令和6年度大阪府立中之島図書館特別展
「大阪文学の巨星・藤澤桓夫 生誕120年」
―大阪と将棋を愛した作家が遺したもの―
更新日:2024年9月24日
中之島図書館が誕生した明治37(1904)年は、大阪を代表する作家のひとり、藤澤桓夫(ふじさわ たけお)が生まれた年でもあります。
平成元(1989)年にその生涯を閉じるまでの大半を大阪住吉で過ごし、多くの作家や著名人に愛された藤澤桓夫。無類の将棋好きとしても知られる彼は、アマチュア五段の実力をもち、多くの棋士とも交流があったといいます。
今回の展示では、中之島図書館に寄贈された「藤沢文庫」(※)から、彼の著作をはじめ、その人となりや交流、加えて将棋に関連する資料・遺品類を展示します。
また展示に関連して、将棋のまち高槻市のPRコーナーも設置します。
(※「藤沢文庫」は、藤澤桓夫の旧蔵書を夫人の典子氏から寄贈を受けたコレクションで、書籍、書簡、草稿、書画など、約3,500点を収蔵しています。当館では文庫名表記に「沢」の字を用いています。また、書誌事項表記は当館目録に拠ります。)
展示概要
開催期間
令和6年10月22日(火曜日)~令和6年11月16日(土曜日)
月~金:9時~20時/土:9時~17時
休館日:日曜日と祝日(11月4日(月曜日))
※10月27日(日曜日)は展示室のみ開館(10:00-16:00)
会場
大阪府立中之島図書館 3階展示室
主な展示資料
※【 】は当館所蔵資料の請求記号です。展示資料一覧は、2024年10月22日(火曜日)より掲載予定です。
1.『辻馬車 第1号』(波屋書店 1925年3月)【藤沢文庫-6038】
1925年3月創刊。表紙絵は、藤澤桓夫の叔父・石濱純太郎
の友人、小出楢重(こいで ならしげ)が担当した。同年5月に刊行された第3号では、藤澤桓夫の代表作「首」が掲載され、川端康成や横光利一らから高く評価された。
2.色紙『石蹴りの少女ら去りぬ桐の花』【藤沢文庫-9173】
藤澤桓夫の提案で始まったリレー形式の歌仙に、藤澤桓夫が寄せた句。この句は、大阪市天王寺区の齢延寺にある藤澤桓夫の墓碑にも刻まれている。
3.将棋駒 1組(〔愛用〕将棋用具類より)【藤沢文庫-9144】
藤澤桓夫が使用していた将棋駒。駒箱の蓋には、「香月作 水無瀬駒」の文字が書かれている。
共催
- 大阪府立中之島図書館
- 指定管理者 ShoPro・長谷工・TRC 共同事業体
協力
高槻市 街にぎわい部 将棋のまち推進課
問合せ先
大阪府立中之島図書館 06-6203-0474(図書館代表)
>>特別展『「大阪文学の巨星・藤澤桓夫 生誕120年」 ―大阪と将棋を愛した作家が遺したもの―』チラシ[PDFファイル/2MB]
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