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調査ガイド 人物情報について調べる

更新日:2024年11月30日

大阪府立中央図書館調査ガイド 03 2024年11月改訂 ≫ (PDFファイル:574KB

この調べ方マニュアルでは、中央図書館所蔵の資料を中心に、人物について調べるための資料をご紹介します。
ほとんどの資料が辞書事典類で、参考資料として貸出できない本ですので、館内での閲覧となります。
資料の最後に記載した【 】内の記号は、府立図書館の請求記号です。

【調査ガイド 人物情報について調べる 目次】

  1. 人名辞典を探す
  2. データベース・レファレンスブックで調べる
  3. 現代の人物を調べる
  4. 著作のある人物を調べる
  5. 名前の読み方、綴り、別名を調べる
  6. 架空の人物を調べる
  7. その他

1. 人名辞典を探す

人名辞典は日本人名大事典』(平凡社 1979)等、様々に出版されています。どのような人名事典が出版されているかは以下の資料で分野別に調べることができます。
■『「人名辞典」大事典』巻 (日本図書センター 2007) 【280.3/42N】
■『人をしらべるレファレンスブック』(日外アソシエーツ 2021) 【280.3/8NX】

最新の人名辞典を探す場合は大阪府立図書館Web-OPACにて、件名に「人名辞典」と入れて検索をすることで、人名辞典のみを検索することができます。

2. データベース・レファレンスブックで調べる

複数の事典のうち、特定の人物がどこに掲載されているか、横断的に調べることができるデータベース・資料があります。

●データベース『Who Plus』(日外アソシエーツ)
※中央図書館4階人文系資料室で利用可能。
歴史上の人物から現在活躍中の人物まで、日本人・外国人90万人以上を横断検索できる人物情報データベース。主な機能は以下の通り。
・生没年や経歴等の基礎情報が調べられる。
・後述する日外アソシエーツ発行の『人物レファレンス事典』『外国人物レファレンス事典』掲載情報を確認できる。(ただしデータベース未収録の資料あり)
・検索した人物について書かれている文献情報を確認できる。

●(データベース)『Japan Knowledge Lib』(ネットアドバンス)
※中央図書館4階人文系資料室で利用可能。
各種辞書・事典類を横断的に検索ができ、内容も閲覧することができます。
当館では『日本人名大辞典』『岩波世界人名大辞典』『新版日本架空伝承人名事典』『日本人物文献目録』が利用できます。

■『日本人名情報索引(人文分野)データベース』(国立国会図書館)
国立国会図書館で受け入れた和図書・和雑誌の中で、主に人文分野の日本人の人名情報(略歴等)を収録する人名辞典やそれに類する資料を選び、キーワードからの検索を可能としたデータベース。主に一般図書に収録されている人名情報を探すときに活用する。1945年以前に活躍した人物について調べることができる。

■『人物レファレンス事典』(日外アソシエーツ 2003~2022) 【281/316N】
人名事典、百科事典などに掲載された人物の総索引。「古代・中世編・近世編」「明治・大正・昭和〈戦前〉編」「昭和〈戦後〉・平成編」「郷土人物編」「文芸篇」「美術篇」「科学技術篇」「音楽篇」「架空・伝承篇」がある。

■『日本人物レファレンス事典』(日外アソシエーツ 2013~2021) 【281/1143N】【281/8NX】
人名事典、百科事典などに掲載された日本の人物の総索引。「思想・哲学・歴史篇」「芸能篇」「政治・外交篇」「軍事篇」「皇族・貴族篇」「女性篇」「武将篇」「江戸時代の武士篇」「商人・実業家・経営者篇」「名工・職人・技師・工匠篇」「教育篇」「医学・医療・福祉篇」「宗教篇」「武術・体育・スポーツ篇」「図書館・出版・ジャーナリズム篇」がある。

■『外国人物レファレンス事典』(日外アソシエーツ 1999~2022) 【280.3/24N】【280.3/32N】【280.3/48N】
人名事典、百科事典などに掲載されている外国の人物の総索引。「古代-19世紀」「20世紀」「架空・伝承編」があり、それぞれ欧文名の巻と漢字名の巻、索引巻がある。

