「はらっぱ」 No.38 特集にあたって
本誌ではこれまで2度にわたり、児童サービスにおける「レファレンス」をテーマとして取り上げました。
前回2015年3月発行のNo.28から10年が経過し、その間もレファレンスをとりまく環境は変化を続けています。調査に役立つデータベースが徐々に整備され、出版社や書店などが提供するWeb情報も充実、図書とWeb情報をハイブリッドして使いこなす技術が司書には必要となってきています。また寄せられる質問も、保護者や学校現場の職員など、大人からのものが増加し、単純な文献紹介から、例えば年齢や習熟度に合わせた読書相談、ストーリーレファレンスといった、より多くの資料の内容に通じ、それらを適切に評価する能力が求められています。
そこで、今号の特集を「子どもの本に関するレファレンス」とし、当館の実践と経験の蓄積から得た児童サービスにおけるレファレンスに関するメソッドを共有することをめざしました。府域図書館司書の皆様のレファレンス技術の向上に役立てれば幸いです。
目 次
・特集にあたって・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1p.
・子どものレファレンスについて考える―レファレンス未然から
元八幡市立図書館長・京都外国語大学非常勤講師 出口 宏子・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2p.
・児童サービスにおけるレファレンス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5p.
・レファレンスに役立つ参考図書リスト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14p.
・インターネットで調べる【Web情報】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21p.
・国際児童文学館イベント紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26p.
・令和6年1月~12月 児童サービス関係活動記録 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 31p.
・おはなし会プログラム ~その14~ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34p.