レファレンスサービスのご案内 1867年の徳川慶喜の弟・昭武のパリ万博派遣について書かれた資料を知りたい また、随行した人々についても知りたい
更新日:2023年6月21日
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2017年10月 »1867年の徳川慶喜の弟・昭武のパリ万博派遣について書かれた資料を知りたい また、随行した人々についても知りたい [PDFファイル/424KB]
1階小説読物室前では、「大政奉還150年」に因み10月31日まで関連資料を展示しています。フランスからパリ万国博の参加を招請された将軍慶喜は、1867年これに応じ、14歳の弟昭武を自らの名代としてフランスに派遣しました。
(※【 】は当館請求記号)
質問:1867年の徳川慶喜の弟・昭武のパリ万博派遣について書かれた資料を知りたい また、随行した人々についても知りたい
徳川昭武のパリ万博派遣
■『徳川昭武幕末滞欧日記』(徳川昭武/[著] 山川出版社 1999.5)【210.59/48N/】
「昭武自身の日本文及び仏文での自筆日記」と「昭武随行団の本国幕閣宛通信を中心とした滞仏期文書」から構成されています。「第一部 徳川昭武日記」は、ヨーロッパが幕末の人々、とりわけ少年昭武の目にどのように映ったかがよくわかります。
以下の資料も数多くの史料や関連する研究書を参考として、詳しく記述されています。
■『プリンス昭武の欧州紀行:慶応3年パリ万博使節』(宮永孝/著 山川出版社 2000.3)【210.59/55N/】
■『徳川昭武:万博殿様一代記(中公新書)』(須見裕/著 中央公論社 1984.12)【L2/750/(2)】
次の資料p.164-167には、昭武のパリ万博派遣を報じるヨーロッパの新聞や洋服姿の昭武の写真が掲載されています。
■『将軍・殿様が撮った幕末明治:徳川慶喜・昭武・慶勝写真集(別冊歴史読本)』(徳川慶喜/[ほか撮影] 新人物往来社 1996.4)【210.58/95N/】
昭武に随行した人々
■『プリンス昭武の欧州紀行:慶応3年パリ万博使節』(宮永孝/著 山川出版社 2000.3)【210.59/55N/】
p.10-12には昭武に随行した人々の記述があります。以下は彼らについて書かれた資料です。
<箕作麟祥(みつくり りんしょう/あきよし)>
■『日本近代法学の祖 箕作麟祥:生誕170周年記念』(津山洋学資料館/編集 津山洋学資料館 2016.10)【289.1/7305N/ミツ】
<高松凌雲>
■『医傑凌雲:病には身分の貴賎も敵味方もない』(林洋海/著 三修社 2010.6)【289.1/5519N/タカ】
■『夜明けの雷鳴:医師高松凌雲』(吉村昭/著 文芸春秋 2000.1)【913.6/13883N/ヨシ】
<渋沢栄一>
■『渋沢栄一、パリ万国博覧会へ行く:渋沢栄一渡仏一五〇年』(渋沢栄一記念財団渋沢史料館 2017.3)【293.09/156N/】
■『徳川慶喜と渋沢栄一:最後の将軍に仕えた最後の幕臣』(安藤優一郎/著 日本経済新聞出版社 2012.5)【289.1/6062N/シブ】
<栗本鋤雲(くりもと じょうん)>
■『栗本鋤雲:大節を堅持した亡国の遺臣(ミネルヴァ日本評伝選)』(小野寺龍太/著 ミネルヴァ書房 2010.4)【289.1/5490N/クリ】
この他にも関連の資料は多数ありますので、ぜひご利用ください。