大阪資料・古典籍室2・3の資料の並び方
更新日:2024年3月28日
中之島図書館3階にある大阪資料・古典籍室には、閲覧室が3室あります。
蔵書検索で本を探したときに、排架区分(スマートフォン版の場合は「所在場所」に「中之島 大阪古典1」などと表示されます)が「大阪古典1」「大阪古典2」「大阪古典3」と出てくる場合は、それぞれ「大阪資料・古典籍室1」「大阪資料・古典籍室2」「大阪資料・古典籍室3」に本が並んでいます。
大阪府立図書館の本は、日本十進分類法(NDC)という分類で並んでいます。
本の背ラベルの1段目の数字がこのNDCです。
このNDCごとに、ラベルの2段目(図書館で受け入れた順番)の順番に並んでいます。
ラベルの3段目には巻の番号や、著者などを示すカタカナ記号があります。
このラベル1~3段をあわせて、大阪府立図書館の「請求記号」となります。
※詳しくは、本の探し方は、「調査ガイド 大阪府立図書館で本を探すには?」で確認できます。
https://www.library.pref.osaka.jp/site/central/shirabe-a01hon.html
大阪府立図書館でNDCが採用されたのは平成2年です。
NDCが採用されるまでに受入をした本は、大阪図書館図書分類(ODC)という独自の分類で整理されていました。NDCとODCは、分類の分け方は似ているものの、数字が異なるものが多いです。
大阪資料・古典籍室では、大阪に関する調査のため、古い資料もよく利用されますので、古くても書庫ではなく閲覧室に並んでいる本もあります。
そのため、NDCとODCの分類の本が、本棚で一緒に並んでいます。同じ分類の中で、NDC→ODCの数字の順です。※シリーズや巻数のあるものは、シリーズの中でODC→NDCとなっています。
大阪資料・古典籍室2
※図上の「○門」の記載はNDCです。
■製本雑誌:『大阪春秋』『上方』『大阪人』
■目録・書誌学:排架区分が「大阪目録2」と出ます。
■総記:NDC000~ → ODC000~ 間に『大坂本屋仲間記録』【018.3/219/#】【023.1/7N】『毎日放送文化双書』【035/143/#】、『浪速叢書』【035/5/#】『かわら版新聞』【070/687/#】があります。
■哲学・宗教:NDC100~ → ODC100~
■行政、経済・財政、社会、教育、民俗学:NDC300~のみ。ただし、間に、「例規集」ODC435 → NDC318.2、『大阪府会史』【435/171】【318.4/102N】、『大阪市会史』【318.4/48N】、『大阪府議会提要』【318.4/14NX】が並んでいます。
■自然科学:NDC400~ → ODC600~
■技術:NDC500~509.6 → ODC700~718
■建設・環境:NDC510~519.8のみ
■建築:NDC520~ → ODC720~
■工業:NDC530~589.7 → ODC730~789
■家政学:NDC590~ → ODC590~
■産業:NDC600~ → ODC800~
■商業:NDC670~ → ODC540~
■交通:NDC680~689.8 → ODC550~ このあとに、ODC560~587(社会)、NDC690~699.6
■考古学・日本史:NDC200~216.3 → ODC328
■大阪府史・各市町村史:大阪府→大阪市→大阪市内各区→中河内郡誌→市町村の五十音順
■伝記:NDC280~ → ODC350~
■地誌:NDC290~ → ODC370~378
大阪資料・古典籍室3
※図上の「○門」の記載はNDCです。
■美術、絵画、音楽:NDC700~769.9 → ODC900~950
■演劇:NDC770~779 → ODC960~979
■スポーツ:NDC780~のみ
■言語:NDC800~のみ
■文学:NDC900~のみ(作家研究NDC910.26、詩歌NDC911、戯曲NDC912、近世小説NDC913.5、小説NDC913.6、エッセイNDC914.6、ノンフィクション・ルポルタージュNDC916~917)
■全集:『新日本古典文学全集』(岩波書店)【918/2N】、『図説日本の古典』【220.7/447/#】、『新編日本古典文学全集』(小学館)【918/8N】
■新釈漢文大系:【928/1N】
■文庫:NDCのみ、請求記号順。L91→L100~L917→L2→L51→L71→L91→か1(か1のみODC)
NDCとODC対照表
ODCの分類とNDCの分類の数字を簡単にまとめた表です。
たとえば、大阪郷土史の分類なら、216.3の次に328の記号の資料が並びます。