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調査ガイド 人物情報について調べる

更新日:2014年3月27日


大阪府立中央図書館調査ガイド 03 2014年3月改訂 ≫ (PDFファイル:287KB

この調べ方マニュアルでは、中央図書館所蔵の資料を中心に、人物について調べるための資料をご紹介します。
ほとんどの資料が辞書事典類で、参考資料として貸出できない本ですので、館内での閲覧となります。
資料の最後に記載した【 】内の記号は、府立図書館の請求記号です。

【調査ガイド 人物情報について調べる 目次】

オレンジの服を着た女性のイラスト

  1. 総合的な人名事典で調べる
  2. 現代の人物を調べる
  3. どの資料にあるか、どんな資料があるかを調べる
  4. 著作のある人物を調べる
  5. 名前の読み方、綴り、別名を調べる
  6. 架空の人物を調べる
  7. その他

1. 総合的な人名事典で調べる

著名な人物に関する基本的なことは人名事典で調べることができます。「日本」と題名にあっても、日本とかかわりの深い外国人も収録されているものが多くあります。また、実在の人物だけでなく、神話、伝説上の人物を含むものもあります。

■ 『日本人名大事典』 (平凡社 1979年) 【281/104】
1937年初版、1953年改訂の『大人名事典』の復刻版に増補版1冊を加えたもの。

■ 『新潮日本人名辞典』 (新潮社 1991年) 【281/60N】古代から現代までが対象。神話、伝説、作中の人物や日本とかかわりの深い外国人も含む。

■ 『コンサイス日本人名事典』 (三省堂 2009年) 【281/6N】神話、伝説上の人物、日本と関わりの深い外国人も含む(外国人は開港後の人物は付録として収録)。

■ 『朝日日本歴史人物事典』 (朝日新聞社 1994年) 【281/210N】古代から大正時代までの人物が中心。架空の人物、日本で活躍した外国人も含む。

■ 『岩波西洋人名辞典』 (岩波書店 1981年) 【280.3/22】ヨーロッパ、アメリカ、中近東、アフリカ及び大洋州、インドを対象とする。神話、聖書、伝説の人物も含む。付録に人名・地名の諸国語対照表、ノーベル賞受賞者、各国元首の表がある。

■ 『コンサイス外国人名事典』 (三省堂 1985年) 【280.3/32】近現代に重点をおく。神名、架空人名も対象。

■ 『岩波=ケンブリッジ世界人名辞典』 (岩波書店 1997年) 【280.3/22N】原本から日本人を除き、中国関係の人物を増補。付録として各国元首政治指導者、宗教指導者、ノーベル賞受賞者の一覧がある。

■ 『世界人名辞典』 (東京堂出版 1990-1994年) 【280.3/2N】日本編、西洋編、東洋編がある。

■ 『世界伝記大事典』 (ほるぷ出版 1978-1981年) 【280.3/9】世界編と日本・朝鮮・中国編がある。項目数は多くないが、それぞれの記述が詳細。

2. 現代の人物を調べる

一般的な人名事典は、現在存命中の人物についての情報は少ない場合があります。そんな時は、以下のような資料が役立ちます。

■ 『人事興信録』 (興信データ) 【281/69N】隔年刊。現代日本で活躍する日本人および在日外国要人を収録。家族関係等が詳しい。2009年で廃刊。

■ 『日本紳士録』 (ぎょうせい) 【281/N8】【281/1】【281/15N】隔年刊。政治、経済、法曹、教育、文化、芸術、スポーツ他各界の代表的人物を収録。『人事興信録』と交互に発行。2007年発行の80版で休刊。

■ 『現代日本人名録』 (日外アソシエーツ) 【281/285】【281/13N】1987・1990・1994・1998・2002年刊行。経済、政治、行政のほかに、芸能や文化にかかわる人物(在日外国人も含む)を多く収録。

■ 『職員録』 (国立印刷局) 【281/S3】【281/5】【281/59N】上巻は国の機関、独立行政法人、国立大学法人、大学共同利用機関法人、特殊法人等を対象とし、原則として係長及び同相当職以上の職員の氏名を収録。他に機構図、所掌事務要覧、定員表も収録。下巻は都道府県、市町村の職員を収録。

■ 『現代外国人名録』 (日外アソシエーツ) 【280.3/9N】【280.3/30N】
1992・1996・2000・2004・2008・2012年刊行。さまざまな分野で現在活動中の外国人を収録。

オンラインデータベースにも現代の人物情報があります。中央図書館2階でご利用いただけます。
ヨミダス歴史館(読売新聞) よみうり人物データベース
日経テレコン21(日経新聞) 人事検索(企業や行政関係の人事情報が検索できる)

3. どの資料にあるか、どんな資料があるかを調べる

ある人物がどの事典にのっているかを調べる資料や、その人物に関してどんな資料が出版されているかを調べる資料です。

■ 『人物レファレンス事典』 (日外アソシエーツ 2003-2013年) 【281/316N】人名事典、百科事典などに掲載された人物の総索引。「古代・中世編・近世編」「明治・大正・昭和〈戦前〉編」「昭和〈戦後〉・平成編」「郷土人物編」「文芸篇」「美術篇」「科学技術篇」「音楽篇」「架空・伝承篇」がある。

■ 『外国人物レファレンス事典』 (日外アソシエーツ 1999年) 【280.3/24N】【280.3/32N】【280.3/48N】人名事典、百科事典などに掲載されている外国の人物の総索引。「古代-19世紀」「古代-19世紀2」「20世紀」があり、それぞれ欧文名の巻と漢字名の巻、索引巻がある。

