【展示】「小泉八雲と日本の怪談」
更新日:2020年6月27日
今年は『怪談』などの作品で有名な、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の生誕170年に当たります。
1850年6月27日にギリシャ西部で生まれたパトリック・ラフカディオ・ハーンは、アイルランド、イギリス、フランス各地で幼少期を過ごし、後にアメリカへ移住、ジャーナリストとして生計を立てます。万博で出会った日本文化に興味を持ったハーンは、1890年4月に来日、島根県松江市で英語教師をしながら定住しました。妻となった小泉セツの協力を得て近世の怪談話や説話などを渉猟したハーンは、それら土着の物語に独自の解釈や工夫を凝らし、『怪談』『骨董』などの見事な再話文学を作り出しました。1896(明治29)年には日本に帰化して「小泉八雲」と名乗り、1904(明治37)年この日本の地で54年の生涯を終えました。
本展示では、小泉八雲の著作や関連資料とともに、八雲の代表作『怪談』にちなんで八雲の作品の源流にある日本の怪談文学や八雲と同時代の文豪たちの手になる怪談など、「日本の怪談」についての資料も展示しています。
展示場所
大阪府立中央図書館 1階 小説読物室 登録カウンター前
期間
2020年6月27日(土曜日)~8月16日(日曜日)
・開館時間: 9時~19時(土日祝は17時)
・期間中休館日: 毎週月曜日(8月10日は祝日開館)、8月11日
展示資料
1. 小泉八雲の本
2. 日本の怪談