日本の子どもの本~珠玉の30選~ 展示資料『少年世界』
更新日:2024年3月24日
『少年世界』(創刊号)
巖谷小波:主筆 明治28年1月 博文館(東京)
明治28年~昭和8年刊。明治の代表的な出版社である博文館が、大人向けの「太陽」「文芸倶楽部」とともに、少年向け(創刊時は少女も含まれており、年齢対象も幅広かった)として創刊。創刊時の主筆は巖谷小波で、編集者・執筆者として活躍し、明治の代表的な文学集団であった硯友社系の多くの作家が執筆して明治期を代表する少年雑誌となった。投稿欄も充実しており、谷崎潤一郎、百田宗治などからの投稿もあった。