ヤングアダルトYA!YA!YA!105号
更新日:2023年11月16日
ヤングアダルトYA!YA!YA!105号
少し時間が出来る冬休み―
今回はお休み中に読んでほしい本を集めました。
ウィリアム・グリル/作 千葉茂樹/訳 岩波書店 2017.9 E2/2100N/グ
シートン動物記に収められている「狼王ロボ」を下地にした絵本。
博物学者でハンターでもあったシートンは、アメリカのカランポー地方で暴れるオオカミ、ロボの狩猟を依頼された。しかしロボは頭がよく、どんな罠にもかからない。そこでシートンはロボが愛する雌オオカミのブランカに目をつける――絵本だからと読まないのはもったいない!という作品です。
ラフカディオ・ハーン/作 平井呈一/訳 岩波書店 1965.9 L11/564N
小泉八雲という名前で知られるハーンは、日本の文化や物語を英語で本にまとめ、海外へと紹介していました。
その内の一冊を日本語に訳したものが本書です。タイトルの通り、その大半が怖い話で、日本の古典を基に創作した再話文学と呼ばれるものです。
暖かい部屋の中で、ゾクゾクしながら読むのも冬の楽しみとしてオススメです。
『神社の解剖図鑑 [1] 日本各地の神様とご利益がマルわかり』
米澤貴紀/著 エクスナレッジ 2016.1 175.9/417N
パワースポットや御朱印集めでも近年注目されている神社。でも、そもそも神社ってどんなところだろう?
この本では、全国の様々な神社を例に挙げ、鳥居や本殿などの建築、神社の歴史、神話との関わり、ご利益などなど、豊富なイラストで魅力をとてもわかりやすく紹介しています。
第2巻も発行されているので、合わせて読めばさらに理解が深まります。
谷川俊太郎/著 ナナロク社 2018.1 911.52/720N/タニ
谷川俊太郎さんを知っていますか?谷川さんは「カムチャツカの若者が……」で始まる詩「朝のリレー」の作者であり、絵本『スイミー』の翻訳者でもあります。この本には谷川さんの写真、俳句、詩などが載っています。たくさんの作品がある谷川さんは、こんな人。どのページを読んでも味わいがあります。
大友博/編著 西田浩/編著 中央公論新社 2008.1 764.7/1087N/
「洋楽や海外のロックってかっこいいけど、難しそう。」「何から聞けばいいの?」そんな人の指針になるのがこの一冊。海外ロックの歴史を追いながら、押さえておきたいアルバムがしっかりわかります。
様々な音楽アプリで名盤・名曲が手軽に聴ける昨今、本書を案内に往年の名曲を楽しんでみませんか?