レファレンスサービスのご案内 上方演芸の殿堂入りの受賞者について書かれた本を知りたい
更新日:2023年6月21日
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2018年10月 »上方演芸の殿堂入りの受賞者について書かれた本を知りたい [PDFファイル/399KB]
上方演芸の殿堂入りは、大阪府立上方演芸資料館ワッハ上方が選考しているもので、今年で21回を迎えます。HPによると、「上方演芸の発展と振興に特に大きな役割を果たし、広く府民から愛し親しまれた方で、後進の目標となる方を対象に選考しています。」ということです。
(※【 】は当館請求記号)
質問:上方演芸の殿堂入りの受賞者について書かれた本を知りたい
<第1回受賞 初代桂春団治>
■『桂春団治 講談社文芸文庫』(富士正晴/[著] 講談社 2001.1)【L779.1/228N/】
明治から昭和期に独創的話術と奇行で知られ一世を風靡した落語家、春団治。その一代記を綿密な調査と多彩な資料で裏付け、書かれた評伝。
<第3回受賞 六代目笑福亭松鶴>
■『六代目 笑福亭松鶴 その芸・人・一門』(笑福亭松鶴/著 光村推古書院 1986.2)【779.1/83/】
昭和期(戦後)に活躍。豪放磊落な高座は多くのファンを魅了した。表情豊かな写真が満載。
<第6回受賞 二代目桂枝雀>
■『まるく、まぁ~るく 桂枝雀』(廓正子/著 サンケイ出版 1981.9)【779.1/41/】
師匠米朝の端正な芸とは対極の爆笑型の落語を確立。自分の芸に人一倍厳しいが、いつもニコニコ、芸と同時に人間性も愛された。海外公演「英語落語」を実施するなど、笑いに対しては貪欲であった。
<第9回受賞 横山やすし・西川きよし>
■『やすし・きよしの長い夏 大阪狂騒曲』(近藤勝重/著 新潮社 1987.8)【779.1/103/】
破天荒といわれたやすしを相手に一生懸命受けて立つきよし。縦横無尽に広がるネタは老若男女に受け入れられ東西の漫才No.1となった。きよしが第14回参議院議員通常選挙(1986年)に出馬した当時を中心に描いている。
<第11回受賞 ミヤコ蝶々・南都雄二>
■『おもろうて、やがて哀し。(ほるぷ自伝選集)』(ミヤコ蝶々/著 ほるぷ総連合 1980)【772.1/21/】
ミヤコ蝶々は南都雄二と漫才コンビを結成、夫婦となる。秋田實に才能を見出され、宝塚新芸座に参加、一躍人気者となり、「夫婦善哉」の司会者として注目を集め、マスコミの寵児となった。
<第21回受賞 かしまし娘>
■『女やもン!』(正司歌江/著 二見書房 1976)【289.1/794/】
長女の正司歌江・次女の照枝・三女の花江のトリオで「かしまし娘」としてデビュー。歌江の三味線、照枝・花江のギターの和洋混合の音楽漫才ショーで、民謡から当時の流行の音楽まで幅広く取り入れた。長女歌江の半生記。