重点目標評価シート4(令和2年度)
更新日:2021年9月28日
基本方針4 | 府立図書館は、大阪の歴史と知の蓄積を確実に未来に伝えます。 | |||||||
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現状と課題 | 府立図書館が蓄積してきた大阪に関する資料を活用し、調査相談に加え、資料展示や講演会といったイベントを通じて大阪の歴史や文化に関する情報発信に努めている。 その一方で、インターネットを通じて提供される情報はますます増大し、府内市町村立図書館や国立国会図書館、その他の機関等においても、大阪に関する有用な情報が多数公開されるようになってきている。 平成30年度に構築した「おおさかポータル」は、当館所蔵資料のみならず、こうした外部機関提供の情報も含めて、大阪に関する確かな情報をより広く、深く、より効率的に利用者に提供することをコンセプトとしている。さまざまな機関とのデータ連携を広げ、多様なデータを結びつけることにより、データベースの質と利便性をともに向上させ、情報社会の進展とともにますます高度化する利用者ニーズに応えていきたいと考えている。 |
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重点目標 | 重点目標項目 | 成果指標と数値目標 | ||||||
市町村立図書館、大学、研究機関等とのデータベース連携の拡充 | 連携先数 【4年間で10機関】 | |||||||
取組内容 | 令和元(2019)年度 | 令和2(2020)年度 | 令和3(2021)年度 | 令和4(2022)年度 | ||||
上半期 | 下半期 | 上半期 | 下半期 | 上半期 | 下半期 | 上半期 | 下半期 | |
「おおさかポータル」の充実 |
評価 | 令和元年度 | 令和2年度 | 令和3年度 | 令和4年度 |
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図書館の 自己評価 |
10月に大阪市提供のオープンデータ約110件を取り込むなど、年度末までに自館作成データを加え3,118件の追加・更新を行った。大阪観光局、国立国会図書館提供データとの連携を令和2年度上半期中に実現できるよう作業するとともに、市町村立図書館についても、いくつかの館と調整を進める準備をした。 あわせて、外部機関からのデータ登録を容易にするため、中央図書館と調整しながら、管理機能の改修に取り組んだ。 |
自館データの作成を着実に進め、年度末までに3,801件の追加・更新を行った。 大阪観光局、国立国会図書館提供データの公開画面への反映が遅れており、他の改修内容と合わせ、令和3年度当初に公開予定。大阪公共図書館協会での研究グループ活動を通じ、市町村立図書館にシステムの紹介とデータ提供に向けた呼びかけを行った。 管理機能の改修整備は、中央図書館との調整により、当初計画よりも前倒しで進捗している。 |
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協議会意見 (外部評価) |
連携が拡大している点、外部機関からのデータ登録を容易とする改修に取り組んでいる点等、評価できる。新型コロナウイルス感染症拡大下で直接来館できない利用者や、所属機関の図書館を利用できない学生等にとって、「おおさかポータル」によりオンラインで情報を発見・入手できることの意義は大きい。令和2年度以降も一層力を入れて取り組んでいただきたい。 | 「おおさかポータル」の充実に関する外部機関との連携については、大阪観光局等のデータの「おおさかポータル」公開画面への反映は次年度に持ち越されたが、府下の市町村立図書館からのデータ提供についても準備が進められており、充実した内容になることが期待される。 データベースの拡充に伴い、今後はより幅広い層の利用が見込まれることから、利用実態を把握するとともに、利用者の視点に立った改善に努めることが求められる。 |