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大阪府立中央図書館 国際児童文学館 「みつこしタイムス」

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更新日:2013年11月1日


『みつこしタイムス』
(笠原健一:発行兼編集、三越呉服店)7巻7号(明治42年6月)~9巻7号(明治44年7月)計13冊(一部欠号あり)
縦23cm×横16cm  1冊18銭(のち非売品)

表紙 写真ページ
内容1 内容2

三越呉服店の通信販売を兼ねたPR誌。

明治30年代以降、子どもや子どもを取り巻く教育や文化に社会的関心が高まり、子どもの玩具をはじめとする生活用品に注目が集まるようになる。そんななか、三越は当時形成されつつあった都市中産階級の子どもを新たな消費者として認識。児童文化の発展・向上をも目的に、明治41年に「小児部」、翌年には新購買層に向けての商品を充実すべく、玩具や子どもの生活用品を研究する「児童用品研究会」を立ち上げた。この研究会には明治期の児童文学を牽引した巌谷小波、児童心理学者として知られる高島平三郎らが参加、その成果を社会還元する場として児童博覧会を企画・開催した。

本書には、こうした三越の児童文化活動の記録が掲載されており、資料として貴重である。既にメディア史や広告、教育、児童史など幅広い分野で取り上げられている同書だが、これまでその全貌の把握が困難であった。当館入手分により、その空白を一部埋めることができたものと思われる。


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