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大阪府立中央図書館 国際児童文学館 「アサヒコドモノカイ コドモの本」

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更新日:2015年11月28日

『アサヒコドモノカイ コドモの本』
(高瀬嘉男:編修 朝日新聞社会事業団コドモの本編輯部) 第5巻第9号(昭和10年9月1日)、第5巻12号(昭和10年12月1日)  縦27cm×横20cm 定価10銭

コドモの本5(9) コドモの本5(12)

月刊児童雑誌。本誌第1巻第1号が未発見のため、具体的な創刊時期は不明(昭和6~7年創刊と推定される)。当館で所蔵している最初期巻号(2巻1号)は昭和7年3月20日発行。このときは『アサヒカイカン コドモの本』(大阪朝日新聞社・朝日会館内アサヒ・コドモの会:発行)であった。

内容は、童話、詩、イベント紹介、漫画、綴り方など。特に、同社社会事業団の児童文化事業(全国6か所の「アサヒ・コドモの会」の報告など)を多く紹介、掲載した。

編集は、いずれも大阪朝日新聞に関わった高尾亮雄(筆名:楓蔭)や高瀬嘉男(筆名:無絃)。高尾は関西の初期社会主義演劇やエスペラント運動に従事し、その後児童文化へ転じた演劇家・ジャーナリスト。巌谷小波らとも交流しながら大阪お伽倶楽部を主宰して子ども向けイベントを多く手がけ、宝塚少女歌劇団の前身「宝塚唱歌隊」の初代振付師としても知られる。高瀬は、大阪朝日新聞記者として同紙童話欄の他に「アサヒ・コドモの会」を担当し、同新聞社の子ども向け文化事業としてこの分野に関わるようになる。プロレタリア系、あるいはキリスト教系の雑誌などに多くの創作や翻訳、評論を書いた。

本誌は終刊も不明で、これまで5巻9号までは確認されてきたが、このほど入手した5巻12号により、少なくとも昭和10年末までは発行されていることが明らかとなった。

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