■『西洋人物レファレンス事典』(日外アソシエーツ 1983~2024) 【280.3/27】【283/24N】【283/1NX】
人名事典、百科事典などに掲載されている西洋の人物の総索引。「古代・中世編」「近世編」「現代編」「美術篇」「音楽篇」「思想・哲学・歴史篇」「文芸篇」「映画・演劇・芸能・舞踏篇」「政治・外交・軍事篇」「女性篇」「経済・産業篇」「スポーツ篇」「医学・医療・福祉篇」「教育篇」、「古代・中世編」「近世編」「現代篇」に収録された人物の総合索引である「西洋人名典拠録」上中下がある。

■『東洋人物レファレンス事典』(日外アソシエーツ 1984~2023) 【282/20】【282/9N】【282/2NX】
人名事典、百科事典などに掲載されている東洋の人物の総索引。1984年版および「文芸篇」「古代・中世編」「政治・外交・軍事篇」「美術・音楽・芸能篇」「女性篇」がある。

以下は「特定の人物について書いている本を探す」ための本です。
■『日本人物文献目録』(平凡社 1979) 【281/39】
明治初年から1966年までに刊行された図書、雑誌の記事による、日本人の伝記に関する文献の目録。被伝者名の50音順。
■『人物文献目録』(日外アソシエーツ) 【280.3/19】【280.3/5N】
以下の対象となる年に出版された図書、雑誌による伝記、日記、人物論、著作目録などに関する文献の目録。日本人編と外国人編がある。
【2024年11月時点の刊行本】
・1980年版 ・1985年版 ・1986年版 ・1987-88年版 ・1989-90年版
・1991-92年版 ・1993-94年版 ・1995-2001年版 ・2002-04年版 ・2005-07年版
・2008-10年版 ・2011-13年版 ・2014-16年版 ・2017-19年版 ・2020-22年版
・人名総索引1980-2019

■『人物研究・伝記評伝図書目録』(図書館流通センター) 【280.3/11N】
日本人・東洋人篇と西洋人篇があり、それぞれ1994年版と2001年版(続)がある。2001年版には索引篇もあり。

■『伝記・評伝全情報』(日外アソシエーツ) 【280.3/6N】【280.3/3NX】
対象の年に日本国内で刊行された様々な人物についての伝記・評伝を集める。45/89、90/94、95/99、2000-2004、2005-2009年版、2010-2014版、2014-2018版、2019-2022版があり、それぞれ西洋編と日本・東洋編がある。1945-2018 年までの分の総索引も刊行されている。

■『近現代日本人物史料情報辞典』(吉川弘文館 2004-2011) 【281/799N】
明治元年以降の各分野の主要な人物を対象とする。書簡や日記などを含む個人史料と自伝や著作、評伝について記載。

3. 現代の人物を調べる

一般的な人名事典は、現在存命中の人物についての情報が少ない場合があります。そんな時は、以下のようなデータベース・資料が役立ちます。

●(データベース)ヨミダス歴史館(読売新聞) よみうり人物データベース
●(データベース)日経テレコン21(日経新聞) 人事検索(企業や行政関係の人事情報が検索できる)
●(データベース)朝日クロスサーチ(朝日新聞) 人物検索

いずれも新聞のオンラインデータベースですが、現代の人物情報について調べる画面があります。
これらのデータベースは中央図書館2階でご利用いただけます。

■『職員録』(国立印刷局) 【281/S3】【281/5】【281/59N】
上巻は国の機関、独立行政法人、国立大学法人、大学共同利用機関法人、特殊法人等を対象とし、原則として係長及び同相当職以上の職員の氏名を収録。他に機構図、所掌事務要覧も収録。下巻は都道府県、市町村の職員を収録。

また、分野によっては人名録や職員録、選手名鑑などが定期的に発行されていることもあります。
■例
國會議員要覧 令和6年8月版』(国政情報センター 2024.8)【314.1/2NX】
全国弁護士大観 [2019]第21版』(法律新聞社 2019.12)【327.1/2NX】
大相撲力士名鑑 令和6年』(ベースボール・マガジン社 2024.1)【788.1/11NX】

