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レファレンスサービスのご案内 辞書を作った人や作る過程について知りたい

更新日:2023年6月21日


大阪府立中央図書館レファレンスサービスのご案内
2021年10月 »辞書を作った人や作る過程について知りたい [PDFファイル/409KB]

10月16日は「辞書の日(Dictionary Day)」です。アメリカの辞書製作者ノア・ウェブスター(Noah Webster, 1758-1843)の生誕を記念して、制定されました。辞書の出版社は、この日を中心にイベントを開催します。今回は辞書に関する資料をご紹介します。

(※【】は当館請求記号)

質問:辞書を作った人や作る過程について知りたい

​■『青表紙の奇蹟:ウェブスター大辞典の誕生と歴史』(稲村松雄/著 桐原書店 1984.10)【292.8/377/#】

アメリカ人にとって、「ウェブスター」という語は「辞書」と同義語です。ウェブスターは全く一個人の筆と財力で見出し語7万に及ぶ「大辞典」を完成しました。日本の辞書との関わりなども書かれており、興味深い資料です。

■『ジョンソン博士の『英語辞典』:世界を定義した本の誕生』(ヘンリー・ヒッチングズ/[著] 田中京子/訳 みすず書房 2007.12)【833/178N/】

1755年4月15日、イギリス最初の巨大な英語辞典がサミュエル・ジョンソンにより出版されました。ジョンソンについては、ジェイムズ・ボズウェルの『サミュエル・ジョンソン伝 1 2 3』という有名な伝記がありますが、本書の著者はボズウェルとは別の視点から辞書風に項目を立ててジョンソンへのアプローチをしています。気になった方は、『サミュエル・ジョンソン伝』(3分冊)にも挑戦してみて下さい。

■『広辞苑はなぜ生まれたか:新村出の生きた軌跡』(新村恭/著 世界思想社 2017.8)【289.1/7433N/シン】

著者は、日本の「国民的辞書」広辞苑の編者、新村出の孫です。本書では新村出の生涯を綴る中から、その前身となった『辞苑』を経ての『広辞苑』生成までの過程を独立した形で記しています。そこに、20歳で祖父を見送った著者からの、祖父への思いを読み取ることができます。

■『日本人の知らない日本一の国語辞典(小学館新書204)』(松井栄一/著 小学館 2014.4)【813.1/102N/】

日本最大の国語辞典『日本国語大辞典』。初版は全20巻、第二版は全13巻と別巻からなり、完結までに15年の月日を費やしています。その収録語数は50万を超えているまさに世界に誇る“日本一の国語辞典”です。

この辞典の編集に長く携わった著者が、初版ができるまでの経緯、その試行錯誤と紆余曲折、なお残っている課題などを記しています。

■『辞書になった男:ケンボー先生と山田先生』(佐々木健一/著 文藝春秋 2014.2)【813.1/103N/】

それまで、1冊の辞書(『明解国語辞典』)を共に作ってきた東大の同級生の二人はなぜ決別したのか?圧倒的なシェアを誇った中学生向けの国語辞書『三省堂国語辞典』を作った見坊豪紀とそれまでの常識を覆すユニークな語釈や用例を記した“辞書界の革命児”『新明解国語辞典』を作った山田忠雄。昭和辞書史上最大の謎がいま、解き明かされます。

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