大阪府立図書館

English 中文 한국어 やさしいにほんご
メニューボタン
背景色:
文字サイズ:

大阪府立中之島図書館だより「なにわづ」 No.139

更新日:2005年9月15日


なにわづ・題字

2005年8月 No.139

ITもいいが心の拠りどころを求めて―そうだ、図書館へ行こう―

石崎 重雄

 高度に社会が発達すると、物資も情報も溢れすぎて何が基本か、何を必要とするか分からなくなり、自分の位置もこの社会の有り様もみえなくなり、只、どこかへ流されていく感じだけが実感としてある。

 社会的ストックも充実し、中流生活も享受しているにも拘らず、不満と不平が高まるのは、不必要な情報過多、耳障りな音響、原色の使いすぎ、聞くに堪えないお喋りが24時間周囲を駆け巡るからに違いない。

誰からも邪魔されることのない静寂な空間を、また家族や社会から分離された自分だけの空間を求めるとして、今風に言えば、自分探しの旅は○○温泉などにはすでに無く、大都会の図書館か、流行の田舎暮らしに求められる時代がきたのではないか。

図書館は明治の中ごろまでは、ズショカンであったのは語義通り絵図と書物の館で図書寮、図書頭はそう読んでいたがどうしてトショカンになったかは知らないが、ズショは分かりやすい。つまり、図は己の立っている場所すなわち自分と其の社会の位置関係を空間的に示すものであり、書物は常に作者が描く「固有の時間」に入っていくことになる。

話は一転する。ITは超高速処理と地球上の広範囲の情報処理を可能としたが、自分探しや、創造には向いていない。検索マシーンを駆使してたとえば大阪を探求したとして、得られるものは、過剰で、不確かで、情緒的なしかもいつまで行っても、何処の誰かもわからないしかも擬似情報や間接話法の羅列に行き当たることになる。

尤も、書物も作者による思い込みや錯乱などにいくらも出会うことにはなるが、出典が明らかでなかっても作者の責任が明確な分救いがある。ITで調べ学習や、卒業論文を書く例が増えていると聞くが、ITの使い方の間違いである。私もパソコンを使って、古代史の旅に出たが、散々な目に会って帰ってきた。書物の場合たとえ邪馬台国が論者によってどこに比定されようが、その作者は決まっているから、その人の論として読み、論議できる。

元に戻って、今中国や韓国で図書館や公文書館の建設のみならず、ズショの収集保存等所謂図書館活動を国家的にてこ入れしていると聞く。その一環でもあるまいが、韓国では100億円の規模で映画やTV制作に国が力をいれている。

このことを知るにつけ、国家間の競争は明らかに、「知と技術」の競争によって決まることを示唆しているように思える。単にIT競争ではないのである。

国家が払うコストは橋や道路だけではなく、また福祉や介護だけでもない「知と技術」へのコストが国家と国民を安定させ豊かにすることに気づいていることに他ならない。数年前にわが国も科学技術の振興に力を入れ始めた。少しずつ成果が現れこの不況をシュンペーター的に乗り越えると思うが、「知と技術」の基本、前提となる国語を次世代の少年たちがしっかりと勉強する時代がくるのだろか、この心配は単にITに付いていけない世代の杞憂で終わるのであろうか。

ビジネス支援と大阪資料・古典籍を標榜して二年しか経ってない当図書館ではあるが、100年を越しての新しい装いではある。これからは、日本語から始めて貸借対照表まで理解できる次世代の自学、自習の場として機能発揮したいものである。

それにつけてもこの社会教育施設を充実するためには、バックヤードに分野別の専門的な司書の配置とこれを支援する数多くの先達が必要である。田舎暮らしもいいが、都会の図書館で学生達を指導していただける人材も欲しいものである。

(府立中之島図書館長)

大阪府立中之島図書館百周年記念・『大阪百人一首』短歌募集

今年は、古今和歌集の成立から1100年、新古今和歌集の成立から800年目にあたります。中之島図書館百周年記念基金運営委員会では、大阪をイメージできる短歌を募集いたします。

1 応募上の注意
(1) 大阪の地名・特色などを織り込み、大阪のイメージが湧いてくる作品にして下さい。
(2) 自作、未発表で一人一首。
(3) 官製葉書に一首縦書き、表に郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、年齢、電話番号を明記して下さい。
(4) 筆名での公表を希望される場合でも本名はお書き下さい。
(5) 二首以上応募された方は、無効といたします。

