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大阪府立中央図書館 国際児童文学館 「しろちゃんくろちゃん」

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更新日:2013年11月1日


『しろちゃんくろちゃん』
(出版年不明 みどり社) 芳賀まさを:著 みどり社のかわり絵2 縦26cm×横9cm 価格記載なし

表紙 内容

マンガ家・芳賀まさを(1905-1965)の絵によるしかけマンガ絵本。子どもの本におけるしかけの種類は実に多種多様であり、その歴史は江戸時代にまで遡る。その頃に存在したおもちゃ絵の一種に「畳み変わり絵」がある。折られた絵を開いたり折り畳むことにより、さまざまな異なった絵が表れるもので、縁日や露店、書店などで売られ人気を博したという。

その流れを汲むのが本書で、縦長にして横に短い独特の版型を持ち、上段・中断・下段を3分割する切り込みが入っているのが特徴(表紙写真参照)。読者は中央から両端に向けて、折られた本書を開いていくと、正面には常に違った絵が表れるという仕組み。戻すときは、逆に外側から内側に折り畳んでいく。

物語は、鷲にさらわれた犬のしろちゃんを、クロちゃんがもぐらや蟹と助け出す冒険もの。発行元のみどり社は、戦後まもない時期にマンガなどを出していた出版社。本書広告に同シリーズとして島田啓三『コロコロ豆仙人』や宮尾しげを『一休さん』など5作が掲載されているが、出版されたかどうかは不明。


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