大阪府立中央図書館で、国立国会図書館が配信する「歴史的音源」をご利用いただけます。
更新日:2024年4月25日
♪デジタルで聴く明治・大正・昭和の音♪
「歴史的音源」とは
「歴史的音源」とは、歴史的音盤アーカイブ推進協議会(HiRAC※)がデジタル化した、1900年初頭から1950年頃までに国内で製造されたSP盤及び金属原盤等に収録された音楽・演説等の音源です。平成25年9月までに約5万音源がデジタル化されました。
これらの音源のうち、インターネット公開しているのが6千音源ほどであり、それら以外は、国立国会図書館または歴史的音源の配信提供に参加している図書館内で視聴できます。当館はこのサービスに参加しており、約5万音源全ての視聴が可能です。
※歴史的音盤アーカイブ推進協議会(HiRAC Historical Records Archive Promotion Conference)
歴史的・文化的資産である初期のレコード(SP盤)及び原盤の劣化、散逸等による音源の喪失を防ぐため、日本放送協会(NHK)、社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)、社団法人日本芸能実演家団体協議会(芸団協)、財団法人日本伝統文化振興財団、特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)及び一般社団法人 日本レコード協会(RIAJ)の6団体が参加して平成19(2007)年に設立された団体。
含まれる音源
落語、長唄、楽曲(ギター、琴、尺八等)、歌劇、浄瑠璃(義太夫節、清元節、常磐津節)、浪花節、歌謡曲、講演、ジャズ等、さまざまなものが含まれています。
提供元レーベルは、日本放送協会(NHK)、ビクターエンタテインメント、EMIミュージック・ジャパン、日本コロムビア、キングレコード、テイチクエンタテインメント(順不同)の6レーベルです。
利用するには
- 1.4階人文系資料室にお越しください
- カウンターで「歴史的音源」を利用したい旨を申し出てください。
- 2.利用申込書をご記入いただきます
- 原則、1時間以内のご利用です。なお、複製やダウンロードはできません。
ご利用いただける音源の例
- 『謡曲 羽衣』(ニッポンノホン、1910頃)謡:宝生九郎
- 『落語 うどんや』(コロムビア、1922)落語:柳家小さん(3代目)
- 『富岡先生(新国劇)』(ビクター、1928)原作:国木田独歩、脚色:真山青果、出演:沢田正二郎ほか
- 『演説 普通選挙について』(コロムビア、1928)(ニッポンノホン、1928)演説:尾崎行雄
- 『君恋し』(ビクター、1929)作詞:時雨音羽、作曲・編曲:佐々紅華、歌:佐藤千夜子
- 『地震の話』(ビクター、1930)講演:今村明恒(理学博士)
- 『丘を越えて』(コロムビア、1931)作詞:島田芳文、作曲:古賀政男、歌:藤山一郎
- 『大大阪地下鉄小唄』(ビクター、1933)作詞:平塚米次郎、作曲:橋本国彦、歌:筆香
- 『魔王』(ビクター、1935)作詞:ゲーテ、作曲:シューベルト、訳詞:堀内敬三、歌:四家文子
- 『新しき夜』(コロムビア、1943)作詞:サトウハチロー、作曲:服部良一、歌:李香蘭
- 『桑港のチャイナ街』(ビクター、1950)作詞:佐伯孝夫、作曲・編曲:佐々木俊一、歌:渡辺はま子
- 『乙女の祈り』(キングレコード、1960)作詞:音羽たかし、作曲:宮川泰、歌:ザ・ピーナッツ
参考ホームページ
「国立国会図書館のデジタル化資料 歴史的音源」(国立国会図書館)
※著作権・著作隣接権の保護期間が満了したものについては、上記ホームページから、どなたでも利用できます。