図書館の本の種類
更新日:2023年10月28日
図書館の本の種類
図書館にはどんな本がある?
図書館にはたくさんの本があります。
ここではそんな無数の本の中にどんな本があるのかをちょっとだけ紹介します。
単行本
単行本とは、雑誌や全集と違って一冊だけを単独で刊行した本のことです。書店や図書館の本はこの単行本が大部分を占めているため、本と言えばこの単行本を思い浮かべる方も多いでしょう。
文庫本
文庫本はA6判(105ミリ×148ミリ) の小型双書。1927年に岩波書店がドイツのレクラム世界文庫にならって岩波文庫を創刊したのがその起源だそうです。
小型で持ち歩きに便利なので、本を読むなら文庫が良い、という方も多いのではないでしょうか?
絵本
絵本は文字通り、絵を主体にした本のことです。
こども向きの作品がほとんどですが、大人が読んで楽しい本もたくさんあるので、息抜きがてら読んでみてはいかがでしょうか?
写真集
写真集は文字通り写真を集めた本です。人物、風景、スナップ、記録写真など、一口に写真集といってもその内容は様々。インターネットで手軽に写真を見られる現代だからこそ、重く大きな写真集を眺めるのは贅沢な時間だと言えるのではないでしょうか。
参考図書
参考図書は辞書や図鑑など、調べものに使うための本です。
普通の本は最初から終わりまで通して読みますが、参考図書は知りたい部分だけを読んで使います。そのため多くの資料では索引を設けたり、あいうえお順に項目を並べたりして必要な情報が見つけやすいように工夫されています。
なるべく多くの人に使ってもらうため、貸し出しをしていません。
雑誌
みなさんにも身近な雑誌は、同じタイトルで巻数などだけを変えて出版され続ける本です。また、一人の作者だけで作るのではなく複数の作者が記事や論文を書き、それを集めて一冊の本にしていることも特徴です。
通常の本より短い間隔で出版されるため、最新の情報や研究成果を入手するのに向いています。
新聞
新聞は最新の情報を入手するのに便利な資料です。
紙面は主にその日の最新のニュースで構成されており、社会の動きや主要な出来事を手軽に知ることができます。
また古くなった新聞はその当時の出来事をピンポイントで知ることができる貴重な史料にもなります。
確かに、即時性はWebニュースに劣りますが、それでも人間社会を知るうえで重要な資料です。
ちなみに、みなさんがいつも目にする新聞とは違う、縮刷版というその名の通り小さく印刷して本にしたものや、電子データに収めたものもあります。
オンラインDB(データベース)
図書館で利用できるのは紙の本だけではありません。
オンラインDBと呼ばれるインターネットを通じてアクセスできる、電子データを集め、探しやすくしたものも利用することもできます。
一口にオンラインDBと言っても種類は様々。貴重な古典資料を閲覧できる『国立国会図書館デジタルアーカイブ』や、たくさんの辞書や百科事典を一度に引くことができる『ジャパンナレッジ』など、便利で面白いコンテンツがそろっています。
絶版本
絶版本とは、簡単に言えば本屋さんで買えなくなった貴重な 本のことです。貴重な本なので、インターネットや古書店で買おうとすると結構な値段がついている場合があります。このような入手しづらい本でも、長年本を収取集してきた図書館であれば持っている場合があるので、あきらめる前に一度相談してみましょう。