大阪府立図書館

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令和5年度第1回大阪府立図書館協議会活動評価部会の概要(令和5年6月16日)

更新日:2023年7月25日

令和5年度 第1回 大阪府立図書館協議会活動評価部会議事録

日時  令和5年6月16日(金曜日) 15時から17時

場所  大阪府立中央図書館 多目的室

1. 開会

2.委員紹介

出席委員:村上委員(部会長)、岸本委員、佐藤委員(専門委員・遠隔参加)

3.中央図書館副館長挨拶

4.議事(質疑要旨)

議題(1)令和4年度 大阪府立図書館の活動評価について

(2)その他

〈議題1〉令和4年度 大阪府立図書館の活動評価について

(事務局より資料5により令和4年度の総括)

(事務局より重点目標1~3について説明)

[部会長] 基本方針1では、グループウェアの利用件数やアンケート機能が評価できるほか、研修においてはリアルタイム配信によって、双方向の取り組みができていることも評価できる。基本方針2では、調査報告書がしっかりとまとまっており府立でこそできることだと思うが、府域図書館や研究者から問合せはあったか。

[事務局] 現時点で問合せはない。調査報告書の公開は、府立図書館のホームページで行っているが、次回の図書館紀要での掲載も考えているため、そこで多くの方に見てもらえるのではないかと思う。

[委員] CiNiiや国立国会図書館の蔵書検索のページから府立図書館紀要のPDFに移動ができるようになればなおよい。

[委員] 報告書は、全国図書館が抱えている課題に一定の方向性を示したものだと思う。これからの課題として、現在の電子書籍やオンラインデータベースについて、導入実績のある府域図書館からの情報収集等を行い、図書館側からベンダーに対し積極的に図書館が必要なものを提示・要求するようにして、使いやすい便利な電子書籍やデータベースを構築していければよい。

[部会長] 基本方針3では、図書館利用に配慮が必要な子どもたちへの事業が着実に進められてきたことが分かるが、委員の方々はどう思うか。

[委員] コロナ禍により、自己評価がCとなったものはあるが、それ以外は充実した活動となっている。第五期の活動にも関わるが、図書館を利用することが困難な子どもたちに目を行き届かせることが必要であり、より重要視してもらいたい。

[委員] 図書館利用に配慮が必要な子どもへの読書活動支援において、新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後に変化した点はあるか。

[事務局] 聴覚支援学校での手話を使ったおはなし会は、昨年度に引き続き実施に向けて調整をしているところ。館内でのおはなし会では、高齢ボランティアの感染防止の観点から、おはなしの部屋はまだ使用していないが、他の広い場所で徐々に実施している。最近の子どもの利用状況として、子どもだけで来館するより保護者と共に来館することが多くなっている。そのため、おはなし会も乳幼児の参加が多く、そのような動向を見極めながら工夫をしてきたい。

[委員] おはなし会の開催については、場所や形式を変更する等、長期的な視点での見直しが必要。

(事務局より重点目標4~5について説明)

[部会長] 基本方針4、5では、おおさかポータルのアクセス件数が増加している。増加した要因を把握するためアクセス解析が必要との指摘が中間報告ではあったが、その他に委員から指摘はあるか。

[委員]  古文書の講座は、オンライン利用者が多く、一定以上の年齢層に需要があるのだろう。他に若者向けとして、イベントの企画段階から参加してもらうようなものはどうか。それぞれの事業についてヤングアダルト向けなどターゲットを絞り、そのターゲットとなる人たちが参画していく形が必要ではないか。

[部会長] 動画配信は、様々なところで行われている。そのため、対面開催するには、対面で行うメリットをアピールしていくことが、今後どれだけの人に参加してもらえるかの鍵になる。その点を工夫していただきたい。

[委員] 対面開催を再開しても、人が戻らないという話はよく聞くため、工夫をするべき。また、YouTubeチャンネルは、視聴者数や再生回数の増加をしたいところではある。講師を招へいする予算は必要だがヤングアダルト層を対象に講師に学びながら、自分たちでも動画を作成する企画もよいのではないか。

[部会長] その他、何か意見はあるか。

[委員] 資料3の基礎指標の予約件数について、貸出は減っていても、予約件数は増えているという傾向が見られる。個人貸出冊数に対しての予約冊数の割合が、過去が35%ぐらいであったのが、令和4年度は40%を超えている。利用者が来館したい、書架を見たいと思ってもらえるように対応(図書館づくり)をしていくべき。

[部会長] これはコロナ禍で滞在時間が減ったことに関係があるのか。

[委員] OPACが普及していることもあるが、資料検索機で本を検索するのは、目的の本がすでにあるということ。書架があり、そこで本を見て選ぶことができるというのが図書館の機能の一つであるが、その機能がやせ細っているのではないか。図書館によっては、予約冊数の割合が60%を超えることもある。長期的な傾向かと思うが、何か考えるところがある。

[委員] その傾向は全国の図書館でもあると思う。日本の図書館統計を集計しても、貸出冊数は右肩下がりになっている一方で、予約の件数は右肩上がりになっている。予約される本ばかりが多いという状態。書架の魅力だけで解決できるかどうか、一つの図書館で考えるのは難しいかもしれない。

[部会長] 他の図書館とも意見交換をする中で、解決策を見つけ出せるようにしていただきたい。

[部会長] 今回の意見を踏まえて、令和4年度の外部評価報告を作成する。重点目標評価シートの外部評価報告を記入し、8月に予定している大阪府立図書館協議会で審議することになる。本日の意見のほか、さらに外部評価報告に付け加える点など、まとめるまでは時間もあるので、その間に、メール等で意見交換をしてまとめていくこととする。

〈議題2〉その他

[事務局] 第五期活動評価の内容はすでに承認していただいているが数値目標を設定している資料9の評価基準について御意見をお願いしたい。

(事務局より資料9の第五期活動評価の評価基準について説明)

[部会長] 基本的に今までの評価基準と変わっていないか。

[事務局] その通り。今までの評価基準を第五期にあてはめたものになる。

[部会長] 事務局から示された評価基準について、何か意見はあるか。

[全委員] なし。

[部会長] それでは評価部会ではこちらの評価基準を承認してよいか。

[全委員] 承認。

<中央図書館書庫改修工事について>

5.中之島図書館副館長挨拶

6.閉会

資料1       重点目標評価シート1~5 [PDFファイル/188KB]
資料2-1       重点取組業務自己点検シート【令和4年度】 [PDFファイル/105KB]
資料2-2       評価の基準等 [PDFファイル/193KB]
資料3       基礎指標第四期【令和4年度】 [PDFファイル/677KB]
資料4       基本統計(都道府県別公共図書館集計) [PDFファイル/338KB]
資料5       大阪府立図書館の活動評価-第四期の総括と第五期への課題 [PDFファイル/347KB]
資料6       紙・電子媒体資料統合提供調査報告(概要版) [PDFファイル/653KB]
資料7       来館・非来館サービス調査報告(概要版) [PDFファイル/506KB]
資料8       第五期活動評価重点事業シート [PDFファイル/444KB]
資料9       第五期活動評価基本事業点検シート(案) [PDFファイル/124KB]
資料10      基礎指標(第五期)項目表 [PDFファイル/111KB]
資料11      中央図書館書庫改修工事について [PDFファイル/338KB]

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