2 応募先
〒530-0005 大阪市北区中之島1-2-10
大阪府立中之島図書館百周年記念「大阪百人一首」係

3 募集期間
平成17年9月1日~9月30日 当日消印有効

4 入選発表
平成17年12月末日までに入選者には葉書にて通知します。併せて中之島図書館ホームページにも掲載します。

5 選者
道浦母都子氏(歌人)

6 記念品
最優秀賞 1名(5万円相当の図書券)
優秀賞  3名(1万円相当の図書券)

7 主催
大阪府立中之島図書館百周年記念基金運営委員会事務局

8 問合せ先
大阪府立中之島図書館 大阪資料・古典籍課
Tel 06-6203-0473(直通)

平成17年度 夏の展示報告
『近代大阪の耀き―古書肆・鹿田松雲堂と大阪の雅人文人たち―』

平成17年7月6日(水)~7月20日(水)

 大阪の古書肆・鹿田松雲堂は幕末に開業し昭和23年まで100余年に亘り古典籍を専門に取り扱った古書店でした。明治23年古典籍通信販売目録「書籍月報」を発刊し古典籍の散逸を防ぎ、図書館、研究機関、学者等に多くの貴重な古典籍を齎(もたら)したことは近代大阪の耀かしい足跡です。今回の展示では、松雲堂5代の人物紹介、出版物、売立目録、展覧目録、また松雲堂にゆかりの雅人文人たちの短冊、書簡等、そして近親者の方々の協力を得て松雲堂ゆかりの品々計140点余りを展示しました。中でも古典の文字が刻印された看板、松雲堂心斎橋店の写真、松雲堂の扁額などが来館者の目を惹いたようです。古書店を紹介する展示は過去に例がなく、また鹿田松雲堂の知名度の問題もありましたが、会期中約1,700人の方々にご来場いただきました。この場を借りて篤く御礼申し上げます。

秋の展示会と講演会のお知らせ
『からくりの宇宙とその周縁―なにわ・からくり事始―』

大阪は竹田座によるからくり芝居発祥の地。「竹田からくりを見なければ、大坂に来た甲斐がない」とまで言われたからくりの地から、『機巧図彙』などの資料を案内役として、近世からくり文化をご紹介いたします。

会期:平成17年10月11日(火)~24日(月)
会場:中之島図書館3階文芸ホール

関連講演会:平成17年10月29日(土)
午後1時~4時30分  ※事前の申込必要

  • 「大阪とからくり-自動人形からロボットへ-」
    講師:村上和夫氏(からくり・技術史研究家)
  • 「からくり人形の魅力を語る」
    講師:峰崎十五氏(江戸からくり復元師)問合せ先:大阪府立中之島図書館大阪資料・古典籍課
    Tel 06-6203-0473(直通)
写真:「茂吉を識る」自筆原稿(川田文庫-1063)

「川田文庫」に追加資料受入

 東京在住の指宿正人氏から、以下4点の資料の寄贈がありました。より一層のご利用をお願いいたします。
「茂吉を識る」自筆原稿10枚 墨書 川田文庫-1063
「川田順差出書簡 指宿正人宛」葉書2枚 川田文庫-1064,1066 「川田順差出書簡 日本短歌社宛」葉書1枚 川田文庫-1065 「川田文庫」については、当館ホームページ https://www.library.pref.osaka.jp/nakato/osakatop.html
をご覧ください。

