大阪府立図書館

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平成25年度第2回大阪府立図書館協議会の概要(平成26年3月28日)

更新日:2016年3月13日


平成25年度 第2回 大阪府立図書館協議会 議事録

日時:平成26年3月28日(金曜日)午後2時~午後4時
場所:大阪府立中央図書館 大会議室

1 開会
2 委員紹介
出席委員:(6人) 今井委員、岩崎委員、北委員、高崎委員、村上委員、山﨑委員(会長)
欠席委員:(4人) 大山委員、尾﨑委員、嶽委員、森委員、
3 中央図書館長あいさつ
4 議事(質疑要旨)
(1) 平成25年度アクション・プランの進捗状況について
(2) 平成26年度のアクション・プラン(案)について
議題(1)、(2)を同時に審議した。
○事務局から「大阪府立図書館 基本方針と重点目標(平成25-27年度)」について、前期分との評価方法の相違について説明
○事務局から重点目標評価シートについて説明

<委員>
(1) 重点目標評価シート2-2に、「レファレンス事例については、大阪府立図書館レファレンス事例データベースと国立国会図書館レファレンス協同データベースに136件登録」とあるが、重点目標評価シート2-3には、レファレンス事例データベースにアップした件数は[17]となっている。これはどのような意味か。また、府立図書館で年間受けるレファレンスの件数はかなりのものであると推測するが、もっと事例を公開できるのではないか。特に、大阪関係の事例については積極的に公開していただきたい。
(2) 重点目標評価シート2-4に、「国会図書館デイジー配信事業への協力」とあるが、具体的にどのような方法によるのか。
(3) 重点目標評価シート3-4に「街頭紙芝居をデジタル化し、」とあるが、紙芝居は上演してこそ、その価値が活きるのではないか。実演映像の保存、提供も検討すべきではないか。

<事務局>
(1) シート2-2のほうの件数は全館での合計件数であり、2-3は、ビジネス関係のレファレンスの件数である。公開事例数も増やしたいと考えているが、データベースに登録できる例はそれほど多くないのが実情である。しかし、国会図書館のご協力によりレファレンス記録の遡及入力も開始されたことから、大阪関係の事例も含め、府立図書館からの公開事例数を増加させていきたいと考えている。
(2) デイジー配信事業への協力とは、視覚障がいのある職員が当事者として、デイジー配信システムの一連の動作、つまり検索、検索結果の一覧表示、ストリーミングやダウンロードまで行い、実際に市販の読み上げソフトでどのように読み上げるのか、また、ショートカット機能(マウスの代用機能)が期待通り動作するのか等、国会図書館の職員と協力してテストを行ったことなどである。
(3) 紙芝居は4000巻所蔵しており、公開の第一歩として、デジタル化を行った。紙芝居はパフォーマンスとしてのユニークさが魅力であるが、権利関係のクリアが難しい。所蔵の紙芝居は、三邑会(塩﨑おとぎ紙芝居博物館)から旧施設に寄贈されたものである。同会は現在も有料で活動しており、当館所蔵分についても三邑会しか演じることができない。今回webで公開するにあたってもコピーガードをつけて公開する等の制限がある。しかし、演者に夏休みにお越しいただいて、子ども向けの紙芝居イベントを行うなど、紙芝居の実演を楽しめる工夫をしている。

<委員>
重点目標評価シート1-3に、ビブリオバトルがあがっているが、参加者はどのくらいか。

<事務局>
シートにあげているビブリオバトルは、Mobioとの連携事業の読書会においてであり、次回の課題図書を決めるために当館職員3名が行った。読書会は固定メンバーで行っており、参加者は20名ほどである。

<委員>
(1) 重点目標評価シート2-2のe-レファレンス受付件数が大幅に伸びているが、何か新しい取り組み等をされたのか。
(2) レファレンスの満足度もあがっているが、e-レファレンスとそれ以外で満足度に差はあるのか。
<事務局>
(1) 昨年度の取り組みから特に変更したことはないが、所蔵の質問の結果を受け、続いて内容に対しての質問など、回答をきっかけに次の質問につながっていくようなリピーターが増えている。
(2) このシートに記載している満足度は、e-レファレンスに対しての満足度であるが、昨年、来館者を対象に行ったアンケートで、職員の相談対応に対する満足度は、大変満足、または満足と回答された方の合計値は90%を超えており、e-レファレンスと同程度の満足度を得られていると考えている。

<委員>
重点目標シート5-1にある、ESCO事業はどのような効果があるか。

<事務局>
事業者提案では、電力使用量を約40%削減できる。府は事業費を持ち出しせずに、事業者にはこの削減できた費用から委託料を15年間払うことになる。その他に屋上に太陽光パネルの設置などを行う等の提案もされている。

