ヤングアダルトYA!YA!YA!119号
更新日:2023年11月16日
ヤングアダルトYA!YA!YA!119号
学生さんのおすすめ
『「空気」を読んでも従わない 生き苦しさからラクになる(岩波ジュニア新書)』
鴻上尚史/著 岩波書店 2019.4 L1J/5NX
「本音と建前」という言葉があるように、日常生活で何かと本音を隠して周りの空気を読んでいませんか?
絶対的な「空気」も、実は簡単に変化させることができます。
この本は、その方法をいくつか紹介しています。読むと生きるのが少し楽になる1冊です。
木村悦子/執筆 北澤功/監修 ベレ出版 2017.9 481.1/54N/YA
テレビや本で見かける動物たち、あなたは見分けられますか?
例えば、ピューマとチーターとヒョウとジャガー、柄を見てどの模様が誰の模様か当てられるでしょうか。
陸の生き物だけでなく、海や水辺の生き物、虫の違いも紹介されています。
分かりそうで分からない、そんなモヤモヤをきっと解消してくれます。
青谷真未/著 早川書房 2020.4 L913.6/2230NX/アオ
読書嫌いな浩二は同じクラスの図書委員、蛍と図書新聞の復活を任されることに。
最初は乗り気でなかった浩二だが、蛍と出会うことで読書への想いが少しずつ変化していく。
そして、図書新聞の作成をきっかけに2人は学校に潜む様々な謎を解き明かすことに。
「読書の大切さ」を改めて感じることができる1冊。
辻村深月/著 ポプラ社 2017.5 913.6/47132N/ツジ
学校での出来事がきっかけで不登校になり、家に閉じこもっていたこころ。
ある日突然、部屋の鏡が光り始める。
鏡をくぐり抜けると、そこには城のような不思議な空間が広がり、こころと似た境遇の6人の子どもたちがいた。
彼らは何故出会い、どう影響し合っていくのか。
点と点が線になった時、あなたはきっと最初から読み返したくなる。
森見登美彦/著 小学館 2016.10 913.6/46437N/モリ
十年前の鞍馬の火祭で失踪した長谷川さんを忘れられず、十年振りに鞍馬に集まった主人公たち。
そこで旅先の不思議な体験を語るうちに、自分たちが皆、旅先で岸田道生の「夜行」という絵画を見たことを知ります。
長谷川さんはどこに消えたのか。「夜行」とは一体何なのか。
不思議で少し怖く、それでいて繰り返し読みたいと思う作品です。