前進をつづける科学産業ビジネス図書館SIBL ニューヨーク公共図書館-2005年-

稲垣 房子

<1999年カナダ>  1999年5月にカナダの図書館を見て回る機会があった。トロントとバンクーバーの大都市とカルガリー等小都市含め、12の公共図書館と大学図書館を見学した。どの図書館でも「財政状態が悪くなっている。」と聞いたが、その中で進められていたのは、
(1) ITの推進
(2) 広域サービスの展開
(3) 課題解決型図書館への推進
(4) 職員組織の効率化等であった。
大学はそれに加え、特許戦略に乗り出し、都心でのサテライト大学も設置していた。レファレンス図書館として評価の高いトロント市立中央図書館はビジネス情報センターが拡充し、企業情報や就職情報も積極的に提供されていたし、健康情報サービスも専門カウンターを備え展開していた。西海岸バンクーバー市では1995年に延床面積31,150平方メートルの市立中央図書館が開館し、主題室ごとに受けるレファレンスは年間125万件を超えていた。
ここ数年の日本の図書館の動きを見ると、自治体財政の悪化を簡単に図書館予算の削減に結びつけてしまう例、アウトソーシングという言葉で行政が責任を持つべき部分まで、簡単に外部に委託にしてしまう例も見聞きするようになった。自己責任の時代といわれながら、自分の力で必要な情報を得る施設や機会を日本社会は用意しているであろうか?

写真:K.マックドーナ館長

<2005年アメリカ>  大阪府立中之島図書館では2004年からビジネス支援サービスを進めている。ビジネス支援サービスの拠点として、世界中に存在を知られるニューヨーク公共図書館の科学産業ビジネス図書館(SIBL)を2005年5月に訪問する機会を得た。カナダを訪問した時と同じく、図書館建築家と図書館員と図書館利用者から成る14名のチームであった。

[科学産業ビジネス図書館SIBL]  科学産業ビジネス図書館SIBL(Science, Industry and Business Library)はニューヨーク公共図書館(以下NYPLと呼ぶ)の研究図書館のひとつであるが、1996年の開館はニューヨーク経済の起爆剤と位置づけられた新たな挑戦であった。開館9年目をむかえ、研究図書館の役割とともに広くビジネスに欠かせない情報の活動拠点として活動を進化させていた。利用者が求めるものを先取りし実現するスピーディな運営の秘密はどこにあるのだろうか。
(写真はK.マックドーナ館長)

マックドーナ館長が我々を迎えての第一声は「図書館員にとって大切なことは利用者がなにを望んでいるかを見極めることだ」であった。
一階ゲートを入るとすっきりとしたメタリックな内装で統一され、ガラス越しに利用者と書棚の様子が見える。閲覧室は、40,000冊のビジネス書、DVD、CD-ROMと1,500タイトルの科学・ビジネス雑誌や新聞がある。一階はNYPLの分館の役割も果たしており、NYPLの物流ネットワークにつながり、貸出サービスも行っている。
5層ある書庫には130万冊の図書と11万点の刊行物を所蔵している。「従来の研究図書館とは違って、滞在型ではないので長くいる必要はない。ビジネスを始めるにあたって研究をする人も雑誌や情報に接することによって、次のステップにつながっていく」と説明された。

 
写真:地下からビジネスの格言が浮かぶ一階を見る
(写真:地下からビジネスの格言が浮かぶ一階を見る)

階段で地階へ導かれるが、階段下ロビーはパーティ会場にもなり、年7回あるSIBL主催の朝食会では、大口寄贈者である大使や企業幹部等が1,000ドルの会費を支払って参加し、図書館の活動を最大にアピールする機会となる。
地階が電子情報センターとなっている。足を踏み入れると緊張感が漂っている。自分のラップトップを持ち込んで豊富に用意されたデーター・ベースにつなぐこともできる。2001年の9.11事件の時はオフィスを失った多くの人がSIBLに押し寄せた。SIBLではラップトップ用接続ステーションの数を3倍の98台に増やして、バーチャル・オフィスとして仕事が続けられるようにした。今もフルに使用されている。公共図書館で、これほどの多様な科学・ビジネス関連の商業データー・ベースが無料で利用できるところはない。分野ごとに分類されていて、どこから調査をスタートすればよいか、ガイドも充実している。インターネットで調査するのは容易だが、より精密な調査を迅速にする場合は有料のデーター・ベースが威力を発揮する。室内には調査のための60,000冊の参考図書も揃えられており、日々更新されるデーター・ベースと併用して使うことができる。

SIBLは市民のビジネス活動を支援することに徹底している。支援対象としているのはスモールビジネスであり、市民ひとりひとりが自立して経済活動を行えるようサポートをしている。当初の目的のひとつであるビジネスにかかわる人と人のネットワークのかなめとしての役目も果たしてきた。

