピーターパン」など世界名作や坪田譲治『お化けの世界』吉野源三郎『君たちはどう生きるか』など児童文学の劇化で、戦時下においても宮沢賢治作品の一連の劇化で存在感を示した。
本資料は、宮津博や東童で演出などを手がけた田島義雄旧蔵と思われるスクラップ・ブックやアルバム。最も早いものでは劇団創設まもない第12回公演(昭和12年7月)の舞台風景があり、その後戦前から戦後にかけての舞台や楽屋の写真、公演パンフレットやポスター、公演記録、チケット、機関誌『児童劇場』はじめ諸雑誌や新聞記事等に至るまで、劇団に関わるあらゆる資料がスクラップされている。全体で20冊からなる大部なもので、日本児童演劇の中枢にいた当事者ならではの稀少かつ貴重な資料群といえる。
※本資料は原資料(写真アルバム)のため閲覧のみです(複写はできません)。