レファレンスサービスのご案内 江戸時代の東京(江戸)八丁堀の地図が見たい
更新日:2024年10月22日
大阪府立中央図書館レファレンスサービスのご案内
2024年10月 »江戸時代の東京(江戸)八丁堀の地図が見たい[PDFファイル]
「八丁堀」と言えば、時代劇・時代小説でたびたび登場する地名で、現在で言うところの東京都中央区の一部です。町方与力や同心(今で言う役人・警察官)が多く住んでいたことで有名です。
江戸時代の当時はどんな町並みだったのでしょう?
質問:江戸時代の東京(江戸)八丁堀の地図が見たい
調べ方として「切絵図」(江戸切絵図)を見るという方法があります。
(※【 】は府立図書館の請求記号)
■『国史大辞典 4 き-く』(国史大辞典編集委員会/編 吉川弘文館 1984.2)【210.03/3N/4(2)】
p.423-424「きりえず 切絵図」
「江戸時代から明治時代にかけてつくられた地図の一型式。行政上の必要や交通の発達などによって詳細な地図が必要とされるようになると、地図は次第に大型化した」
「江戸切絵図は、宝暦-安永期にはじめて作られたが、のち増訂が行われ、嘉永・安政期に近江屋板三十八枚となり、嘉永には尾張屋板の五色刷の美麗なものが刊行されて普及した」
「切絵図」を収録した資料は多くありますが、当館では特に以下の資料の判型が大きく、見やすいものになっています。
■『江戸切絵図集成』第1巻~6巻 (斎藤直成/編 中央公論社 1981~1984)【に1/1098/#】
■『江戸切絵図』(浜田義一郎/編 東京堂出版 1974)【373/127/#】
■『江戸切絵図 2 近吾堂版』(浜田義一郎/編 東京堂出版 1975)【373/127/#】
これらの本の中に「日本橋南京橋八丁堀霊岸嶋辺絵図」「本八丁堀辺之絵図」のほか、多数の江戸の切絵図が収録されています。
「切絵図」以外にも、以下の資料は様々な江戸の地図が収録されています。
■『日本近代都市変遷地図集成 [2] 5千分の1江戸-東京市街地図集成』(地図資料編纂会/編集 柏書房 1988.11)【へ2/51/#】
これ以外にも東京の古い地図を探したいというときは、東京都立図書館が作成されている「東京関係地図目録」を参照します。各資料に収録されている地図の名称も記載されており、探しやすいです。
古い地図についてのレファレンス、いかがでしたでしょうか。
こんな資料を探しているけど、探し方がわからないというときは、ぜひ、お気軽にレファレンスサービスをご利用ください!