大阪府立図書館

English 中文 한국어 やさしいにほんご
メニューボタン
背景色:
文字サイズ:

大阪府立中央図書館蔵 塚本文庫

更新日:2025年3月29日

資料の概要

塚本勲氏から寄贈していただいた朝鮮語関係等資料コレクション。塚本勲氏が「朝鮮語大辞典」編纂の過程で収集した、朝鮮語の百科事典から文学まで多岐に渡る図書、逐次刊行物を中心に、日本語、中国語、ロシア語、その他欧米諸語の資料からなり、2002年(平成14)4月2日(火曜日)より一般公開している。歴史、言語、文学、政治、法律関係などに貴重な資料も多く、研究者をはじめ多くの方々に有益な資料として活用されている。

 図書 逐次刊行物 スライド 合計
 朝鮮語 3,942冊 3,604冊 13枚 7,559冊
 日本語 1,057冊 1,589冊 0枚 2,646冊
 欧米諸語 126冊 188冊 0枚 314冊
 ロシア語 113冊 14冊 0枚 127冊
 中国語 32冊 2冊 0枚 34冊
 計 5,270冊 5,397冊 13枚 10,680冊

寄贈者塚本勲氏のご紹介

塚本勲氏は、大阪生まれ。天王寺高校をへて、京都大学文学部言語学科卒業。同大学院博士課程終了。京都朝鮮中高級学校非常勤講師をへて、1963年(昭和38)大阪外国語大学に朝鮮語学科設置と同時に専任講師。1977年(昭和52)猪飼野朝鮮図書資料室を開設。2000年(平成12)3月大阪外国語大学を停年退官。朝鮮語、高句麗語、在日韓国・朝鮮人の言語等の研究を続けておられる。

〇朝鮮語普及活動
1977年(昭和52)、朝鮮語普及のため東大阪市小阪に「猪飼野朝鮮図書資料室」を開設。朝鮮語一日講座、朝鮮語電話講座というユニークな方法で朝鮮語普及の活動を始める。1980年(昭和55)「猪飼野朝鮮図書資料室」は、JR鶴橋駅近くの大阪市天王寺区味原に移転。その後、「いかいの朝鮮・韓国塾」「ハングル塾(つるはし)いこま」と名称を変更し、現在も朝鮮語の会話と語学学習講座が続いている。

〇『朝鮮語大辞典』全3巻の編纂
朝鮮語辞書の編纂は、学内外の多くの協力者を得、資金不足など様々な困難を辞書作りの情熱で乗り越え23年の歳月をかけて完成。1986年(昭和61)角川書店から発行された。主な著書 『朝鮮語入門』(岩波書店 1983年)、『朝鮮語大辞典』(編集主幹 角川書店 1986年)、『入門者のための朝鮮語入門』(共著 白帝社 1988年)、『ユンボギの日記』(訳書 太平出版 1965年)、『朝鮮語を考える』(白帝社 2001年)など

*「朝鮮語」という言語名は、朝鮮民族の言語の総称として塚本先生が使用される言葉使いに従いました。

主な資料

図書

朝鮮語図書

1940年代、50年代に朝鮮半島で発行された貴重な資料が多い。また、中国や日本で発行された朝鮮語の資料も含まれている。


歴史

言語・言語学関係

文学

その他

雑誌

「塚本文庫」展示会の写真 2002年(平成14)3月19日~30日 中央図書館で開催

朝鮮語と日本語による「塚本文庫展示会」案内板
案内板
「塚本文庫」展示資料
展示の様子
「朝鮮語大辞典」の初校(左上)と「朝鮮語大辞典」全3巻(角川書店)
「朝鮮語大辞典」
展示会場遠景
展示会場
PAGE TOP