百人一首の世界~大阪百人一首入選歌によせて~
更新日:2006年2月1日
「百人一首」は鎌倉時代に作られた歌集で日本を代表する古典文学として、よく知られています。また、お正月に遊ぶかるたとして私たちの身近に感じられるものです。
大阪府立中之島図書館は百周年記念事業の一環として、平成17年9月1日から9月30日までの1ヶ月間「大阪百人一首」短歌募集を行いました。国内外から867首の応募があり、選者は道浦母都子氏にお願いして、平成17年12月に入選歌100首の発表を行いました。
今回は、その「大阪百人一首」とともに、鎌倉時代から時空を超えて愛され、親しまれてきた百人一首、注釈書、異種百人一首を展示します。

日時: 平成18年2月1日(水)~2月18日(土)
午前10時~午後5時 (2月5日、9日、11日、12日は休館)
場所: 大阪府立中之島図書館 3階文芸ホール
■ 主な展示資料
【小倉百人一首】
『百人一首』 細合半斎書 安永7.8(1770.1771) 写 甲和-1015
【百人一首注釈書】
『百人一首改観抄』 釈契沖撰 延享5(1748) 224.5-570
【異種百人一首】
〔和歌〕 『新百人一首』 足利義尚撰 文化11(1814) 224.5-550
〔俳諧、狂歌、その他〕 『花街百人一首』 花笠文魚著 安政3(1856) 224.5-522
〔現代百人一首〕 『愛国百人一首』 川田順著 大日本雄弁会講談社 1941 川田-500
【道浦母都子氏著作】
『道浦母都子全歌集』 河出書房新社 2005 911.16-1633N
【「大阪百人一首」に詠まれた大阪文芸】
『笑説法善寺の人々』 長谷川幸延著 東京文芸社 1965 あ1-78
問い合わせ先: 百周年記念基金運営委員会事務局 「大阪百人一首」担当係
大阪資料・古典籍課 (06)6203-0473[直通]