『カレー語辞典：カレーにまつわる言葉をイラストと豆知識でピリリと読み解く』

オカタオカ/絵　加来翔太郎/監修　誠文堂新光社　2016.8　596/1698N​​

1冊まるごとカレーの本です。イラスト付きで、カレーに関する知識が楽しく学べ、カレーの歴史も見開き２枚ほどにまとめられています。あいうえお順でカレー用語が並べられていますが、中には「タモリカレー」なる項目まで。
タモリカレーって何？気になる！という方も、知ってる！という方も、ぜひ読んでみてください。

『人生の短さについて：他2篇（光文社古典新訳文庫）』

セネカ／著　中澤務/訳　光文社　2017.3　L131.5/26N​

哲学者セネカが知り合いにあてた手紙形式の内容になっています。こんな手紙、友達からもらったら「あの子、どないしたんやろ」と一瞬思うけど、読むにつれて時間の過ごし方について考えてしまいそうです。
人生の長さを決めるのは自分次第。セネカによる生き方の本質に迫るアドバイスは、2000年たった今でも共感できる普遍的な内容です。

『チア☆ダン：「女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話」の真実』

円山夢久/著　ＫＡＤＯＫＡＷＡ    2017.1　781.4/68N

福井県の高校で五十嵐先生がチアリーダー部「JETS」を作り、アメリカ大会で優勝するまでを赤裸々に描いたノンフィクション。決してカリスマ教師ではない五十嵐先生が、厳しい指導で生徒たちと衝突しすれ違いながら、それでも残ったメンバーと一緒に大きな夢を追いかけていきます。
当時の様子を振り返った生徒たちのコメントも載っています。

『アレグロ・ラガッツァ』

あさのあつこ/著　朝日新聞出版　2016.10　913.6/46398N/アサ​

美由は、中学で吹奏楽部に入り、楽しい中学生活をスタートさせますが、「本気で吹奏楽やってんの？」と親友の愛沙に言われ退部します。高校生となった美由は、高校でも吹奏楽を続けたい菰池君に、ちっびこ天才ドラマーだった久樹さん勧誘の仲介を頼まれます。
「本気ってなに？」「協調とか、調和ってなに？」を考えさせられる1冊です。

『「今、ここ」から考える社会学（ちくまプリマー新書）』

好井裕明/著　筑摩書房　2017.1　J361/55N​

スマホでの友人とのコミュニケーション、ジェンダーや障がいによる人それぞれのちがい、らしさetc.
日常の身近なトピックを用いて多様な「他者」を理解し、「自己」を捉え、普段当たり前に思っている「社会」をあらためて考えます。導入に代表的な学者の紹介もあり、社会学の基本書として読み進めることができます。