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大阪府立中央図書館 国際児童文学館「特別研究者」 平成27年度(試行)の成果報告について

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更新日:2018年9月16日


平成27年4月1日から平成28年3月31日までの1年間にかけて試行実施した特別研究者の研究成果をご報告します。

個人

名前 所属団体(当時) 研究テーマ 発表方法等 発表の概要
石川純子 京都大学 Interactive storytelling(児童との対話型お話会)の可能性、絵本を用いたドラマ教育 発表方法:有志によるVygotsky研究会(京都大学にて)ラウンドテーブル(発表年月:2016年8月23日)発表タイトル:Interactive storytelling(対話型お話会)の可能性〜日本における少数民族の絵本から〜 日本における少数民族、アイヌや沖縄の主に現存する絵本を使用したドラマ教育の可能性を探った。中でも、お話会(ストーリー・テリング)の手法の1つであるInteractive storytellingでの可能性の考察を行った。筆者は発表を通じて、社会的包摂活動としてのドラマ教育実践の重要性を論じた。
菊間史織 日本音楽学会日本ロシア文学会 ソ連の児童文化と芸術作品 発表方法:論文
『大阪国際児童文学振興財団研究紀要』第29号(発表年月:2016年3月31日)発表タイトル:プロコフィエフ《ピーターと狼》の「ソ連的おとぎ話」としての一断面
《ピーターと狼》の台本と音楽を分析し、狼はヨーロッパやロシアの昔話の文脈の担い手として、ピーターは「ソ連的おとぎ話」の担い手として作用していることを明らかにした。同時代の「ソ連的おとぎ話」の例として『小さいお城』、『赤ずきん』、《金の鍵》、《音楽家ヴォロージャ》といった作品もあわせて検討した。
松下春華 京都外国語大学 イソップ(比較文化) 発表方法:論文
「京都外国語大学 卒業論文」(発表年月:2015年12月18日)発表タイトル:西洋と東洋における動物譚の違い
-イソップ寓話と伊曾保物語、『寓話』と訓蒙画解集-
イソップ寓話や伊曾保物語等を用いて、西洋と東洋における動物譚と、その動物のイメージの違いを比較した。比較をした結果、大きな違いは見られなかったが、言い回しや教訓に対する解釈の違いは見受けられた。また、西洋の動物譚には宗教的な意味合いが絡んでいることが明らかになった。
楊汝賢 NPO日中文化研究センター 日本児童文学史、日中児童文学交流史 発表方法:中国児童文学研究誌への掲載
『児童文学信息』<74>(発表年月:2017年4月30日)発表タイトル:新生の国際児童文学館
国際児童文学館の変遷、現状及び未来のあり方については様々の見方や意見があるが、本文はなるべく客観的な視点から未来志向で児童文学館の現状について検証した。

グループ

  • グループ名:物語構造と受容反応の研究
  • メンバー:代表者 畠山兆子(梅花女子大学)、松山雅子(大阪教育大学)、羽田潤(兵庫教育大学) ※所属団体(当時
  • 研究テーマ:物語構造と受容反応の研究
発表内容
発表タイトル 発表方法等 発表の概要
アニメ化されたゲームの物語研究 物語表現形態としてのメディアの研究方法をさぐる 発表方法:学会発表・シンポジウム
「第54回日本児童文学学会」(発表年月:2015年11月8日)発表者:畠山兆子、松山雅子、羽田潤
畠山兆子 「社会文化的なアプローチからのアニメーション番組の研究」松山雅子 「『カードファイト‼ヴァンガード』を手がかりに」羽田潤「展開型メディアミックスとしての『遊☆戯☆王』」
アニメ化されたゲームの物語研究-展開型メディアミックスとしての『遊☆戯☆王』 発表方法:論文
『国語教育学研究誌』第29号(発表年月:2016年3月)発表者:羽田潤
学会発表「展開型メディアミックスとしての『遊☆戯☆王』」の内容を文章化したもの。
カードバトルマンガ『遊☆戯☆王』の作品研究 発表方法:論文
『国語と教育』第41号(発表年月:2016年3月)発表者:羽田潤
学会発表「展開型メディアミックスとしての『遊☆戯☆王』」のために「週刊少年ジャンプ」掲載マンガについて考察したもの。
アニメ化されたゲームの物語研究-「カードファイト‼ヴァンガードを手がかりに 発表方法:論文
『国語教育学研究誌』第29号(発表年月:2016年3月)発表者:松山雅子
学会発表 「『カードファイト‼ヴァンガード』を手がかりに」を文章化したもの。
「カードファイト‼ヴァンガード」の映像表現を特徴を分析している。
アニメ化されたゲームの物語研究-『ポケットモンスター』の場合 発表方法:論文
『国語教育学研究誌』第29号(発表年月:2016年3月)発表者:畠山兆子、松山雅子
ポケットモンスター」のゲーム、カードゲーム、アニメにおける補完関係を分析したもの。


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