ビジネス活動に必要な情報は高価な商業データー・ベースをも利用者に無料で提供し、それを使いこなせる技術を利用者に身につけてもらう。ビジネス情報を的確に自分のものとし、自分の目指すビジネスに結びつけていける能力がひとりでも多くの市民に備わることがニューヨーク経済の活性化に役立つという強い信念を持っている。その為に最も必要なことは公共図書館の有用性を行政にも経済界にも市民にも広く知ってもらうことである。その意味を深く理解した人や企業は高額の寄付を行い、SIBLに有料データー・ベースを無料であるいは破格の料金で提供する。そのことが結果的に企業にとってもビジネスチャンスが広がり、イメージアップも図れる。寄付は大金である必要はなく、ボランティアの館内ツアーのガイドやプログラム参加等で、自分のできることで利用価値のある図書館へ寄与しようという利用者に支えられている。

図書館員の役割も大きく変化させてきた。カウンターの中でレファレンスを受けるだけではなく、図書館の外に出かけ、図書館のPRをしたり、利用者のためのトレーニング・プログラムを持つ仕事にシフトしている。そのために、利用者教育、プログラム運営等の研修を徹底的に行っている。サービスフロアには技術的な訓練を受けたテクニカル・アシスタントも常駐し、利用者の手助けをしている。

民主主義が揺らいでいると言われながらも、アメリカの社会が今まで、大切にしてきたもの、今進めようとするものをSIBLの中に見ることができる。

(府立中之島図書館司書部長)

参考文献

1. http://www.nypl.org/research/sibl/index.html
2. 菅谷明子著「未来をつくる図書館-ニューヨークからの報告-」岩波書店2003年(岩波新書)
3. RIETI(独立行政法人経済産業研究所)政策シンポジウム「アメリカ公共図書館のビジネス支援」2003年7月11日国際連合大学ウ・タントホール http://www.rieti.go.jp/jp/events/03071101/mcdonough.html

マイクロフィルム「有価証券報告書」(1949年~2001年まで) 大阪証券取引所から寄贈を受ける

昨秋、大阪証券取引所から有価証券報告書マイクロフィルムを寄贈したい、と連絡があった。マイクロフィルム約4000巻という膨大な量で、収蔵場所・閲覧提供場所・データ作成等の問題があり、ようやく今年5月から閲覧を開始した。
この有価証券報告書をいただくことになったきっかけは、当館職員がかつて受けた司書講習で「有価証券報告書は図書館資料としても大変貴重なもの。所蔵している図書館は少ないが」との講師の言葉が頭に残っていたこと。ビジネス支援室オープン前の平成16年2月、ビジネス類縁機関の調査・見学の際に、大阪証券取引所で1949(昭和24)年から揃っている有価証券報告書に感動し、大証の担当者の方に「すごい資料ですね」と伝えた。それを後日思い出していただき、中之島図書館への打診となったもの。
会社名50音順および証券コード(銘柄コード)順の目録を当館で作成し、必要なマイクロフィルムが特定できるようにした。個別企業の歩みをたどる基礎資料として、会社研究そして戦後日本経済、会社経営史研究に是非ご活用を。大証分の古い年代のものは国立国会図書館でも所蔵しておらず、大阪経済資料としても貴重なものといえる。 詳しくはビジネス支援室まで。なお、ホームページでも紹介している。