■ 『日本女性人名総索引』 (日本図書センター 2002年) 【281/684N】各種の人名辞典や文献目録に掲載されている古代から現代までの日本人女性及び日本と関係の深い外国人女性の総索引。

■ 『日本人物文献目録』 (平凡社 1979年) 【281/39】明治初年から1966年までに刊行された図書、雑誌の記事で、日本人の伝記に関する文献を選んで目録としてある。被伝者名の50音順。

■ 『人物文献目録』 (日外アソシエーツ) 【280.3/19】【280.3/5N】対象となる年に出版された図書、雑誌から伝記、日記、人物論、著作目録などに関する文献をえらんで目録にしてある。日本人編と外国人編があり、80年版から2008-2010年版まで出版されている。

■ 『人物研究・伝記評伝図書目録』 (図書館流通センター) 【280.3/11N】日本人・東洋人編と西洋人編があり、それぞれ1994年版と2001年版(続)がある。2001年版には索引編もあり。

■ 『伝記・評伝全情報』 (日外アソシエーツ) 【280.3/6N】対象の年に日本国内で刊行された様々な人物についての伝記・評伝を集める。45/89、90/94、95/99、2000-2004、2005-2009年版があり、それぞれ西洋編と日本・東洋編がある。2000-2004年版には1945-2004年の総索引がついている。

■ 『近現代日本人物史料情報辞典』 (吉川弘文館 2004-2011年) 【281/799N】明治元年以降の各分野の主要な人物を対象とする。書簡や日記などを含む個人史料と自伝や著作、評伝について記載。

4. 著作のある人物を調べる

■ 『現代日本執筆者大事典』 (日外アソシエーツ 2003年) 【281/774N】図書、雑誌、新聞における執筆者と主要著作の紹介。自然科学系分野を除く、人文・社会科学系他の各分野の現存者が対象。第5巻索引はCD-ROM。

■ 『日本著者名・人名典拠録』 (日外アソシエーツ 2002年) 【281/668N】1926-2001年に刊行された図書の日本人著者、訳者、編者と明治以降の主要な人物を収録。日本語の図書を著した外国人も対象とする。

■ 『文化人名録(著作権台帳)』 (日本著作権協議会) 【281/B1】【281/7】【281/62N】1951-2001年の隔年刊。刊行時点の著作権所有関係者の名簿。別冊で索引・資料編付。

■ 『文芸年鑑』 (新潮社) 【905/B2】【910.59/1N】便覧に、文化各界・著作権継承者名簿がある。

■ 『西洋人著者名レファレンス事典』 日外アソシエーツ 1999年 【280.3/27N】1945年以降に国内で刊行された翻訳書の原著者名について、原綴りとその全てのカナ表記及び各々のカナ表記での最新翻訳書を明示。

■ 『西洋人名・著者名典拠録』 (日外アソシエーツ 2004年) 【280.3/3N】1945-2003年に国内で刊行された翻訳書の原著者と古代から現代に及ぶ歴史上の人物、現在活躍中の人物を収録。欧米諸国のほか、アルファベットで表記される地域の人名を対象とする。

5. 名前の読み方、綴り、別名を調べる

■ 『人名よみかた辞典』 (日外アソシエーツ 2004年) 【281/208N】姓の部と名の部があり、実在人名の中から実例をあげてよみかたを示す。

■ 『難読稀姓辞典』 (日本加除出版 1993年) 【288.1/13N】

■ 『難読・稀少名字大事典』 (東京堂出版 2007年) 【288.1/82N】難読、希少な苗字とその読み方を示す。

■ 『カタカナから引く外国人名綴り方字典』 (日外アソシエーツ 2002年) 【288.1/59N】
■ 『
アルファベットから引く外国人名よみ方字典』 (日外アソシエーツ 2003年) 【288.1/68N】アルファベットで表記可能な外国人名を姓、名ともに収録対象とする。

■ 『号・別名辞典』 (日外アソシエーツ 2003年) 【281/8N】
■ 『
外国人別名辞典』 (日外アソシエーツ 2004年) 【280.3/36N】号、通称、諱、筆名、字、廟号などの別名を収録。

6. 架空の人物を調べる

架空の人物に対象を絞った辞典です。下記の資料のほかにも「歌舞伎登場人物」や「落語登場人物」「三国志」などの事典があります。

■ 『日本架空伝承人名事典』 (平凡社 1986年) 【281/261】架空の人物のほか、歴史上の実在の人物も含める。実在の人物については、架空、伝承のことがらとともに伝記的事実を記す。

■ 『架空人名辞典』 (教育社) 【903.3/8】文学作品の登場人物について解説。架空の人物のほかに文学上有名な歴史上の人物なども対象とする。欧米編(1986年)と日本編(1989年)がある。

7. その他

人物情報を調べるには、他に次のような資料もあります。

【ある時代、集団だけを対象とするもの】「日本古代中世」「公卿」「三百藩家臣」「幕末維新」「明治期外国人名」「20世紀」など、ある時代に活躍した人物や特定の集団を対象とする辞典です。

【活躍した分野をしぼったもの】「思想家」「数学者」「科学者」「演奏家」「日本映画」などの特定の分野に限定した人名事典です。

【地域をしぼったもの】秋田、大阪、岡山など地域を絞った人名事典が出版されている都道府県もあります。また、中国や韓国などはその国にしぼった人名事典があります。

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