前身の大阪府立国際児童文学館（昭和59（1984）年設立）は、児童文学研究者・鳥越信さんの12万点に及ぶ児童文学コレクションの寄贈を元に、国内初の児童書専門図書館として吹田の万博跡地に開館した。大阪府「財政再建プログラム(案)」に基づき、平成22（2010）年3月末、施設は廃止となり、70万点の資料と機能を大阪府立中央図書館が引き継ぎ、平成22（2010）年5月より中央図書館でリニューアルオープンした。

府立中央図書館への移転が決定した段階から、大阪府教育庁市町村教育室地域教育振興課、府立中央図書館、一般財団法人大阪国際児童文学振興財団の三者で協力し、府立中央図書館国際児童文学館の円滑な運営及び資料の収集、整理、保存、活用等に努めている。
さらに府立中央図書館こども資料室と連携して「子どもの読書支援センター」、「児童文化の総合資料センター」の機能を推進・強化していくことになった。

国際児童文学館の運営方針
平成２１年２月府議会における、附帯決議
一 国際児童文学館設立時の趣旨に沿い、引き続き資料を収集、保存、活用すること
一 これまで国際児童文学館において培われてきた「子どもの読書支援センター」並びに「児童文化の総合資料センター」としての機能を引き継ぐこと
一 府立中央図書館において引き継がれた機能が、府民・利用者に、明確に分かるよう区分した対応に努めること

新刊コーナー：直近1年間に出版された児童書がいつでも閲覧できる

室内トピック展示：イベントなどに関連してミニ展示を行っている