有価証券報告書の閲覧サービス<比較>
日本証券業協会 証券教育広報センター
(証券情報室)
大阪証券取引所 閲覧室 大阪府立中之島図書館
(ビジネス支援室)
証券図書館
(財団法人日本証券経済研究所・大阪研究所)
有価証券報告書の閲覧サービス 1949年~2001年 × × (新聞室2)マイクロフィルムの閲覧可、複写サービス(有料) ×
1984年~2003年 プリントアウトサービス(有料)*FAX・電子メールサービスもあり × × ×
2004年以降 パソコン(EDINET)による閲覧可(注:EDINET=証券取引法に基づく有価証券報告書等の開示書類に関する電子開示システム) ×
他の特徴ある資料 ・新聞、雑誌記事のスクラップ(会社別、産業別、主題別)
・株式公開会社の事業報告書、決算短信、会社案内
・証券会社の調査レポート
・新聞、雑誌、調査月報
・上場会社から提出された有価証券届出書
・適時開示資料、決算短信等
・社史、団体史
・業界紙
・ビジネス関連図書、雑誌
・証券を中心とした経済・金融などの専門書42,500冊
・内外雑誌 約600種
・上場会社の社史
閲覧時間 開館時間
9時30分~16時30分
(土・日・祝日、年末年始は休室)
閲覧時間
月曜日~金曜日
9時00分~11時20分
12時40分~16時30分
<2005年10月より>
閲覧時間
月曜日~金曜日
9時00分~19時30分
土曜日
9時00分~16時30分
(休館日:日・祝日、第2木曜日、年末年始及び館内整理の日)
開館時間 9時30分~16時30分
(休館日:土・日・祝日、年末年始及び館内整理の日)
所在地 〒541-0041大阪市中央区北浜1-1-16(大阪証券会館6階)
Tel 06-6202-3188
〒541-0041大阪市中央区北浜1-8-16(大阪証券取引所4階)
Tel 06-4706-0961
〒530-0005大阪市北
中之島1-2-10
Tel 06-6203-0474
〒541-0041大阪市中央区北浜2-1-5(大阪証券会館別館5階)
Tel 06-6201-0062
公開 一般公開 一般公開 一般公開 一般公開 (館外貸出は会員制)

◆お詫びと訂正◇

先に編集発行した『中之島百年-大阪府立図書館のあゆみ』は、幸い各方面のご好評を得ることができました。ご高評いただいた皆様にお礼申し上げますとともに、ご指摘いただいた誤記や、その後判明した誤記について、次のとおりお詫びとともに訂正します。

  • p.39,40)および巻末索引p.1)
    誤: 市島精一(当時東京工業学校校長)  →正: 手島精一(当時東京工業学校校長)
  • p.133)
    誤: 『基本件名標目表』 →正: 『日本件名標目表』『中之島百年・大阪府立図書館の歩み』編集委員会

来館者アンケート調査結果の概要
(平成16年9月実施)

中之島図書館では、平成16年4月から「ビジネス支援室」を設置し、ビジネス支援と大阪資料・古典籍という二本柱によるサービスを開始しました。そしてサービスの開始から半年を経過した9月14日から19日の6日間、利用者の動向や意向、満足度などを知り、今後の運営の参考にしていくことを目的に来館者アンケート調査を実施し1,108名の方から回答を得ました。以下、回答結果の概要を紹介しますが、調査結果の詳細は中之島図書館のHPに掲載していますのでご覧下さい。
<https://www.library.pref.osaka.jp/nakato/anketo/an04_top.html>

(1) 回答者の概要:75%が男性で、年代別では50歳代が最も多くなっている。10歳代が70歳代よりも少ない。

(2) 職業別では「会社員」が45%と多く、「自営業」も13%と前回調査時よりも5ポイント増加している。これに対し「学生」は前回(平成14年2月)より8ポイント下がり、ビジネス支援による利用者の変化が現れている。

(3) 居住地は4割が大阪市内であるが、勤務地では6割が大阪市内となっており、70%が月1回以上利用している。

(4) 来館目的は、男性では「趣味・教養」「仕事の調べ物」、女性では「趣味・教養」「資格試験の勉強」が多い。自営業では「仕事の調べ物」が最も多い。

(5) 「マーケティング関係」や「資格取得」関係の資料の充実を求める人が多い。また「資料が少ない」「開館日時の拡張」「環境改善」などに多くの意見が寄せられた。

図書館では、これらの意見を参考にサービスの改善に努めていく所存です。アンケートへのご協力ありがとうございました。

平成17年10月1日から変更になります。

9月末まで 10月以降
開館時間
  • 火曜日~金曜日  午前9時~午後7時
  • 土曜日・日曜日   午前9時~午後5時
  • 月曜日~金曜日  午前9時~午後8時
  • 土曜日        午前9時~午後5時
休館日
  • 国民の祝日と休日
  • 月曜日(その日が祝日のときは、その翌日も)
  • 毎月末日(その日が月曜日・祝日のときは、その前日)
  • 特別整理期間(年間およそ15日間)
  • 日曜日、国民の祝日と休日
  • 毎月第2木曜日(その日が祝日のときは、その前日)
  • 特別整理期間(年間およそ15日間)
  • 年末年始(12月29日~1月4日)


PAGE TOP