ヤングアダルトYA!YA!YA!117号
更新日:2023年11月16日
ヤングアダルトYA!YA!YA!117号
school!
瀬尾まいこ/著 KADOKAWA 2006.7 913.6/29895N/セオ
「私は先生に教室に行こうよって言ってほしい。ちゃんと学校に来いよって言ってほしい」
学校に行って、教室で勉強する。そんな“当たり前”を守るため、主人公みちるは荒れていく教室を立て直していきます。
元教師の作者が描く、重いけれど温かいストーリーに心が震えます。
藤野千夜/作 理論社 2016.12 J913/15430N/フ
文化祭が三年に一度という高校での思い出づくりに、ホームメイキング同好会を作ることになった高1の亜矢。
パウンドケーキの試作、クラブTシャツ作成、買い出しと、盛り上がっていく亜矢たち。
「性別で簡単に否定されるのはつまらない」と話す親友の三上君、陸上部のエース神林など個性豊かな友人たちも魅力的です。
降田天/著 宝島社 2015.1 913.6/43924N/フル
第13回「このミステリーがすごい!」大賞の大賞受賞作。
片田舎の小学校で引き起こされた激しい権力闘争から巻き起こる、一つの大きな事件について二部構成で書かれます。
一つ一つの描写がとても丁寧ですごく引き込まれ、その先に待っているとんでもないどんでん返しにきっと衝撃を受ける忘れられない一冊です。
義家弘介/著 光文社 2003.5 289.1/3813N/ヨシ
皆さんには“恩師”と呼べる人はいますか?この本は文部科学副大臣も務めた、義家弘介さん自身の不良少年時代の話です。あることで高校を退学してしまった彼に、手を差し伸べてくれたのは北海道の小さな私立高校でした。
そこで出会った一人の教師により、彼の人生が変わり始めます。
人生について考えさせられるおすすめの一冊です。
日比野恭三/文 田中夕子/文 青木美帆/文 ポプラ社 2020.2 J375/7NX
このシリーズでは運動部を中心に、様々な部活動で頑張る中高生たちに実際に起こったことや、彼らが成し遂げたことがショートストーリーの形で書かれています。
自分の部活から読んでも良いし、他の部の話に思わず共感することも。
派手な活躍ばかりが書かれている訳ではありませんが、ひたむきな誰かの姿に前向きになれます。