職員の日記帳(2025年5月)
更新日:2025年5月30日
職員の日記帳(2025年5月)
もっと10代のみなさんに海外文学を届けたい! 「10代がえらぶ海外文学大賞」
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2025年

第1回「10代がえらぶ海外文学大賞」が始まっています。
翻訳家の三辺律子さん、金原瑞人さんの声かけで始まったこの賞は、「10代を主人公とする海外文学」で、かつ昨年度(2024年1月1日〜12月31日)に刊行された海外(翻訳)文学(グラフィックノベル〔まんが〕、絵本含む)が対象です。
ただし、選考委員が翻訳したものは対象外とします(帯/解説のみならOK)。

選考委員の一人である越前 敏弥さんのYouTubeでこちらの賞の紹介をされているのですが、そのYoutubeの中で僕が印象的だった内容を少し紹介させて頂きます。
海外文学の賞は他にも「海外文学翻訳大賞」や「本屋大賞」があり、第一回海外文学翻訳大賞には韓国文学の『カステラ』(パク・ミンギュ/著 ヒョン・ジェフン/訳 斎藤真理子/訳 クレイン 2014.4)が輝きました。Youtubeではそれに関わるエピソードが紹介されていました。
翻訳家である斎藤真理子さんは、この『カステラ』に出会わなければ、翻訳家にはなっていなかったとまでおっしゃられていたそうです。
時に一冊の本が、誰かの人生に大きな影響を与えるのだと感じて、大変印象的でした。
恥ずかしながら、僕は『カステラ』を知らなかったのですが、そのお話を聞いて、どうしても読みたくなりました。早速当館のweb-OPACで確認したところ、見つかりました。
ラッキーなことに予約はなし。すぐに借りることができました^_^
気になった海外文学作品は、当館で読むこともできます。
第1次投票は終わっていますが、ノミネート作品の発表は7月、第2次投票は9月中だそうです。皆さん、是非本を読んで投票しましょう!
「10代がえらぶ海外文学大賞」公式HP(2025/5/15現在)
第1回「10代がえらぶ海外文学大賞」おもな対象作品 [PDF形式:881KB] (2025/5/15現在)