レファレンスサービスのご案内 牧野富太郎の生涯や業績について知りたい
更新日:2023年7月4日
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2023年7月 »牧野富太郎の生涯や業績について知りたい [PDFファイル/577KB]
高知県出身の植物学者・牧野富太郎をモデルとした、NHK連続テレビ小説「らんまん」が現在放映中です。独学で植物学を研究し、現在でも改訂が重ねられ読み継がれている『牧野日本植物図鑑』などの著作がある牧野富太郎について、改めてどんな人物かと興味を持った方も多いかと思います。牧野富太郎の生涯・業績を知ることができる関連資料をご紹介します。
(※【】は当館請求記号)
質問:牧野富太郎の生涯や業績について知りたい
■『牧野富太郎:雑草という草はない(別冊太陽)』(平凡社 2023.4)【289.1/987NX/マキ】
豊富な写真や牧野自身の植物画を用いて少年期から晩年までの人生を辿るビジュアルガイドです。牧野の自叙伝や随筆から抜き出されたことばが随所に散りばめられています。「東京都立大学牧野標本館わたしのハァバリウム」では、牧野が新種として発表した植物を中心に標本を紹介しています。巻末に略年譜が掲載されています。
■『MAKINO:牧野富太郎生誕150年記念出版』(高知新聞社/編 北隆館 2014.1)【289.1/6551N/マキ】
利尻島から屋久島まで牧野富太郎が植物採集で訪れた地をめぐり、ゆかりの人々にきいた話や自叙伝などの資料を読み解きながら、その生涯を紹介しています。巻頭の「ゆかりの花めぐり」では、牧野が新種として発表した植物などを紹介しています。本文では牧野の破天荒で純真な人柄を伝えています。巻末には、「全国踏査・ゆかりの地マップ」やイラストを添えた「略年譜」が収録されています。
■『草を褥に:小説牧野富太郎』(大原富枝/著 小学館 2001.4)【913.6/16654N/オオ】
同郷の作家大原富枝による、牧野富太郎と妻寿衛子の生涯を描いた小説です。植物研究の業績を残した富太郎と、生活苦に陥りながらも富太郎を支え続けた寿衛子について、手紙などを紐解きながらその素顔を描いています。
■『牧野植物図鑑原図集:牧野図鑑の成立』(牧野図鑑刊行80年記念出版編集委員会/編 邑田仁/編集代表 北隆館 2020.3)【470.3/7NX/】
日本近代植物分類学研究の成果であると同時に、牧野個人の研究の集大成でもある「牧野日本植物図鑑」の成立を解説しています。牧野自身が描画した原図を紹介し、その図が描画された背景に言及したほか、牧野が信頼を寄せていた植物画家山田壽雄による原図の元になった植物画と牧野の植物画の比較を試みています。
■『牧野富太郎選集 1~5』(牧野富太郎/著 東京美術 2023.4)【470.8/1NX/1~5】
わかりやすく親しみやすい文体で書かれた植物に関する随筆を『植物一日一題』などから抜粋して収録しています。
■WEB「牧野日本植物図鑑インターネット版」(高知県立牧野植物園)
『牧野日本植物図鑑』の初版(1940)と増補版(1956)の全頁を閲覧することができます。