<委員>
(1) 重点目標評価シート5-2のツイッタ―があがっているが、フォロー返しやリツイートを行う等の運用ガイドラインの有無は。
(2) ツイッタ―からホームページへの誘導も行っているのか。

<事務局>
(1) 4月1日から本格実施を予定しており、現在は試行段階であるが、運用方針と利用規約を制定しており、ホームページ上で公開している。ツイッタ―を広報手段として利用しているため、一方通行で情報を発信しており、フォロー返しは行っていない。リツイートも行っていないが、府立図書館のツイートでリツイートされたもの等の反応を見て、改めて利用案内としてツイートするなどはしている。
(2) ホームページ作成と連携してツイートするシステムであるので、ツイート文にホームページへのリンクも挿入されるようになっている。

<委員>
学校との連携が進んでいるという点で、学校自体の満足度とその学校の児童、生徒の満足度の評価をどのように行っているか。

<事務局>
学校向けの貸出セットにはアンケートを付しており、返却の際に同封してもらうようにしている。その中に教材研究に使用したという回答を受けたことがあり、このような使い方もできるのかという発見もあった。具体的な評価方法も策定していきたいと考えているので、今後も御教授いただければ有難い。

<会長>
ここで対象となっているのは初等、中等教育が主であると思うが、大学にも広げていくことも検討してはどうか。

<事務局>
大学との連携に関しては、現在近畿大学との連携を進めている。しかし、蔵書数が多数ある大学図書館と公共図書館がどのように連携できるのかは模索段階である。今後、大学図書館協議会等とも意見交換し、ニーズを把握していきたいと考えている。

<委員>
利用者向けの講習会の参加人数は。

<事務局>
中央図書館の調査相談課で実施している、法情報に関する講習会へは約20名、歴史について調べる方法については、約10名、広報期間が短かったこともあるが、人物情報について調べる方法については、5名ほどの参加であった。広報にも力を入れていきたい。中之島図書館のビジネス支援課で実施している講習会は、中之島図書館の使い方、企業情報や統計情報の調べ方、データベースの使い方をはじめ、資格に関する資料を所蔵していることから資格に関する講習会も開催している。参加人数は、中之島図書館の使い方へは、20~30名程度、ビジネス関係の講習会では、資格の講習会は参加人数も多く50名ほどの参加があった。

<委員>
利用者としても参加したい内容であるので、早目に広報を開始してほしい。

<事務局>
平成26年度からはデータベースの数も増加するので、マスコミにも働きかけ、より積極的に広報していきたい。

<委員>
地元の図書館から府立の資料を取り寄せしている人の満足度の調査は行っているか。1週間に1度の配送頻度では少ないという声はないか。

<事務局>
利用者自身に尋ねたわけではなく相手館の職員の回答にはなるが、現行通りで充分だという意見が主である。

<委員>
レファレンスやデータベース等は広報してもなかなか広がりにくい側面があるので、サービスを利用した人の良かったという声を広く発信していくように考えてはどうか。

<委員>
障がい者サービスに関して、情報交換会を3月に開催したとのことであったが、他の時期での開催は検討しないのか。

<事務局>
昨年度は秋に開催していた。しかし、今年度は1月27日運用開始のデイジー配信事業を中心テーマとしたため、研修提供の国会図書館との日程調整の関係もあり、年度末となった。次年度以降は、参加しやすい時期に開催していきたい。

<会長>
本日欠席の委員から、基本方針4に対してメッセージが届いているが、これについてのコメントを。

<事務局>
中之島図書館へ高い評価をいただき、大変有難い。ご意見を励みに一層のサービス充実に取り組んでいきたい。中之島図書館の改装に対しての意見もいただいているが、これについては後程、資料4に基づき、説明させていただく。

⇒議題(1)(2)について承認。

(3) 報告事項
○資料2「国際児童文学館あり方提言への対応状況」に基づき、事務局から説明
○資料3「中央図書館の指定管理者制度導入について」に基づき、事務局から説明
○資料4「開館110周年を迎える中之島図書館をリニューアル~中之島図書館環境改善等事業費~」に基づき、事務局から説明

5 中之島図書館長あいさつ
6 閉会

資料1-1_基本方針と重点目標(H25-27)およびそれに基づく活動評価について [PDFファイル/191KB]

資料1-2 重点目標評価シート一覧H25-27 [PDFファイル/91KB]

資料2 重点目標評価シート [その他のファイル/4.35MB]

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