ピーター・パンは、イギリスの小説家・劇作家として活躍したJ・M・バリ(1860-1937)が１00年以上も前に生みだしたキャラクターです。最初は小説の脇役にすぎなかったこの「永遠の少年」が、世界中にその名を知られることになったのは、1904年12月27日にロンドンのデューク・オブ・ヨーク劇場で幕を開けた芝居がきっかけでした。以後、演劇や小説としてはもちろんのこと、絵本、映画、アニメーション、マンガなど、多種多様な『ピーター・パン』が描かれています。

今回の小展示では、『ピーター・パン』と題されるさまざまな作品をわかりやすくご紹介すると同時に、国際児童文学館が所蔵する貴重な初期翻訳作品の数々をご覧いただきました。

なお、国際児童文学館では、本展示で紹介した資料とリスト・解説をセットにした「国際児童文学館展示用貸出パック」を図書館や博物館、美術館等の団体向けに用意しています。展示企画にぜひご活用ください。（貸出については条件があります。展示資料リストおよび詳細は「国際児童文学館展示用貸出パック」のご案内をご覧ください。）

※解説はこちら

Peter Pan in Kensington Gardens　Cover Illustration: Arthur Rackham　Charles Scribner’s Sons 1916

『お伽絵本　西洋の一寸法師　ピーターパン』　榎本松之助：画作　榎本法令館　1927年

会期

2016年6月19日（日曜日）～9月30日（金曜日）

場所

国際児童文学館内　小展示コーナー
※入館は無料です

開館時間

午前9時-午後5時

休館日

毎週月曜・9月8日（木曜日）
※7月18日（月曜日）・9月19日（月曜日）は開館、7月19日（火曜日）・9月20日（火曜日）は休館

ご案内

期間中、「どのピーター・パンが好き？」にお答えいただくとプレゼントがあります