平成13年度 特別展示 絵草紙に見る 近世大坂の画家 Pre-modern times osaka’s artist
更新日:2001年10月2日
近世の大坂では、新興町人の経済力を基盤に、京の公家文化・江戸の武家文化とは異なり、格式や門閥にとらわれない町人文化が花開きました。
絵画の世界においても町人たちの支持を得て、京都文化圏から独立、独自の大坂画壇を形成しました。
江戸中期頃からの出版事業や文芸・演劇等、種々の文化の隆盛は、画家たちに絵入本の挿絵や役者絵等の一枚摺物などの新しい活躍の場をもたらしました。こうした流れを積 極的にとり込むことにより大坂画壇は自由で闊達な画風を確立し、大きく飛躍しました。
当館所蔵資料のなかには、その活躍を偲ばせる作品がいくつかあります。
このたび、財団法人21世紀協会との共催により、「絵草紙に見る近世大坂の画家」と題し、展示会を開催する機会を得ました。
今回の展示が、一人でも多くの方に、大坂の文化を再認識して頂く契機となれば幸いです。


『浪花百景』より 「天満市場」(左)・「吉助牡丹盛り」(右)
【日時】 平成13年10月2日(火)~10月18日(木)
午前10時~午後5時
■休館日 10月8日(月)、9日(火)、15日(月)
【会場】 大阪府立中之島図書館 3階文芸ホール
【主催】 大阪府立中之島図書館/財団法人大阪21世紀協会