俳諧一枚摺


−挨拶と披露の配り物−


《展示会・講演会ともに終了しました》

黍に鳥 俳諧一枚摺は俳諧の大衆化とともに広くおこなわれた俳人間の交流、挨拶の具でした。基本的には配りもので、一枚の料紙に句や絵を摺り込んで袋におさめられて先方に届けられました。主催者(注文主になる場合があります)がオーダーし、書肆(摺物所)が印刷を請け負っていたといいます。近年、俳諧研究の分野ではとくにこのような一枚摺を「俳諧文化資料」として注目する動きが出ています。
このたびの企画では、一枚摺への大方の理解の一助として、基礎的な事項のひとつ、俳諧一枚摺の製作工程を館蔵資料によって体系的に展示します。その中には新たな試みとして一枚摺の絵見本を豊富にご紹介します。


日時: 平成19年6月11日(月)〜6月30日(土) 入場無料
    午前10時〜午後5時  6月14日(木)、17日(日)、24日(日)は休館日
会場: 大阪府立中之島図書館 3階 文芸ホール
     地下鉄御堂筋線・京阪電車「淀屋橋」駅下車 1号出口から北東約300m




   〜 関連講演会のお知らせ 〜

   ◆「俳諧一枚摺の流行」 小林 孔氏 (大阪城南女子短期大学教授)

   ◆「一枚摺の板木」 永井 一彰氏 (奈良大学教授)

         日時: 平成19年7月7日(土)  午後1時〜午後4時30分
         会場: 大阪府立中之島図書館 3階 文芸ホール  ※定員90名



 ● 問合せ先: 大阪府立中之島図書館 大阪資料・古典籍課 ●
               TEL 06-6203-0473(直通)