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第15回大阪資料・古典籍室1小展示
平成9年11月18日(火)〜平成10年1月9日(金)


新春を彩る大阪の玩具絵




「新春を彩る大阪の玩具絵」展示外観

 今ではもう鑑賞用として創られている「郷土玩具」ですが、その昔は、こどもの玩び物(真の意味での「郷土玩具」)として親しまれていました。「郷土玩具」は、その地方や地域での祭礼・伝説・風俗を題材としたものが多く、こどもだけでなく大人にとっても親しみ深いものだったのではないでしょうか。

 「郷土玩具」の廃れていくのを惜しみ、収集しては絵に描き残した画家、川崎巨泉氏の『おもちゃ画譜』『玩具帖』等にある「玩具絵」のうち、新春の大阪の行事にちなむものを展示してみました。

 また、平成十年は‘虎年’ですので、11月の神農さんの虎と共に虎の「玩具絵」も並べてみました。張り子の虎は、大阪でも職人さんがひとつひとつ手作りしている残存する玩具(おもちゃ)のひとつです。

 展示資料は以下の資料より

「巨泉玩具帖」(自筆)「玩具帖」(自筆)「おもちゃ画譜」「おもちゃ箱」    いずれも川崎巨泉の作品集
「うないのとも」   清水仁兵衛編
「日本玩具集」    児童用品研究会編


川崎巨泉(かわさき きょせん)
  明治十年、堺に生まれる。昭和十七年九月逝去。浮世絵師中井芳瀧の門下。
  「人魚洞」と号す。「郷土玩具」の収集と調査に力をいれ、数千種を描いている。
  自筆画帖は「人魚洞文庫」として当館に所蔵(甲雑41)。
  (人魚洞文庫データベース)