(特別展) 「戦後大阪の文芸展 ~焼け跡から平成のはじまりまで」
更新日:2018年3月29日
大阪府立中之島図書館 特別展 「戦後大阪の文芸展 ~焼け跡から平成のはじまりまで」
この展示は終了しました。たくさんのご来場ありがとうございました。
平成30年を迎え、いよいよ昭和も遠くなりました。太平洋戦争後の焼け跡から「奇跡の復興」と呼ばれる目覚ましい戦後復興を成し遂げ、経済大国へと発展したこの時代、大阪では様々な文学が花開きました。
今回の展示は、戦後に活躍した大阪ゆかりの作家・文学者などを取り上げ、当館所蔵の資料(著書や掲載雑誌、原稿・書簡類)を通じて、来場された皆様に「戦後大阪」の文学の豊かな広がりや魅力を感じていただく機会になればと考えて企画いたしました。
「戦後昭和」を歩まれた方々には、若き日に読んだ懐かしい作品から新たな発見をしていただき、「戦後昭和」をあまりご存じない方々には、現在につながる多彩な文学を体験いただければ幸いです。
開催期間
平成30年1月15日(月曜日)~平成30年2月28日(水曜日)
10時から17時まで
休館日 日曜日 2月12日(月曜日・振替休日)
入場無料
場所
大阪府立中之島図書館 3階 展示室
主な展示資料
織田作之助 | 『六白金星』 (自筆原稿) | 【織田文庫-草稿78】 | ||
藤沢桓夫 | 『青・白・赤』 (自筆原稿) | 【藤沢文庫-8001】 | ||
田辺聖子 | 『私と図書館』 (自筆原稿) | 【館資料-262】 | ||
宮本輝 | 『精神の金庫』 (自筆原稿) | 【館資料-262】 | ||
岸本水府 | 岸本水府川柳集 | 有文堂 | 1948 | 【藤沢文庫-737】 |
小野十三郎 | 小野十三郎詩集 日本国民詩集 | 三一書房 | 1952 | 【藤沢文庫-1910】 |
川端康成 | 山の音 | 筑摩書房 | 1954 | 【藤沢文庫-274】 |
今東光 | お吟さま | 淡交新社 | 1957 | 【あ1-45#】 |
長谷川龍生 | パウロウの鶴 長谷川竜生詩集 | 書肆ユリイカ | 1957 | 【あ1-4#】 |
山崎豊子 | 花のれん | 中央公論社 | 1958 | 【藤沢文庫-600】 |
田辺聖子 | 感傷旅行(センチメンタル・ジャーニィ) | 文芸春秋新社 | 1964 | 【藤沢文庫-460】 |
司馬遼太郎 | 豊臣家の人々 | 中央公論社 | 1967 | 【藤沢文庫-364】 |
小野十三郎編 | 大阪文学学校詩集 | 芦書房 | 1968 | 【藤沢文庫-1998】 |
花登筺 | 船場 | サンケイ新聞社出版局 | 1968 | 【ア1-150N】 |
開高健 | 青い月曜日 | 文藝春秋 | 1969 | 【あ1-51#】 |
宮本輝 | 星々の悲しみ | 文藝春秋 | 1981 | 【913.6-3478N-ミヤ】 |
藤本義一 | 螢の宿 | 中央公論社 | 1986 | 【藤沢文庫-547】 |
同時開催:講演会「大阪の陸軍工廠跡を舞台にした作品の系譜 ―開高健、小松左京、梁石日、そして金時鐘―」を2月23日(金曜日)14時~15時30分に開催します。