ヤングアダルトYA!YA!YA!113号
更新日:2023年11月16日
ヤングアダルトYA!YA!YA!113号
アオハルについて本気出して考えてみた
『虫ぎらいはなおるかな?(世界をカエル 10代からの羅針)』
金井真紀/文と絵 理論社 2019.5 486/14NX
怖いから、気持ち悪いからと、小さいころは好きだったのにいつの間にかきらいになってしまう虫。
虫ぎらい歴40年余りの著者が、虫と関わる仕事をしている人を訪ね、虫ぎらい克服に挑戦します。
いつきらいになるのか、好きときらいの分岐点はどこか。一緒に「きらい」に向き合ってみませんか。
朝井リョウ/著 集英社 2010.2 913.6/35692N/アサ
桐島君はバレー部のキャプテンを突然やめたきり登場せず、周りにいる同級生5人のリアルな日常が描かれていきます。いわゆる「スクールカースト」の上下とか、恋とか進路とか。いろいろ悩んで、もやもやして、カッコつけて…何かに夢中なヤツほどまぶしく輝き、そして、どんな青春にも陰がある。
映画化もされた著者20歳の時のデビュー作。
宮部みゆき/著 KADOKAWA 2003.3 913.6/23095N/ミヤ
小学生の主人公が異世界へ飛ばされ、冒険し、成長していく…これだけだとよくある「異世界もの」のようです。
けれど、主人公のドロドロとした家族関係や、冒険で成長した主人公の振る舞いが、現実の中でどう変わっていくかがリアルに描写されていて、他にはない面白さのある作品です。
はらだみずき/著 KADOKAWA 2019.5 913.6/616NX/ハラ
高校3年生の武井遼介は悩んでいた。インターハイでチームは敗退。引退して、学業に集中するのか。それとも、レギュラーではないが、残留して最後までサッカーを続けるか。チームもまとまらない中、遼介の出した答えは。
高校3年生の部活、一つのドラマがここにありました。
あぶみあさき/著 かもがわ出版 2020.5 312.3/24NX
環境活動家グレタさんを生み出した北欧は、政治腐敗が少なく、皆が平等で、安全を感じる社会環境が整っています。
日本では若者の参加率が低い政治も身近で、参加することで社会を変えられる実感があるのだそうです。
ひとりひとりを大切にする、平等な社会の実現のための課題がわかる一冊。