■『人事興信録』(興信データ) 【281/69N】
隔年刊。現代日本で活躍する日本人および在日外国要人を収録。家族関係等が詳しい。2009年で廃刊。なお、明治~昭和初期に刊行されたものは「『人事興信録』データベース」(名古屋大学大学院法学研究科)によってデータベース化されています。
■『日本紳士録』(ぎょうせい) 【281/N8】【281/1】【281/15N】
隔年刊。政治、経済、法曹、教育、文化、芸術、スポーツ他各界の代表的人物を収録。『人事興信録』と交互に発行。2007年発行の80版で休刊。

4. 著作のある人物を調べる

■『現代日本執筆者大事典』(日外アソシエーツ 1978~2015) 【281/774N】
図書、雑誌、新聞における執筆者と主要著作の紹介。自然科学系分野を除く、人文・社会科学系他の各分野の
原則として現存者が対象。第1期~第5期まであり、期ごとに対象年代が異なる。
 
■『日本著者名・人名典拠録』(日外アソシエーツ 2012) 【281/668N】        
1926-2011年に刊行された図書の日本人著者、訳者、編者、日本語の図書を著した外国人、明治以降の主要な人物約750000人を収録。人物の同定・識別に必要な項目を付記し、索引巻も備えている。

■『文化人名録(著作権台帳)』(日本著作権協議会) 【281/B1】【281/7】【281/62N】
1951-2001年の隔年刊。刊行時点の著作権所有関係者の名簿。別冊で索引・資料編付。

■『文芸年鑑』(新潮社) 【905/B2】【910.59/1N】【910.59/1NX】
毎年発行されている文芸関係の年鑑。便覧に、文化各界・著作権継承者名簿がある。

■『西洋人著者名レファレンス事典』(日外アソシエーツ 1999) 【280.3/27N】
1945年以降に国内で刊行された翻訳書の原著者名について、原綴りとその全てのカナ表記及び各々のカナ表記での最新翻訳書を明示。

■『西洋人名・著者名典拠録』(日外アソシエーツ 2004) 【280.3/3N】
1945-2003年に国内で刊行された翻訳書の原著者と古代から現代に及ぶ歴史上の人物、現在活躍中の人物を収録。欧米諸国のほか、アルファベットで表記される地域の人名を対象とする。

5.名前の読み方、綴り、別名を調べる

■『人名よみかた辞典』(日外アソシエーツ 2004)【281/208N】
姓の部名の部があり、実在人名の中から実例をあげてよみかたを示す。

■『難読稀姓辞典』(日本加除出版 1993)【288.1/13N】
■『難読・稀少名字大事典』(東京堂出版 2007)【288.1/82N】

難読、希少な苗字とその読み方を示す。

■『カタカナから引く外国人名綴り方字典』(日外アソシエーツ 2002)【288.1/59N】
■『新・アルファベットから引く外国人名よみ方字典』(日外アソシエーツ 2013)【288.1/104N】

アルファベットで表記可能な外国人名を姓、名ともに収録対象とする。

■『号・別名辞典』(日外アソシエーツ 2003)【281/8N】
■『外国人別名辞典』(日外アソシエーツ 2004)【280.3/36N】

号、通称、筆名、字、廟号などの別名を収録。

6.架空の人物を調べる

架空の人物に対象を絞った辞典です。下記の資料のほかにも「歌舞伎登場人物」や「落語登場人物」「三国志」などの事典があります。

■『日本架空伝承人名事典 新版』(平凡社 2012) 【281/534N】
架空の人物のほか、歴史上の実在の人物も含める。実在の人物については、架空、伝承のことがらとともに伝記的事実を記す。

■『架空人名辞典』(教育社) 【903.3/8】
文学作品の登場人物について解説。架空の人物のほかに文学上有名な歴史上の人物なども対象とする。
欧米編(1986)日本編(1989)がある。

■『人物レファレンス事典 架空・伝承編』(日外アソシエーツ 2013・2022)                           
国内の代表的な神話・伝説・伝承事典、妖怪事典、登場人物事典などに掲載されている人物について調べることができる。第1期(2013)と第2期(2022)あり。また、『外国人物レファレンス事典』の架空・伝承編もある。

7.その他

書籍の全文データベースを利用することで、事典調査では見つからない人物の情報が出てくることがあります。

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